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めろんだいふく
2024年3月18日 18:07
誰かの言葉によって救われ誰かの言葉によって傷つけられることがある。顔の見えない言葉でこの世界は溢れている。夜空に広がる星たちのように簡単に触れることができる。私の心を軽くした言葉も。希望を見せてくれた言葉も。涙を見せてくれた言葉も。誰かから直接受け取る言葉よりも関わりのない人から受け取る言葉にほんの少しの期待と恐怖感の両方を持ちながら私も目の前に広がる宇宙に自分の言葉を投
2024年3月7日 19:09
唯一無二の魅力、唯一無二の声、唯一無二の美しさ。誰もたどり着けないくらい自身の唯一無二な部分を探す旅を私はずっと続けている。私は容姿に恵まれたわけでも運動神経が抜群なわけでもない。輝かしいほどに綺麗な声も持ち合わせていない。それでも追求することを止めずに歩いていた。目の前に誰にも手にできないものがあることにも気づかないまま。テレビに映る容姿端麗なあの人もステージ上で思いのま
2024年2月13日 23:03
誰もいない道路の真ん中を得意気に歩いた。澄んだ空気と夜空を纏いながら。昼には人通りが多い道も180度景色が変わるのが夜のいいところだ。この道のもつ様々な表情を私は少し知った気でいる。一歩歩くたびに静かに響く私の足音を聴きながら少し先にある消えかけた街灯が点滅するのを見るのが楽しみだった。この瞬間の私は誰よりも強くて無敵でまるで夜を独り占めしたかのようなそんな気分に襲われている
2023年7月27日 04:00
まとわりつくように全身に絡みつく熱さが私を呼んだ。窓の隙間から微かに漏れる風の音絶えず刻み続ける秒針。私の意識が遠のいてる瞬間も止むことのないものたちの鼓動が静かに響いている。カーテン越しに入り込む午前2:00の月明かりが反射し淡く天井に触れていて白く照らされた天井と私はにらめっこをしている。あと数時間で夜が明ける。たまに呼ばれて目が覚めるこの瞬間は決まっていつも過
2021年12月10日 18:02
創作。[新たに何かを創り出すこと。生み出すこと]私は常に囲まれている。私の知らない誰かの創作物に。手に取るもの。身に付けるもの。食べるもの。全てが誰かの創作によって生まれたもの。数え切れないほどにある創作物たちに込められた思いや背景を私たちは知らずに生きている。目に映るものたち全てが誰かによって生み出され、名付けられたものであるのならテレビに映るあの人も信号を待ってい
2021年11月20日 00:45
ふう。と1つ、ため息をついた。いつものように見る街並み。いつものように歩く歩道。いつものように青い空。なにひとつと言っていいほどに私の周りにあるそれらは変わらずにそこにある。ひとつ、またひとつと私の心は重くなったり軽くなったりを繰り返しているのに。過去を思えば悔やむこと未来を思えばほんの少しの希望と目の前にある不安とが入り混じった景色が常に私の中でぐるぐると回り続けて