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#エッセイ部門
息子さんにもらった感謝の時間
昨日の記事の続きです。
息子さんが亡くなって
2か月が過ぎた頃
彼女は25年ぶりに
社会に出られたのです。
化粧品会社の開発課で
パートタイムの仕事を始められました。
それには私も驚きました。
大切な息子さんを亡くされ
毎日泣いて暮らされているから
心にポッカリと空いた穴を埋めるには
時間がかなり必要だと
思っていたのです。
しかし彼女は
これからの人生は
僕からママへの感謝の時間だから
生まれてきてくれてありがとう
2011年
あるブログに出会いました。
それは重度の障害のある息子さんを
育てておられる人でした。
私のまわりには障害を持った方が
いないので全くその生活は
想像ができません。
きっと子育てはとても大変で
お母さんは疲れ果てて
愚痴ばかり並んでいる
そんなブログかと思っていました。
そのブログには
輝くような笑顔の息子さんの写真や
ユーモアあふれる
前向きな明るい言葉が
あふれていたのです