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TV番組「あちこちオードリー」の凄さを考える。

僕は「あちこちオードリー」(以下あちこち)が好きだ。はっきり言ってオードリー自体よりもこのテレビ番組が好きだ。



①  オードリーや東京ドームライブについて


オードリーも好きだけど、彼らの話題のANNラジオを聞いてみたら、なんというか「僕にとっては」ノリ含めて「つまらない」と感じてしまって、それ以来聞いてない。
つまんねー割にCMも多いしさ
(※あくまで個人の感想です)

この間の東京ドームライブは配信で観たのだけど、完全に一見さんお断りな内容で間違いなくリトルトゥースにしか向けてない内容だった

でもリトルトゥースには思い出深い企画ばかりで大満足だったらしく、それでもあちこちみたいな「開かれた」内容を勝手に期待していた僕は、その東京ドーム記事にネガティブなコメントをヤフコメに書いたところ圧倒的な「うーん」を食らってしまった。

正直に書くとドームらしさも全くない「しょうもない」企画ばかりだったのだ
(リトルトゥースの皆様すみません!)
星野源との共演ライブは別ですよ?

ただ、やはりあくまでファンイベントなのでネガなコメントに反発を食うのは「そりゃそうか」なんだけど、
オードリーってもはやカルト宗教みてーだなー、なんて思ったりもした。

かといってオドオドハラハラも観てて、そちらはあちこちほどではないけど好きで観れてるので、多分僕はあちこちのプロデューサーである佐久間宣行×オードリーのタッグ番組が好きなのだろうなと思う。

ただ、佐久間Pの番組でもネトフリトークサバイバーなんかは最高だけど、オールナイトフジコゴッドタンは下品な感じで観てないので、やはり佐久間宣行×オードリーのタッグが自分にはツボなのだと思う。
僕みたいな人いますかね?

さてウダウダと前置きが長くなってしまったけど、タイトルにもある本題に入ろうと思う。
僕が思うあちこちオードリーの凄さ3選

②  あちこちオードリーの凄さ・その1


「芸人やタレントの素の部分や裏側を知れる」

これですわ
多分あちこちウォッチャーにもかなり共感してもらえると思うし、この番組の1番の売りだと思う。

そもそも芸人は番組を盛り上げるため、トークで笑いを取り、体も張り、時には汚れ役も引き受けて人を楽しませる。
番組で人の笑いを取る彼らは本当にイキイキしていて、楽しそうだ。

たまに登場するタレント・ミュージシャン・アイドルもそうだ。彼らはステージや番組で光り輝き、トーク、演奏やダンス等のパフォーマンスで僕らを魅了する。

つまり僕ら視聴者は芸人やタレント達の明るい、光り輝く面しか知らない。

彼らに悩みがあるなんて知らないし、そんなネガティブな面をテレビに映すなんて御法度だ。
ウジウジした明石家さんまなんてみんな観たこともないし、観たくもないだろう。

でもこの番組はそこにこそスポットを当てる

たとえば普段はトリッキーな芸風で、私生活がミステリアスな(ひょっとすると知りたくもない)芸人もこの番組に来れば素を晒け出し、その苦悩やイラッとすること、意外な私生活や今後の目標等をおそらくは赤裸々に語る。

アイドルやタレントも普段は出さないネガティブな悩みや苦悩を語り、現状を憂いたり意外な一面を見せる。

そこに僕らは共感したり同情したり、感情を揺さぶられる。

そう、この番組では彼ら芸人やタレントはスーパースターではない、1人の悩める人間なのだ。

芸能人だってあくまで僕・私の延長線上の存在である

とリアルに思わせてくれること、あるいは意外な一面を知れることがこの番組最大の特徴であり売りなんじゃないかなー、と思う。

勿論彼らは一般人とは比較にならない給料、ギャラをもらってハイソな生活を送ってるわけだけど、なんだか身近に感じられて面白い。

③  あちこちオードリーの凄さ・その2  


「上品かつリラックスした雰囲気」


これも重要かと。比較するのは申し訳ないけど、同じくトーク番組である「酒のツマミになる話」はなんだかゲスト含めて下品に感じる。

大物ゲストがイカニモな武勇伝を語って「ヘェ〜、凄いですね〜」とわざとらしく関心したり、誰かが王様的な振る舞いをして明らかに周りが気遣っていたり、時代遅れな女遊びを笑い話にしてみんなで共感したり、謎の水商売的な美人モデルが頻繁にゲストに来ることもない。

ゲストのチョイスは佐久間Pが見事なんだろうな。

あとオードリーが売れっ子ではあるけど、若林曰わく「ゴールデン覇王」(ゴールデンの時間帯にいくつも番組を持ってる)なコンビではないことも大きいかもしれない。

ゲストも特にオードリー相手に萎縮したり忖度したりすることもなく、自然に会話が進んでいく感じがとても好きだ。

勿論、あまりにも若手ゲストが自然体過ぎて若林がよく「お前らオードリーナメてるだろw」と苦情を言うのもご愛嬌だ。

お互いのラリーがとても自然でいい意味でリラックスしていて、変な気負いもなくただ楽しくトークしたり本音をぶちまけたりしてるのがみてて痛快だし、稀有な番組だと思う。

④  あちこちオードリーの凄さ・その3 


「ゲストが少ない」


こちらも特徴だし、その2の印象はこれもデカいと思う。
先程の酒のツマミもゲストは5〜6人、レギュラー含めると10人くらいで場を回してるし、長寿番組さんま御殿だと通常でも15〜20人くらいのゲストが出てるけど

あちこちは普通でも全部で5、6人、少ない時には3、4人で番組が回っている。

これはあちこちが23時〜と深夜帯にやってる番組なのもデカい。
やっぱりゴールデンだったり競争が激しい時間帯だと、より多くの人に引っかかるよう、ゲストを多くする傾向にあるけど、その分一人一人は薄味になるというか、やはり散漫になる印象がある。

やはりさんま御殿でも大活躍する人とあまり印象に残らない人とで結構な差が開いてたりするし、それはゲストにとってもMCにとっても、あるいはそのゲストのファンにとっても不幸なことだと思う。

その一方、ゲストが少ない分あちこちはガッツリトークしてゲストのこともよく知れるし、トークの内容も濃くて満足度も高い。

最近では誰かとナカイも少人数制のトーク番組だし、こういう番組が増えてもっと充実した内容のトーク番組が増えたらいいのになぁ、と思う。



と、以上が「僕が思うあちこちオードリーの凄さ3選!」でした。

さて最後に番外編の提言を書きます。

番外編 こうした方がいいんじゃない?


「ゲストが余りにも芸人ばかり」


これは本当に思うけど、芸人が本当に多いんだよね。

勿論芸人の意外な一面が知れるのはいいんだけど、大して興味のない人もいて、そういう回は苦しい。
あと芸人ばかりは飽きる。

俳優、作家、スポーツ選手、起業家等もトークが出来て面白い人は一杯いると思うから、より多くの人に観てもらうためにもゲストの幅を広げた方が絶対にいいと思うぜ?
何様だよ

今年でなんと5周年


さて今年あちこちは5周年を迎えるらしい。はっきり言って世の中の消費のスピードも速い中、テレビ番組がクオリティも高く5年も続くことはとても凄いと思う。

これからも続いて欲しいし、あるいはより多くの人にも観てもらいたい。

お祝いの気持ちも込めてこの記事を贈ります!
誰にだよ


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