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ドラマ・シネマローグ

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日本のドラマ・映画を中心に感想と思ったこと考えたこと。
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#読書感想文

ドラマ「すべて忘れてしまうから」〜夢見る頃を過ぎても

ドラマ「すべて忘れてしまうから」〜夢見る頃を過ぎても

ミステリー作家のM(阿部寛さん)は、日頃から、行きつけのバーや喫茶店(見栄晴さんがマスター)を書斎代わりとして執筆している。
ある夜バーに、失踪した恋人F(尾野真千子さん)の姉だと名乗る、右目に眼帯をした謎の女(酒井美紀さん)が現れ、自分も受け取れるはずだった祖母(草笛光子さん)の遺産を独り占めした妹の代わりに、内縁関係と言っていいあなたが払って!と、金を要求される。
正体不明の女からのそんなムチ

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小説・映画「こちらあみ子」今村夏子~無垢な歪さと世界の軋み

小説・映画「こちらあみ子」今村夏子~無垢な歪さと世界の軋み

今村夏子さんのデビュー作である「こちらあみ子」を読み終わり、何と表現したらいいのか…言葉に出来ないような感情が次々と湧き上がってきた。

これは映像の方も観てみたいと思い、急いで映画の方も観た。
あみ子役の大沢一菜ちゃんの目力のある表情がすごく良い。これが初めての演技とは思えないくらい自然にあみ子になりきっていた。「誰も知らない」でデビュー時の柳楽優弥くんを彷彿とさせた。
父役の井浦新さんが舞台挨

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柳田邦男 「犠牲 わが息子・脳死の11日」〜映画「サクリファイス」 アンドレイ・タルコフスキー

柳田邦男 「犠牲 わが息子・脳死の11日」〜映画「サクリファイス」 アンドレイ・タルコフスキー

自分の年齢的なこともあるのか、最近は生と死について考えることが増え、それに関する本を読むことも多くなってきた。
そんな中で出会ったのが、柳田邦男「犠牲 わが息子・脳死の11日」だ。
それまで柳田邦男氏の名前は知っていても、著書を読んだことはなかった。
本書は柳田氏の次男・洋二郎さんの記録だ。
洋二郎さんは25歳の時に自死を試み、その後、脳死となり亡くなっている。
ショッキングな題材ではあるが、洋二

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ドラマ・小説「空白を満たしなさい」

ドラマ・小説「空白を満たしなさい」

3年前に会社の屋上から転落死したはずの徹生(柄本佑さん)は、ある日突然に生き返り家族の前に姿を現す。
徹生のような生き返りは世界中で何人もいることが分かっており、彼らは"復生者"と呼ばれている。
誰にでも平等にあるのは "生も死も一度だけ" という前提を覆す "復生者"の存在は、人々から恐れられ忌み嫌われ、差別されるようになる。

"一度死んだ人間が蘇る" ということは手放しで喜べることばかりでは

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映画「おらおらでひとりいぐも」〜老いと孤独の先に

映画「おらおらでひとりいぐも」〜老いと孤独の先に

映画『おらおらでひとりいぐも』を観た。

沖田修一監督の作品は、前作『モリのいる場所』が、こちらの国のアジア映画祭で上映されたのでスクリーンで観た。
画家の熊谷守一を演じた山崎努さんと樹木希林さんの老夫婦がとても良かった。

『おらおらでひとりいぐも』の方も、75歳の老女、日高桃子が主人公だ。

冒頭、壮大な地球創生がアニメで描かれ、ジュラシックパークのような世界が展開し、他の作品と間違えたかと思

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「太陽の子」 ~君死にたまふことなかれ

「太陽の子」 ~君死にたまふことなかれ

映画版『太陽の子』が公開された。春馬くんの出演した最後の作品公開。
もうこれで、続きの春馬くんも、新しい春馬くんも、観られない…そう思うと気持ちが乱れてしまう。
この作品は最初に映画が完成し、そこから編集したものがドラマ版だということを知った。海外在住の私は当分映画の方は観られないが、ドラマ版を観た後に読んだノベライズでは、映像ではあまりはっきりと表されていなかった登場人物の心情やエピソードも詳し

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