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グラフィックイコライザーの出番 理論と実態の一致 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 リモート/バーチャルでのA/V堪能という流れで、そもそも自分自身の視覚/聴覚の管理が見落とされがちという話になったのですが…(以下参照)

蛇足
 オーディオ/ビジュアル大好き人間として視覚/聴覚の維持管理に初めは市販薬を活用して居ました。

 その後医師処方薬を活用するようになりました。

 お陰で… 例えば高校歴史の資料集の細かな脚注も読めますし、耳も高音から低音迄年齢の割には良く聞こえています。と言っても実は耳はグラフィックイコライザーの助けを借りてメリハリ着けた音を楽しんでいますが…

“実は耳はグラフィックイコライザーの助けを借りてメリハリ着けた音を楽しんでいます”という事で今回はグラフィックイコライザーの話題。

 そもそもオーディオアンプには昭和の時代からTONE Control(トーン コントロール)という機能が一般的に有って、低音域(BASS)、高音域(TREBLE トレブル)を個別に調整して音質を変えられます。ザックリ言うと 

BASSを上げると低音の量感が増し、どっしりとした音TREBLEを上げると高音が際立ち、華やかな音

という感じです。今やオーディオでは絶滅危惧種としての機能としてラウドネスコントロール(LOUDNESS)なんてのも有ります。自動車の騒音レベルに従って音量を上げるなんて機能もそれに近い考え方かなぁ。音が小さくなると低音部や高音部が聞こえにくくなるのを補正する機能ですが、普通の音量でも中々イケてる感じになります。1950年代にISO226という国際規格になっていて、その後,日本の研究成果により2003年に規格が改定されています。

以下、興味無ければ図だけでも楽しんで見て下さい。

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 1950年代の古典的技術ですがシンプルな回路で結構良く出来ています。

出典

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 最近は進化して居て、例えば3秒間サンプリングしてその結果から最適化したラウドネスコントロールを施すというのを繰り返すなんて云う緻密な管理もコンピューターの進歩で簡単にできてしまいます。勿論ラウドネスコントロール自体も私的なオーディオとは異なる分野では様々なメニューが用意されて居ます。

 今回の事前調査でここまで深く調べました。ネタバレですが

このラウドネス曲線に近い補正が私の好みだった

偶然の一致ではなくて、そうなるべくしてなっているという事だったのです。

 話を戻して… 私としては医師処方薬迄活用して意地になって聴覚を温存してきたのです。

 因みに私の子ども達は、電磁調理器の発生する高音(20KHz以上)や

電磁調理器(IH調理器)
 誘導加熱(Induction Heating)の原理を用いた調理器

超低周波数50ヘルツまたは60ヘルツの電力をインバータで20~90キロヘルツの中間周波交流電流に変換して加熱。

商業施設には一般的に利用されているネズミ駆除の超音波発生器の発生する高音(ネズミに効果的な周波数は、23KHz ~ 40KHz 90〜130dB(ジェットエンジンの騒音程度ですが普通の人間の可聴周波数上限の20KHzより上なので聞こえない筈))がうるさくて困ってしまう程聴覚が高音迄伸びています。羨ましい。
 因みにCDは合理的に人間の可聴域の20Hz〜20KHz迄を記録する設計です。今流行りのハイレゾ(正しくはハイリゾだと思って居ました。俗称では無いのですね。これも今回の事前調査で知りました。)

だと少なくとも40KHz以上高音も記録されています。まぁ昭和のアナログオープンリールデッキが1秒間に38cmもテープを流す仕様でザックリ40KHz程度迄の高音も記録されていましたので、デジタルもそこに落ち着いたのかと。プロフェッショナル用にはその倍速の76cmなんてのも有りました。

私の子ども達はハイレゾを充分楽しめる聴覚を持ち合わせている何とも羨ましい限り。

まぁ録音するマイクロフォンや再生するスピーカーの進化もありますよね。私は部屋の環境に依存するスピーカーは止めて音楽を真面目に楽しむ時は業務用ヘッドフォンを愛用しています。
 ハイレゾの前にスーパーオーディオCD(SACD)ってのも有って、

その再生周波数帯域は、2Hz〜100kHz。私のオーディオ機器はこれに統一したのですが、やり過ぎの性能なのかハイレゾがその後に出て普及しちゃいました(笑)

 そんな音響に関する知識を元にグラフィックイコライザーを老化が始まった聴力の補正に導入しました。

グラフィックイコライザーの出番

 YAMAHAさんのQ2031B Graphic Equalizer。20Hz~20kHzを1/3オクターブ分割した31バンドイコライザー。まぁスペック的には順当。高音、低音というザックリした補正に比べれば業務用的かな。2系統独立して調整可能なので、私の場合若干右耳が高音の聴き取りの劣化が有り、それを補正することもできます。ステレオソースに対応するのでそれで充分。なんたってヘッドフォンなので。

 スペック概要はこんな感じ…

 因みに製造終了でオーディオショップさんのデットストックを定価の1/20で譲って頂きました。まぁ年金生活者ですから慎ましやかに… (笑)

 ヘッドフォンはソニーさんのお気に入りの業務用ヘッドフォンMDR-CD900ST。私にはこれがリファレンスであり、最も私の耳の特性と好みに合います。

ソニーさんのお気に入りの業務用ヘッドフォン
MDR-CD900ST

 MDR-CD900ST専用ヘッドフォンアンプの入力を一旦グラフィックイコライザーに入力。その出力をヘッドフォンアンプに接続して完了。

 音楽を楽しみながら左右各々31個のスライドボリュームを調整して好みの音質に… まだまだ追い込みが必要ですが…

音楽を楽しみながら
左右各々31個のスライドボリュームを調整して
好みの音質に… 
まだまだ追い込みが必要ですが…

 写真のズラリと並んだスライドボリュームの流れる様な曲線。これと等ラウドネス·レベル曲線

等ラウドネス·レベル曲線

の形状が似ていることにびっくりした次第。
当たり前過ぎて意識しなくなっていたことですかね(笑)

 テレビ左手にグラフィックイコライザーが。ビデオデッキの上に鎮座することになりました。黒いので全くデザイン的な統一性を崩さないのも大満足。

黒いので全くデザイン的な統一性を崩さないのも大満足。

 因みに歌声の周波数帯域はこんな感じ…

歌声の周波数帯域はこんな感じ…

 こんなことも意識しながら

想像しなかった程楽しい未来が待って居ました。
大満足。

楽しみ始めた直後に広島旅行に…


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