気ままにエンタメ

映画、音楽、アニメ、ドラマ色々なエンタメを独自の視点でフォーカスできたらカッコいいけど…

気ままにエンタメ

映画、音楽、アニメ、ドラマ色々なエンタメを独自の視点でフォーカスできたらカッコいいけどなぁとか思いつつ。不定期更新です。

記事一覧

エヴァンゲリオン総括④〜実は単純なマチズモ的快楽原則と衒学性が融合したストーリー〜

これまで、エヴァンゲリオンシリーズの背景、監督自身について主に語ってきた。今回からさらに内容に踏み込んで行こうと思う。 エヴァンゲリオンシリーズの特徴② エヴァ…

カグラバチは次の覇権漫画たりえそう

連載開始時から推してはいたのに、なかなか記事にしなかった本作(なんでや)。 実はそれはそうで、キャラデザ含めそのアングルやカット割、アクションシーンは初期から抜…

ドラマ「アンチヒーロー」、最後までイマイチ乗り切れなかったな

んー、全体的にやっぱご都合主義でしたね。 初っ端から過去の冤罪事件の裁判の重要な証拠につながるかもしれない関係者がなんとたまたま?殺人を犯してて、証拠を見つける…

エヴァンゲリオン総括③〜エヴァンゲリオンシリーズ全体の特徴①と新劇場版シリーズ総評〜

さて、新劇場版シリーズに至るまでをこれまで語ってきた。 これからは新劇場版シリーズにも触れていこうと思う。 エヴァンゲリオンシリーズ全体の特徴① ここで新・旧全…

エヴァンゲリオン総括②〜ビジネス面から見る新劇・旧劇シリーズの違いと新劇場版シリーズ始動のバックグラウンド〜

前記事では、エヴァンゲリオンの旧シリーズについて語ったので、 いよいよ新劇場版シリーズについて語ろうと思う。 旧シリーズと新シリーズの違い さて、旧シリーズと新…

エヴァンゲリオン総括①〜旧シリーズにおける社会現象化と独自性、および旧劇ラスト解説〜

シンエヴァことシン・エヴァンゲリオン劇場版が公開されてもう3年経った。時が経つのは早いものだ。 シンエヴァ公開時はコロナ禍もあり前作からなんと約10年、ファンには…

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New jeans新作EP”How Sweet”は息の長い活動を見据えた、ハードルを下げるための曲だろうか?

さて、New jeans(ニュージーンズ、ニュジ)待望の新曲が出た。EPとしては去年の7月発表の”GET UP”以来なので、ほぼ一年ぶり。 今回はEPという扱いのものの、曲のインス…

昨今話題のNew jeans問題に終止符を打とうか

さて、色々New jeans(ニュージーンズ、にゅじ)に関してネガティブな話題が持ちきりの昨今。 まぁネガティブな話題の発端の「すべて」はミンヒジンの会見から始まってるわ…

貞子DXが割と面白かったのと、貞子シリーズが量産される理由

最近貞子DX見て、これが個人的には面白かったんですよね。 ただ、今の所Yahoo映画やファルマークスで堂々たる星2.5、2.7をそれぞれ記録するというクソ映画認定を受けてる…

ダーク・ポップの女王復活。ビリー・アイリッシュ新作「HIT ME HARD AND SOFT」は暗くて踊れて最高!

Billie eilish(ビリー・アイリッシュ)といえば”bad guy”だ。 これは今でも間違いなくそうで、「今」の感覚からすると古かったり聞き飽きたかもしれないけど、後世に残…

ど素人テレビ批評①〜インターネット普及以前より実はゆるやかに終わり始めていた娯楽の王様〜

少し関係のない前置きをさせてもらうと、最近、僕の記事に「スキ」をしてくれた方が、テレビ批評をされていた。 なかなかに興味深かったけれど、僕は他にも色々思うところ…

新生MILLENNIUM PARADEの新曲”GOLDEN WEEK”最速感想(追記あり)

本日、King gnu(キングヌー)の常田大希率いる新生ミレニアムパレード(ミレパ)の第一弾シングルとなる「ゴールデンウィーク」が公開された そもそも周知の通りゴールデ…

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King Gnu(常田大希)は世界に羽ばたけるのか?

僕はKing Gnu(キングヌー、ヌー)、別プロジェクトmillennium parade(ミレニアムパレード、ミレパ)のファンだけど、この問いには正直「未知数」としか答えようがない。 …

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アイドル空虚論〜アイドルビジネスの虚しさ(アイドル側及びファン側)について〜

はじめに言っておくと、僕は結構女性アイドルは好きです。坂道系なんかも好きです。むしろファンです。 だって可愛いから。 ただ、観ててめちゃくちゃサムいな、と感じる…

TV番組「あちこちオードリー」の凄さを考える。

僕は「あちこちオードリー」(以下あちこち)が好きだ。はっきり言ってオードリー自体よりもこのテレビ番組が好きだ。 ① オードリーや東京ドームライブについて オード…

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ドラマ「不適切にもほどがある!」が面白い!が!あえてケチをつけてみた

最近、「不適切にもほどがある!」(フテホド)が話題だ。 視聴率自体は7%と今の所決して特別高くもないけど、ネトフリで週間1位を既に獲得し、フィルマ(フィルマークス…

エヴァンゲリオン総括④〜実は単純なマチズモ的快楽原則と衒学性が融合したストーリー〜

エヴァンゲリオン総括④〜実は単純なマチズモ的快楽原則と衒学性が融合したストーリー〜

これまで、エヴァンゲリオンシリーズの背景、監督自身について主に語ってきた。今回からさらに内容に踏み込んで行こうと思う。

エヴァンゲリオンシリーズの特徴②

エヴァンゲリオンシリーズのもう一つの特徴として顕著なのは、結局は「シンジ無双」であるということ。

シンジ役の声優緒方恵美もまた「エヴァって結局は単純なヒーロー物なんです」とインタビューで答えていたのは面白い。
世間(アニメ業界)の「難解で複

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カグラバチは次の覇権漫画たりえそう

カグラバチは次の覇権漫画たりえそう

連載開始時から推してはいたのに、なかなか記事にしなかった本作(なんでや)。

実はそれはそうで、キャラデザ含めそのアングルやカット割、アクションシーンは初期から抜群のカッコよさなものの、

連載初期で謎にヒロイン(?)が幼女だったり
出てきた神奈備の部隊にイマイチ魅力がなかったり(魅力ないと思ったら即効でほぼみんな死んだ。。。逆に酷くね?w)
ボス戦やそいつに勝つ展開が早過ぎたりと、イマイチツボが

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ドラマ「アンチヒーロー」、最後までイマイチ乗り切れなかったな

ドラマ「アンチヒーロー」、最後までイマイチ乗り切れなかったな

んー、全体的にやっぱご都合主義でしたね。

初っ端から過去の冤罪事件の裁判の重要な証拠につながるかもしれない関係者がなんとたまたま?殺人を犯してて、証拠を見つけるのを協力してもらうために無罪にするとか「ドラマだねぇ」という感じ。

その他にも都合よく証拠が見つかったり、敵が簡単にボロを出したりして主人公がどんどん裁判に勝っていくんで「なんだかなぁ」という感じでした。

僕、舞台が現実でシリアスなの

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エヴァンゲリオン総括③〜エヴァンゲリオンシリーズ全体の特徴①と新劇場版シリーズ総評〜

エヴァンゲリオン総括③〜エヴァンゲリオンシリーズ全体の特徴①と新劇場版シリーズ総評〜

さて、新劇場版シリーズに至るまでをこれまで語ってきた。

これからは新劇場版シリーズにも触れていこうと思う。

エヴァンゲリオンシリーズ全体の特徴①

ここで新・旧全シリーズ通して間違いなく言えるのは、エヴァンゲリオンとは架空の物語であると同時に
庵野秀明のドキュメンタリー・プライベートフィルムでもあるといえるということ。

その時々の庵野監督の心情、経験、状況がとてもある意味ストーリーに正直に反

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エヴァンゲリオン総括②〜ビジネス面から見る新劇・旧劇シリーズの違いと新劇場版シリーズ始動のバックグラウンド〜

エヴァンゲリオン総括②〜ビジネス面から見る新劇・旧劇シリーズの違いと新劇場版シリーズ始動のバックグラウンド〜

前記事では、エヴァンゲリオンの旧シリーズについて語ったので、

いよいよ新劇場版シリーズについて語ろうと思う。

旧シリーズと新シリーズの違い

さて、旧シリーズと新シリーズの違いとして大きいのは何だろうか?

人によっては「画質」「キャラクター」「ストーリー」あるいは「スタッフ」等色々あるだろう。

セルアニメかデジタルかの違いは勿論大きい。

それらの要素もあるだろうけど、僕が注目する新・旧シ

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エヴァンゲリオン総括①〜旧シリーズにおける社会現象化と独自性、および旧劇ラスト解説〜

エヴァンゲリオン総括①〜旧シリーズにおける社会現象化と独自性、および旧劇ラスト解説〜

シンエヴァことシン・エヴァンゲリオン劇場版が公開されてもう3年経った。時が経つのは早いものだ。

シンエヴァ公開時はコロナ禍もあり前作からなんと約10年、ファンには待ちに待ったシリーズ最終作だった。特に旧劇場版が苦い思い出になってるファンにとっては尚更。
これにてエヴァンゲリオンシリーズ自体も終わるとのことで、観客の期待も高まっていた。

ファンの間では比較的ハッピーエンドで終わったので評価は高い

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New jeans新作EP”How Sweet”は息の長い活動を見据えた、ハードルを下げるための曲だろうか?

New jeans新作EP”How Sweet”は息の長い活動を見据えた、ハードルを下げるための曲だろうか?

さて、New jeans(ニュージーンズ、ニュジ)待望の新曲が出た。EPとしては去年の7月発表の”GET UP”以来なので、ほぼ一年ぶり。
今回はEPという扱いのものの、曲のインスト曲を抜きにしたらなんと2曲しかない。
タイトル曲と”BUBBLE GUM”の2曲だけ。

で、感想。

「ん?」という感じ。
悪くない。決して悪くはないんだけど、
「なんだこれ?」という。

正直、全くキャッチーではな

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昨今話題のNew  jeans問題に終止符を打とうか

昨今話題のNew jeans問題に終止符を打とうか

さて、色々New jeans(ニュージーンズ、にゅじ)に関してネガティブな話題が持ちきりの昨今。
まぁネガティブな話題の発端の「すべて」はミンヒジンの会見から始まってるわけですが。

あのヒステリックキャップBBAがよぉ。。。←生みの親なんですけどね

活動の邪魔しやがってよぉ。。。

当アカウントで散々話題にしてきたのになぜ一切話題にしないのか、とごく一部のありがたきフォロワーの方々は思ってるか

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貞子DXが割と面白かったのと、貞子シリーズが量産される理由

貞子DXが割と面白かったのと、貞子シリーズが量産される理由

最近貞子DX見て、これが個人的には面白かったんですよね。

ただ、今の所Yahoo映画やファルマークスで堂々たる星2.5、2.7をそれぞれ記録するというクソ映画認定を受けてるので、観るの迷ったんですけど、

予告編見る限り面白そうだし、期待せずに見たら面白いという意見もあったので見ました。
で、よかった。

良かった点
まず、本作の面白い所は、呪いが変異しているということ。

恐らく呪いのビデオの

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ダーク・ポップの女王復活。ビリー・アイリッシュ新作「HIT ME HARD AND SOFT」は暗くて踊れて最高!

ダーク・ポップの女王復活。ビリー・アイリッシュ新作「HIT ME HARD AND SOFT」は暗くて踊れて最高!

Billie eilish(ビリー・アイリッシュ)といえば”bad guy”だ。
これは今でも間違いなくそうで、「今」の感覚からすると古かったり聞き飽きたかもしれないけど、後世に残すべき一曲なのは間違いない。

そして、このアルバムに”bad guy”以上の曲があるかと言われれば間違いなく、残念ながら、ない。
ただ、”bad guy”が収録されたアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLE

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ど素人テレビ批評①〜インターネット普及以前より実はゆるやかに終わり始めていた娯楽の王様〜

ど素人テレビ批評①〜インターネット普及以前より実はゆるやかに終わり始めていた娯楽の王様〜

少し関係のない前置きをさせてもらうと、最近、僕の記事に「スキ」をしてくれた方が、テレビ批評をされていた。
なかなかに興味深かったけれど、僕は他にも色々思うところがあるな、と思ったし、そもそもテレビ批評記事を書くという発想すらなかったので、目から鱗で触発されて早速自分でも書いてみようと思った。

まずはじめに、最近テレビの凋落の原因としてインターネットがよく語られるけど、そこが少し不思議だ。

なぜ

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新生MILLENNIUM PARADEの新曲”GOLDEN WEEK”最速感想(追記あり)

新生MILLENNIUM PARADEの新曲”GOLDEN WEEK”最速感想(追記あり)

本日、King gnu(キングヌー)の常田大希率いる新生ミレニアムパレード(ミレパ)の第一弾シングルとなる「ゴールデンウィーク」が公開された

そもそも周知の通りゴールデンウィークというのは5月の連休(これも日本だけ)に映画の興収が跳ね上がることから映画業界によって名付けられ、一般化された和製英語なので英語圏では全く通じない言葉なのだけど、

これを世界デビューの曲において使うのは皮肉やユーモアが

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King Gnu(常田大希)は世界に羽ばたけるのか?

King Gnu(常田大希)は世界に羽ばたけるのか?

僕はKing Gnu(キングヌー、ヌー)、別プロジェクトmillennium parade(ミレニアムパレード、ミレパ)のファンだけど、この問いには正直「未知数」としか答えようがない。

最近はミレパがアメリカ、イギリスそれぞれの大手レコード会社2社と契約したニュースが飛び込んできた。
しかしじゃあこれで成功は確約されたかというとそんなことは全くない。

たとえば宇多田ヒカルの北米進出においても大

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アイドル空虚論〜アイドルビジネスの虚しさ(アイドル側及びファン側)について〜

アイドル空虚論〜アイドルビジネスの虚しさ(アイドル側及びファン側)について〜

はじめに言っておくと、僕は結構女性アイドルは好きです。坂道系なんかも好きです。むしろファンです。
だって可愛いから。

ただ、観ててめちゃくちゃサムいな、と感じる瞬間が何度もあるんですよね。それはアイドル側、ファン側双方共です。

なんというかお互いに自覚してない。そのサムさと虚しさを。わかってる上で楽しんでるならいいんですよ。
プロレスと言うか、一つのヤラセビジネスとして。

ただ、勿論ファン>

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TV番組「あちこちオードリー」の凄さを考える。

TV番組「あちこちオードリー」の凄さを考える。

僕は「あちこちオードリー」(以下あちこち)が好きだ。はっきり言ってオードリー自体よりもこのテレビ番組が好きだ。

① オードリーや東京ドームライブについて

オードリーも好きだけど、彼らの話題のANNラジオを聞いてみたら、なんというか「僕にとっては」ノリ含めて「つまらない」と感じてしまって、それ以来聞いてない。
つまんねー割にCMも多いしさ。
(※あくまで個人の感想です)

この間の東京ドームラ

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ドラマ「不適切にもほどがある!」が面白い!が!あえてケチをつけてみた

ドラマ「不適切にもほどがある!」が面白い!が!あえてケチをつけてみた

最近、「不適切にもほどがある!」(フテホド)が話題だ。

視聴率自体は7%と今の所決して特別高くもないけど、ネトフリで週間1位を既に獲得し、フィルマ(フィルマークス)でも⭐︎4.1と高評価を獲得している。

脚本はあの宮藤官九郎(クドカン)。
ゼロ年代は「池袋ウエストゲートパーク」、「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」等のヒット作を連発していたが、10年代以降はやや低迷してた印象があった。

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