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彼と私

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同棲中の彼とのあれこれ。アラフォーカップルの日々のこと。
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#毎日note

彼がもっと優しくなる魔法の言葉

彼がもっと優しくなる魔法の言葉

以前書いたが、私は基本ふざけていて、厄介な女だ。

彼の前では歌って踊って、ストレスが溜まった状態で酔うと彼にあたり(最近はなくなった)、ケンカしたら倍返しならぬ百倍返し。機嫌が良いときはいきなし彼に「〇〇のマネして!」と言う。良く言えば陽気、悪く言えば面倒か頭がおかしい人だ。ちなみに全て家の中での振る舞い。外ではしていない。

そんな私を、彼は微笑ましく(多少呆れているとも思うが)見守ってくれる

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ひだまりの優しさ

ひだまりの優しさ

ライターって孤独。

もう慣れたけど、ライターはひとりの時間がほとんど。インタビューもあるけど、基本は誰とも話さずに黙々と書く。締め切り前に必死で書いているときは孤独を感じやすい。あー私ひとりで何してるの、なんでこんなに書いてるのって。

うまい言い回しや納得した言葉が出てこないときは苦しい。手が止まる。でも、締め切りは刻一刻と迫っている。締め切りに追われる恐怖で心細くなる。

ひどいときは、本当

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やっぱりこの世は引き寄せでできている?

やっぱりこの世は引き寄せでできている?

昨日彼氏と久しぶりに喧嘩した。

とっても些細なこと。原因は取るに足りないことなので割愛するが、久々に彼の方がヒートアップした。

それで私が引いたと思ったら大間違い。私も気が強いので言い返した。あっちは私をおかしいと言うけど、私からしたら彼だっておかしい。負けてられっか! と思い、トドメを刺すくらい言ってやった。

不機嫌になった彼は昨夜すぐに寝て、今朝は何も言わずに家を後にした。

いくら普段

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愛すべき不格好なピーマン

愛すべき不格好なピーマン

子どもの頃嫌いだった食べ物は納豆とセロリ、ピーマン。

納豆は、彼と付き合い始めてやっと食べられるようになった。理由は彼が作る納豆オムレツ。最初作ってもらったときは「…うえぇ、本当においしいの?」と内心思ったが、食べたらびっくり。熱を通すとネバネバがなくなって味がまろやかになる。これを機に、納豆が以前よりは食べられるようになった。好き好んでは食べないけど。

セロリを食べられるようになったきっかけ

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【エッセイ】愚痴る人の気がしれない

【エッセイ】愚痴る人の気がしれない

聞き流すというと、夫が妻の長い愚痴を聞かされるときに使う技と思う人が多いだろう。しかしそんなことはない。男性にもマシンガンの如く話し、愚痴っぽい人はいる。私の彼がそうだ。そして、うまく聞き流しているのがこの私。

私もよく話すタイプだが、彼のほうがよく話す。愚痴るときはマシンガン。私ももちろん愚痴ることはあるが、かなり少ないと思う。失礼な態度をする人や責任転嫁されたら烈火の如くキレて愚痴るが、そう

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【エッセイ】睡眠音楽

【エッセイ】睡眠音楽

最近仕事が忙しい。それなのにプライベートの予定も多々あるから仕事をこなすのに手一杯だ。

じゃあプライベートの予定を少なくすればいいと思うだろうが、そうもいかない。体のメンテナンス、司会業のためのボイトレ、地元の活動とどれも手放せない。

特に体のメンテナンスは健康のために注力している最中で、並行してダイエットもいい感じに進んでいるからちゃんとやりたいのだ。

やると決めると一気にやるこの性格は、

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【エッセイ】サザエさん症候群

【エッセイ】サザエさん症候群

亡き父は、サザエさんが好きだった。
なんの変哲もない日常をおもしろおかしく、ときに感動を交えながら伝える。よくできた話だと母に力説していたらしい。これを聞いてから、私もサザエさんの見方が変わり、途端に好きになった。父が言ったからということもあるが、歳を重ねるごとにサザエさんの素晴らしさを感じている。

サザエさんの時間になったので、彼に見るよと伝えると、彼はこう言った。

「俺ら会社員はさ、サザエ

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【エッセイ】勝利

【エッセイ】勝利

今日は久々に会食。渋谷でしーすーだった。

明日は締切かつ、余裕があれば取引先に出社する予定だ。次々とごちそうが運ばれてきても、お酒はたしなむ程度に抑えた。

うん、よくやった…!!

早めに解散となり、家路につく。帰宅したのは22時。うん、いい感じだ。

帰宅すると彼はいつものごとく晩酌中だ。今日は仕事が忙しかったとのことで、とめどなく話してくる。彼に労いの言葉をかけ、冷蔵庫を開けた。

普段な

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【エッセイ】足裏

【エッセイ】足裏

彼とは家事を折半している。

私は床掃除と洗濯物、トイレ掃除を担当。彼は皿洗い、ゴミをまとめて出す係だ。洗濯物は最初から彼にお願いされた。自分で私の下着を干したら、私を女として見られなくなると。なんじゃそりゃ。

まぁいっかと思い、洗濯物は引き受けた。私はゴミ出しが面倒だから彼にお願いした。お互い嫌な家事を相手に任かせて、それぞれの役割を全うしている。家事で喧嘩することはない。我が家はいたって平和

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【エッセイ】デートのマナー

【エッセイ】デートのマナー

仕事があるものの、今日はスローペースで取り組めるので、昼は彼とランチに行った。台湾まぜそば、中華、イタリアンと悩んだが、家から近くてゆっくりできるイタリアンに行くことにした。

ここは以前から通う老舗イタリアン。店内はそこまで広くないが、天井が高くて開放的な空間が気に入っている。パスタのバリエーションが豊富で、初めて国分寺に来る人とランチするときに重宝する。もちろん味も美味しい。

家から徒歩数分

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【エッセイ】ライオンキング

【エッセイ】ライオンキング

少しずつ暑さが和らいできたものの夜は残暑を感じる。我が家ではリビングの窓を開けて風を入れるのが習慣だ。当たり前だが、夜に窓を開ければ虫が入ってくる。

虫を見つけると愛猫は興奮する。
天井や壁に虫が止まるとじっと見つめ、届きもしないのに捕まえようと標準を定める。小さな蟻でもカナブンでも、じーっと見つめて臨戦態勢に入る。

しかし、今日は虫がいるのに気づかなかった。

珍しいなと思っている最中、いき

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