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彼と私

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同棲中の彼とのあれこれ。アラフォーカップルの日々のこと。
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BBAが気づかせてくれた彼の優しさ

BBAが気づかせてくれた彼の優しさ

 悲しいかな、無礼な輩とは自分の無礼を知らずにお気楽に生きている。昨日は久々に無礼な言葉を受け、非常に腹が立った。

 昨夜は、ドイツから一時帰国している知人と会うための飲み会。事の発端は私の絵だ。酔った勢いで、今一生懸命に描いている愛猫の絵を見せたくなった。絵を褒められて良い気分になった後、愛猫の写真を見せた。

 すると、一緒にいたBBAが一言。

「あはは!ぶさかわ〜」

 ……はっ?

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アラフォー、家でお好み焼きパーティーをしたの巻

アラフォー、家でお好み焼きパーティーをしたの巻

 今年のゴールデンウィークは私にしては珍しく、ほぼカレンダー通りに休める。うれしいっ! 大いに満喫する予定だ。

 とはいえ、人混みが嫌いな我ら初老カップルは、特にこれという所には行かない。計画しているのは地元の公園でピクニックと、知り合いが営む居酒屋でのディナー。そしてもう一つは、お好み焼きパーティー。本日自宅のベランダにて行った。

 まずはベランダのセッティング。うちのベランダは狭くはないが

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うん、まだ大丈夫。

うん、まだ大丈夫。

 最近彼は仕事が忙しいようで、今朝もいつもよりも1時間早く家を出た。本来なら私も一緒に起きて見送りたいけど、あいにく朝は弱く改善の見込みはない。彼の「いってきまーす」に「いってらっしゃーい、気をつけてねぇ!」とベッドから返すので精一杯だ。

 朝は早く、夜は遅い。今日も彼にしては遅かった。よほど疲れたようで「ただいま」の声には覇気がなかった。

「遅かったね、疲れたでしょ?忙しかったの?」

「う

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私もオナラしたい

私もオナラしたい

 男女平等と叫ばれているが、本当にそうだろうか。

 私は違うと思う。企業は女性活躍推進と謳って女性管理職を増やすなどさまざまに取り組んでいるが、世の中が女性に求めるイメージは昔から変わってない気がする。

 例えば良妻賢母とか、オナラをしちゃいけないとか。

 うちの彼は、私の目の前でブッと威勢よくオナラをする。一度ではない。何度もだ。もう慣れたし、もはや私たちの間ではギャグ化しているから構わな

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【食エッセイ】私を狂わす悪魔のポテトフライ

【食エッセイ】私を狂わす悪魔のポテトフライ

 意を決して何かに取り組み始めたのに邪魔が入る。こんな経験をした人は少なくないだろう。私もよくある。その大半はダイエットにおいてだ。

 休日は彼と浮かれて食い道楽をする。外食したり、家だとしても飲んで食べてぐうたらしたりが我々のお決まり。そんなんだから大抵月曜日は増量している。月曜の朝はいつも誓う。「平日で戻してやる!」と。これが私の1週間のはじまりだ。

 今週もそうだ。月曜日から早速気を引き

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リベンジは来春に

リベンジは来春に

 先週桜は見頃を迎え、日本は花見モードになった。しかし、私は見られなかった。タイミング悪く彼と大喧嘩した後だったからだ。

 世の中は花見に賑わい浮かれ、街中には幸せそうな家族、カップルで溢れているのに私はドヨンとしていた。なんでこうタイミングが悪いのかと自分と不機嫌な彼を恨んだ。

 私たちにしては珍しく短いスパンで喧嘩を繰り返した。仲直りしたと思ったらまた揉め、少し別れの危機を感じた。しかし、

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多分これが彼と円満の秘訣

多分これが彼と円満の秘訣

 うちの彼は穏やかな性格で平和主義。そのおかげで仲良くやっているが、他にもいろいろと工夫したり、無意識でやっていることが円満につながっている。

これとか↓

 パートナーと仲良くするには、ある程度は相手を思って行動することが大切だと思う。それは些細なことで十分だ。

 先月のホワイトデーは、たまたま会社帰りの彼と外で待ち合わせた。この日がホワイトデーであるとすっかり忘れていた私。待ち合わせの日高

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魔法の餃子とポテチ

魔法の餃子とポテチ

「日高屋で餃子買ってきたけど食う?」

彼が口火を切った。

ただ言ったのではない。口火を切ったのだ。この一言は、その時の私たちにとって大きな意味があった。

その2日前、久々に大喧嘩をした。たまにする喧嘩とは比べようもないほどのもので、翌日仲直りしようと思ったが、彼は憂さ晴らしで親友と飲みに行き、仲直りする時間がなかった。しかし、彼が偉いのはどんなに気まずくてもちゃんと「飲みに行ってくる」とLI

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彼がもっと優しくなる魔法の言葉

彼がもっと優しくなる魔法の言葉

以前書いたが、私は基本ふざけていて、厄介な女だ。

彼の前では歌って踊って、ストレスが溜まった状態で酔うと彼にあたり(最近はなくなった)、ケンカしたら倍返しならぬ百倍返し。機嫌が良いときはいきなし彼に「〇〇のマネして!」と言う。良く言えば陽気、悪く言えば面倒か頭がおかしい人だ。ちなみに全て家の中での振る舞い。外ではしていない。

そんな私を、彼は微笑ましく(多少呆れているとも思うが)見守ってくれる

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ひだまりの優しさ

ひだまりの優しさ

ライターって孤独。

もう慣れたけど、ライターはひとりの時間がほとんど。インタビューもあるけど、基本は誰とも話さずに黙々と書く。締め切り前に必死で書いているときは孤独を感じやすい。あー私ひとりで何してるの、なんでこんなに書いてるのって。

うまい言い回しや納得した言葉が出てこないときは苦しい。手が止まる。でも、締め切りは刻一刻と迫っている。締め切りに追われる恐怖で心細くなる。

ひどいときは、本当

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やっぱりこの世は引き寄せでできている?

やっぱりこの世は引き寄せでできている?

昨日彼氏と久しぶりに喧嘩した。

とっても些細なこと。原因は取るに足りないことなので割愛するが、久々に彼の方がヒートアップした。

それで私が引いたと思ったら大間違い。私も気が強いので言い返した。あっちは私をおかしいと言うけど、私からしたら彼だっておかしい。負けてられっか! と思い、トドメを刺すくらい言ってやった。

不機嫌になった彼は昨夜すぐに寝て、今朝は何も言わずに家を後にした。

いくら普段

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愛すべき不格好なピーマン

愛すべき不格好なピーマン

子どもの頃嫌いだった食べ物は納豆とセロリ、ピーマン。

納豆は、彼と付き合い始めてやっと食べられるようになった。理由は彼が作る納豆オムレツ。最初作ってもらったときは「…うえぇ、本当においしいの?」と内心思ったが、食べたらびっくり。熱を通すとネバネバがなくなって味がまろやかになる。これを機に、納豆が以前よりは食べられるようになった。好き好んでは食べないけど。

セロリを食べられるようになったきっかけ

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【エッセイ】運命の人と出会うのは自分次第

【エッセイ】運命の人と出会うのは自分次第

YouTubeのおすすめに「これを見れば運命の人と必ず出会える」という動画が出てきた。今のところ必要ないのでスルーしたが、かつての私なら間違いなく見ていただろう。

いつになったら運命の人と出会えるの?
というか、そもそも運命の人はいるの?

といつも悶々としていたっけ。

今の彼は運命の人だ。
しかし、以前思い描いていた運命の人とは違う。

かつて私が思い描いていた運命の人は「私の望みを訴えな

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【エッセイ】世界で二人目のあなた

【エッセイ】世界で二人目のあなた

先週、はらわたが煮えくり返ることが起こった。

契約先の一社から、1カ月を切っているのに今月中で契約解除をしたいと連絡がきた。

そこは知り合いから紹介されたところで数年お世話になっていたが、ここ数年は工数は増えるは無茶振りされるはでイラっとしたけど、紹介された手前、文句を言わずにちゃんと仕事をこなしてきた。

なのに、社員が復帰するからなんとかで、突然の契約解除。契約書もあるのにだ。

通常1カ

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