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モリケンのフォトエッセイ

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ネコ写真家森永健一のネコと人との生活を写真とアホなエッセイで語ります。 旅をしている感覚を楽しんでもらいたいです。
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#写真

動物ドキュメンタリーは死んでしまうのか?

動物ドキュメンタリーは死んでしまうのか?

プライバシー含めて色々なものにモザイクやぼかしが入る昨今。

人や動物がその土地でどのように生活しているのか。
そこに行ったことがなくても、取材して写真と言葉などでその土地の空気感や、人と動物との繋がりを伝えたいと思って撮影してきた数十年。

元々はかわいいネコの写真を撮るというよりも、前述した、その土地で生きる人とネコとの関わりを撮影していたので、風景の中にネコがいる写真が多かった。
エッセイと

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猫写真家のカメラバッグ事情2021最新版
神カメラバッグに出会った!

猫写真家のカメラバッグ事情2021最新版 神カメラバッグに出会った!

これまで愛用してきた、VANGUARDのスリングタイプのカメラバッグUP RISE 43を約10年で2個使ってきたのだけれど、初代から数年の間に同じカメラバッグの新バージョンが出たけれど、それが個人的には使いづらいもので、初代と同じものをメルカリで見つけて使うこと2〜3年。
市場にはもう出回っていない新品だったけど、使わない状態の10年選手の傷み方って思いのほか早いのだ。ずっと愛用してきたクタクタ

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沖縄の神の島で生きるネコたちに会いに行くのだ! パート1

沖縄の神の島で生きるネコたちに会いに行くのだ! パート1

沖縄南部、東側に位置する、久高島をご存知だろうか? 沖縄のリピーターの方は知っていたりするであろう、場所である。
沖縄の人にとっては特別な島。私はこの旅に行くまでは知らない場所だった。

島に行くのが好きな私は、いつも、これから行く先の地図を眺めながら、なるべく簡単に訪れることができる島を探している。この旅で時間的にもいけそうだなという島をピックアップして、そのうちの一つが久高島(くだかじま)であ

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ラッフルズホテルで
シンガポールスリングが飲みたいのだ! シンガポール編パート2  路地裏ニャン方見聞録リターンズ#16

ラッフルズホテルで シンガポールスリングが飲みたいのだ! シンガポール編パート2  路地裏ニャン方見聞録リターンズ#16

シンガポールといえば何? そう聞かれたら真っ先に出てくる答えは、「ラッフルズホテルでシンガポールスリング」である(アンケート対象者はモリケン限定)。シンガポールには何度か訪れていて、ワーキングホリデーでニュージーランドに1年間滞在していたときに利用していた航空会社がシンガポール航空だった。帰りにストップオーバーで4日ほど滞在したことがある。

もちろんこの旅はネコ撮影の旅で、マレーシアから南下して

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「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」#7  「食いだおれメイン1泊3日のネコ撮影の旅」     釜山 韓国編 Part4 完結編

「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」#7  「食いだおれメイン1泊3日のネコ撮影の旅」     釜山 韓国編 Part4 完結編

今回で釜山編は最終回を迎えるのだ。前回がちょっと長めになったけれど、今回はネコではなく、旅メインの内容になるので、旅行好きな方は楽しんでいたけるかなあ。基本的にウロウロしてるので、ネコがいたら撮影というのはいつも通り。
さてさて、今回の旅は、福岡からフェリーで釜山へ1泊3日のゴージャスな船旅である。ん? 1泊3日ってどういうこと? そう思われているだろうなあ。ネットを見ていたら、たまたま1泊3日の

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2冊目の猫写真集出版を目指しています!

2冊目の猫写真集出版を目指しています!

ドドーンとタイトルで自分のやりたいことを発信したのだ。

そう、かくいう私は猫写真家をしている森永健一である。これまで猫写真集「あきらめニャければうまくいく」を出版。「ねこの気ままな3ヶ月カレンダー」をトーダンさんより販売していただいています。

このほか、フォトストックとして利用していただいています。

これまで、福岡ローカルのテレビ番組にも多数出演しています。

そんなこんなで、現在、2冊目の

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釜山飯ときどきネコ その3

釜山飯ときどきネコ その3

もうというわけで、トップの写真はチャガルチの繁華街です。
今回ははついにメインイベントの「カンジャンケジャン」を食べるのだ。

ところでこの「カンジャンケジャン」とはどういう料理なのかをちょっとだけ説明します。生のワタリガニの醤油漬けというのが一番伝わる説明かなあ。
身を口にくわえてそのまま押して、口で吸うと、まるで甘エビのように(カニだけど)身がニュルニュルっと出て来て、口の中に醤油の味とカニの

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釜山飯ときどきネコ その2

釜山飯ときどきネコ その2

 釜山港に到着してWi-Fiをレンタルして、すぐに釜山駅へ。
ホテルにチェックインしに行く時間ももったいないので、釜山駅のコインロッカーに荷物を入れて、「カンジャンケジャン(生のワタリガニを特製醤油漬けにしたもの)」を食べに夜の釜山に繰り出すのだ!

コインロッカーの操作パネル。韓国語のほか、中国語、英語、日本語がありました。ただし、日本語を押してもわかりづらい日本語で捜査に困りました。

空いて

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釜山飯ときどきネコ その1

釜山飯ときどきネコ その1

世界中の料理でどれがお気に入りかって聞かれることがあれば、第1位はタイ料理。2位は韓国料理と答える準備ができているモリケンです。

3位はどこってなりますが、3位はミネストローネなのだ。
これだけいきなりどこの料理じゃないんですよねえ。

タイ料理といえばトムヤムクンですね。私はこれを食べたいがために、ギリシャから日本へ帰る際、エジプト航空の片道チケットを購入したぐらいなのだ。
なぜギリシャからエ

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夜の釜山でネコに出会った!

夜の釜山でネコに出会った!



夜の釜山にて。
6年くらい前にネコ撮影に来たときはあまりネコに出会えませんでした。
さらに10年以上前もあまりネコに出会えませんでした。

理由としては、ネコが忌み嫌われている存在ということなのですが、インターネットやSNSの普及で、若い世代にはネコはかわいいものという認識がうまれはじめて、人気が出て来ているそうです。

今回はそういうところから、
今までで一番ネコに出会うことができたのでした

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ネコに誘われて路地に入ってみると

ネコに誘われて路地に入ってみると

釜山の夜編 その2

営業が終わり、辺りも暗くなった商店街の細い路地から、うっすらと光がさしていたので視線を向けると、ネコがこちらを見て佇んでいたのでした。

「アンタも加わりなよ」そんな感じで踵を返して路地裏を進んでいきました。いい雰囲気の路地裏だなあと思いながら、お酒を酌み交わす人たちに挨拶をして写真を撮らせてもらったのでした。

カメラを持ってこなかった旅に限ってネコに出会うという、「マーフ

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そして時は流れ、エジプトに到着済み!

そして時は流れ、エジプトに到着済み!

長い前置きから時間が空いてしまい、どんな内容だったのかも覚えていないので、時間を飛ばしてエジプト編はすでにはじまっていたことにしようと思う。
確か、飛行機は夜の22時過ぎくらいにカイロに到着。
こんな時間に着くのはいろいろ大変なんだよなあと思いつつ、空港で人の良さそうなタクシー運転手に声をかけてカイロの街まで出発!

ん? すでに始まっていたとしているのに、到着から順を追っているような。。。そうな

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イエネコ発祥の地、エジプトのネコに会いたくて、冬!

イエネコ発祥の地、エジプトのネコに会いたくて、冬!

はーい、今回のネコエッセイはかなり前の話で、以前「NEKO」で「路地裏ニャン方見聞録」を連載しているときの旅の話です。

このときは、マレーシア航空の片道切符で、クアラルンプール、ドバイ、ウィーンを経由してスペインのマドリッドへ。
半年近くかけて色々な国をネコを求めて三千里放浪していました。
そんなこんなで、場所はギリシャへ。
ギリシャのネコの話はまた別の機会にとっておいて、今回はエジプトなのだ。

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