モリのおかしな幸福論
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親のせいにするなという言葉について
アダルトチルドレン、毒親育ちだと言うと「親のせいにするな」と言われてしまうことがある。
アダルトチルドレンの中には自分でも、今の生きづらさを親のせいにしてしまっているのではないかと思っている方もいます。
ただ、実はアダルトチルドレンが幼少期に体験する逆境的体験、つまり親からされたこと、してもらえなかったことは大人になってからの生きづらさの原因になることが研究によって明らかになっています。
だ
「泣くな」と言われて育つと悲しみを引きずる人になる
泣きたい時は泣かないとその悲しみを乗り越えられない。
そこでぐっと我慢してしまうと、その悲しみが心に留まって先に進めなくなるんですね。
だから、泣くなと言われて育った人はこれまでの悲しみが身体に沢山溜まっていて、そのせいで身動きが取れなくなっていたりするんですね。
感情が「時間差」でやってくる問題を解決する方法
アダルトチルドレンは感情が時間差でやってくる人も多く、例えば、失礼なことを言われてもその場では笑っていたりします。
だけど、帰宅してから「やっぱりあれはおかしい!」と怒りが湧いてきて、何もしなかった自分を悔やんだりするんですね。
でも何でこんなことが起こるかというと、
これは子供の頃から感情を抑えてきたこと、そうしないとやっていけない環境を生きてきた後遺症だったりします。
この問題、感情が
自分も毒親?不安になったら○○で判断してください
毒親育ちさんの中には、これまでの自分を振り返って自分は毒親だったと自己嫌悪に陥ってしまう方もいます。
ただ、人も哺乳類なのでどうしても刷り込みってあるんですね。
だから、気づいたら親と同じことを無意識のうちにしてたってこともあるかも知れません。
また、毒親育ちさんの場合は健全な親がどういうものかを知りません。
だから、時に間違えてしまうことだってあると思うんです。
ただ、親と同じことをし
無理にポジティブに考える人ほど病気になりやすく回復も遅れる
嫌なことがあっても、ポジティブに考えよう。
そんな風に言われますが、無理矢理ポジティブに考える人ほど病気になりやすく、回復しにくいことが数々の研究によってわかっています。
普通はポジティブに考えた方がいいって思ってしまうものです。
ただ、本当は嫌だったのに、その気持ちをなかったことにして無理矢理ポジティブに考えてしまうと、病気になりやすくなってしまうんですね。
ある医師は本当の感情にフタを
体罰を受けて育った人はどうなるか?【こうなります】
機能不全家族で育った人の中には体罰という名のマルトリートメント(不適切養育)を受けて育った人も多いですが、
今回は体罰を受けて育った人はどうなるか?ということについてお話ししたいと思います。
親による体罰は2020年に法律によって禁止となりましたが、以前は「子供は口で言ってもわからないから叩いて教える」という教育方針(?)の親御さんも大勢いました。
ただ、これはこれから見ていきますが、今も昔
慢性疾患を持つ人に共通するのは○○でなくてはいけないという思い
「身体がノーと言うとき」の著者で医学博士のガボール・マテ博士は慢性疾患を持つ人の多くにはある共通点があると言います。
それは何かというと「強くなければならないと思っていること」だそうです。
マテ博士によると、こういう人達の多くは子供の頃に親から精神的な支援を得ることができなかった人で、それが強くなければならないという思いにつながっているのだそうです。
でも、なぜ親から精神的な支援が得られなか
この2つの感情を自分の中から出すと現実は大きく変わっていく
怒りは常に感じてるし、出してるつもりだけど楽にならない。
アダルトチルドレン、毒親育ちさんの場合はそんなお悩みもよくあります。
怒りを出しても楽にならない理由はいくつかありますが、やり方が間違ってないのに一向に楽にならない場合は代理感情を出してしまっている可能性があります。
(怒りの出し方についてはアダルトチルドレンが抑圧してきた感情を解放する方法で解説していますので、感情の出し方を知りたい
過緊張だとADHDと同じ症状が出る。発達障害はなぜ誤診されるのか?
アダルトチルドレンは幼少期の後遺症で過緊張の人が多いですが過緊張だとADHDと同じ症状が出ることがよくあります。
僕はよく過緊張=戦場にいるようなものだと言っているのですが、
いつ弾が飛んでくるかわからない状況では、今やってることに集中できないのは当たり前だし、
ミスしやすくなったり、落ち着きがない、何かをゆっくり待てないとか、そういったことが起きても全然不思議ではありません。
実際に過緊
何者かにならないといけない。何かを成し遂げないといけないという思い
アダルトチルドレンには何者かになるために、何かを成し遂げるために一生懸命頑張ってきた人も多い。
中にはもう本当にそれだけのために生きてきたって人もいます。
そして、実際に何かを成し遂げた人、何者かになった人もいるんですね。
人に尊敬されるような職業に就いたり、自分が掲げてきた目標を達成したり。
だけど、成し遂げたけど、何者かにはなったけど、なぜか「満足できないんです」って方も結構いらっしゃ
ノートに書いても書いても感情が湧いてくる3つの理由。どの位やれば効果を実感できるか?
感情の話をすると、このようなご質問をいただくことがあります。
ノートに感じたことを書いていくというやり方はとてもいいと思います。
書いても書いても感情が湧き上がってくる理由ですが、これは主に3つあります。
1つはやり方が間違っていること。
2つ目が代理感情を出していること。
3つ目はまだ十分に感情を吐き出せていないことです。
最初の2つについては過去にこんな記事を書いていますので、よか
「親に感謝しよう」「親を許そう」の罠
アダルトチルドレンの中には「親に感謝しよう」というアドバイスをもらったことがある人が結構いらっしゃいます。
心理の専門家から親に感謝するように言われて、実際に親に「産んでくれてありがとう」とか、「育ててくれてありがとう」と伝えてみたことがあるという人もいるんですね。
ただ、そういう(ことを実践させられた)人達の中で、その後、本当の意味で回復に向かっていった人を僕は一人も見たことがありません。
自分へのダメ出しを繰り返す人の心には必ず「○○」がいる
今日は自分はダメだなと思ってしまう理由について書いてみたいと思います。
アダルトチルドレン、毒親育ちさんには何かあると「私はダメだな」って自分に批判的な声をかけている人が多いです。
でも、なぜ「私はダメだ」なんて声をわざわざ自分にかけているのかと言うと、多くの場合は子供の頃に親に似たような言葉をかけられていたからだったりします。