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ありのままの自分~自己肯定感の育て方~

自己肯定感の力


私たちの日々の生活において、
自己肯定感は非常に重要な役割を果たします。


自己肯定感とは、ありのままの自分を無条件に受け入れる感覚のことです。


この感覚があると、
私たちは挑戦に対して積極的になり、
困難に立ち向かう勇気を持つことができます。


一方で、自己肯定感が不足していると、
私たちは自分の価値を過小評価し、
チャンスを逃すことが多くなります。



自己肯定感が高いと失敗を恐れずに行動できる。

自己肯定感が低いと行動できない。


からです。


何を達成するにしても、
行動しなければ始まりませんから、

自己肯定感を高く保つことは、
物事を達成するために重要なことです。


では、自己肯定感はどのようにして育まれるのでしょうか?


これは、私たちが自分自身にどのように向き合い、
自分の経験や行動をどのように解釈するかによって決まります。



自己肯定感を育むには、

自分の長所や成功体験に焦点を当て、
自分自身を肯定的に見ることが有効です。

また、失敗や欠点を超えて、
成長の機会として捉えることも必要です。


つまり、
長所や成功体験も短所や失敗も受け入れて、
そのどちらも肯定的に受け入れることです。


それにより、
自分のことを、能力や残した結果によってでなく、
存在ごとそのまま受け入れ、価値があると認識することができるのです。


このように認識すると行動を起こす際、
結果を過度に意識せず挑戦を繰り返すことができ、

挑戦を繰り返すことで、
「行動力のある自分」という自己イメージを強化することができます。

このサイクルがさらに自己肯定感を高めるのに役立ちます。


ポジティブな自己認識の構築


自己肯定感を高める最初のステップは、
自分自身の強みや成果に注目することです。


私たちはつい自分の欠点や失敗に焦点を合わせがちですが、
自分の長所や成功体験を認識し、
それらを肯定することで、
自己肯定感を強化できます。


ここでは、
自分自身のポジティブな側面に焦点を当てます。


自己認識の強化


自分自身の強みや特徴をあげることは、
自己肯定感を高めるための基礎です。

それらが日々の生活や、周囲の人々に、
どのようにプラスの影響を与えているかを意識的に認識しましょう。

たとえば、
人に優しくすることができる、
効率的に仕事をこなす能力がある、など、

自分の個性や能力の、
肯定的に思える部分に焦点を当てることで、
自己価値感を高め、より自信を持つことができます。

肯定的な自己対話


日々の自己対話において、
否定的な言葉を避け、肯定的な表現を取り入れることが重要です。

例えば、
失敗を「私はダメだ」と捉えるのではなく、
「次はもっと良くできる」と前向きに捉えることで、
自己肯定感を強化できます。

自分自身に対して優しく、
励ましの言葉をかけることで、
内面からの強さと自信を育てることができます。


成功の祝いと感謝


小さな成功であっても、
それを祝い、自分自身の努力を認めることが大切です。

例えば、
仕事での小さな成果、
新しいスキルの習得、
日々の運動習慣の継続など、
自分自身の成長と努力を祝うことで、
自己効力感(自分の能力に対する自信)が高まります。

また、自分の周りの人々や環境に対する感謝を表すことで、
ポジティブな感情が増し、
自己肯定感が自然と高まります。


結論(ポジティブな自己認識の構築)

ここで挙げた3つの方法は、

自分の認識を、肯定的な方に向けるという訓練になります。

どんな物事でも、状況でも、
肯定的な面と否定的な面を見出すことができますが、

どんな物事・状況でも肯定的なものの見方をする癖をつけておくことで、
自己肯定感を高め、それを維持することができます。


否定的な思考パターンの打破


自己肯定感を高めるための次の重要なステップは、

否定的な思考パターンを打破することです。

私たちの思考は、
過去の失敗やネガティブな経験に囚われがちですが、
これらの思考パターンを変えることで、自己肯定感を強化することができます。

前の章では、肯定的な方向を見ることの重要性を述べましたが、
体調や心理状態が万全でない時は、
どうしても否定的な方向を見てしまうものです。

そのため、否定的な思考パターンに対しての取り扱いを提案します。


認知の歪みの特定と対処

自己否定的な思考は、
認知の歪みから生じます。

例えば、

「一度の失敗は全てを台無しにする」

というような0、100思考や、

「他人に批判されたら自分は価値がない」

と考えるなど、

これらの過度な一般化や極端な解釈は、

自己評価を低くする原因になります。

これらの歪んだ認識を特定し、
それらが必ずしも事実でないことを認識しましょう。

無意識のうちに、
あなたの幸せに役に立たない思い込みがあることに気付くということです。

気付けば無意識から意識の領域に挙げることができるので、

「この思い込みは勘違いだ」

と再認識することができます。


幼少期からの刷り込みによって形成された思い込みなので、
一度で解消できないかもしれませんが、

根気よく気づき、認識を改めることで、
あなたの今後の人生を、
より身軽で、豊かなものにするでしょう。

ポジティブな代替思考の準備


ネガティブな思考には、
ポジティブな代替案を用意します。

物事には肯定と否定の両面が必ず存在すると先述しました。

否定があるということは肯定があります。

自分が陥りがちな否定的なパターンを認識しておいて、
あらかじめ、ある否定パターンに対して、
対応策を用意しておくことが有効です。

たとえば、
仕事での小さなミスで「私はダメな奴だ」と捉えてしまったら、
代わりに、「これは学びの機会だ」と考えることで、

ミスをしなかった場合より、
あなたは成長することができ、
長い目で見たとき、
あなたはより多くを得ることができると考えるのです。

失敗や挑戦は成長のためのステップであり、
それぞれの経験から学び、次に活かすことが大切です。

すると、挑戦とそれに伴う失敗は歓迎すべきことで、
なにも変化しないことこそ、恐れるべきことだと認識できます。


感情と思考の分離


私たちは、今感じている感情が永遠かのように錯覚し、
過度に悩みや不安、後悔を、
自分に影響のあるものだと評価しますが、

大抵の場合、
過去に悩んでいたことは、
未来から見るとちっぽけなものです。

感情は一時的なものなのです。
これは多くの人が経験しているのにもかかわらず、
忘れていることです。

昔を思い返してみて、

「何で自分はそんなに小さなことで悩んでいたんだろう」

と思うことはありませんか?

もしかすると、悩んでいたことすら忘れているかもしれません。


おそらく、
もしあなたが今、
何か悩んでいるとしても、

未来のあなたにとっては些細なことです。


今のあなたには重要なことなのかもしれません。

今は悩むときなのかもしれません。

浮き沈みがあって幸せを感じられますから、
今の苦痛は人生を彩る良い体験になるのでしょう。

今大変でも、
未来から見てみると、
軽く考えることができるかもしれません。


さて、感情が一時的ということは、
そこから生まれる思考も一時的で、
すぐに移り変わるものだということです。

気分が落ちているときには、
否定的な思考が巡りますが、

気分が上がっているときには、
肯定的な思考が巡ります。


どんな思考も絶対的な事実ではないということです。

流動的な感情や思考に任せて自己評価を下すのではなく、
広い視野で見て自分を肯定する癖をつけましょう。


気分が、良いときは良い。
悪いときは、良くなる前兆。

などと都合よく解釈してしまいましょう。

すると気分が安定し自己肯定感を高く保つ助けになります。


結論(否定的な思考パターンの打破)


この章では、
感情や思考は流動的で、
過去の経験に基づく思い込みから成り立つと述べました。

つまり、すべてが絶対的な事実ではなく、
自分で解釈を決めて、意味をつけているものだということです。

否定的なものがあるのでなく、

中庸なものに、否定的な意味付けをしている。

そういった認識を持つことが重要です。

日々の習慣で自己肯定感を育む


この章では、
自己肯定感を高めるために日常生活に取り入れるべき習慣について考察します。

肯定も否定も、最終的には私たちの認識次第で、
そのどちらにも根拠はありません。

この認識を持つことで、
自己肯定感を左右する思考パターンに対してより意識的になれます。

つまり、都合よく勘違いしていきましょう。ということです。


認知の再構築


毎日遭遇する状況に対する解釈は、
私たちの認識によって左右されます。

例えば、ミスを経験した時、

「自分はダメな奴だ」と考える代わりに、
「これは伸びしろだ」と捉えるようにします。

このように肯定的な視点を持つことで、
自己肯定感を高め、チャレンジに前向きに取り組むことができます。

目の前の事象は選べませんが、それに対する反応は選べます。

反応が変われば、
そのあとの行動・結果、自分に対してのイメージが変わります。

自分にとって良い反応をとり、
自己肯定感を上げて、高く保ちましょう。

感謝日記の習慣


日々の小さな喜びや成功を記録する感謝日記をつけることは、
ポジティブな思考を促進します。

例えば、
友人からの優しい言葉、仕事での小さな達成、美しい自然など、
体が満足に動くこと、朝起きれたこと。

日々の生活の中で感謝すべき点を見つけ、

それを記録することで、ポジティブな気持ちを強化し、
自己肯定感を高めます。

私たちはつい「無いもの」足りないものなど、
不足感や否定的な面ばかりに目を向けてしまいます。

それも、何かを達成するためのモチベーションになるので
時には良いでしょう

しかし、度を越えると自己肯定感を下げてしまいます。
競争社会はそれを助長しすぎるきらいがあるので、

意図的に「あるもの」、感謝など、
充足感や肯定的な面に目を向ける習慣を作りましょう。

心身を整える

定期的な運動、健康的な食事、適切な睡眠は、
心身の健康を促進し、
自己尊重の感覚を強化します。

自分自身をいたわることで、

「自分は自分自身を大切にしている」

というメッセージを、
行動によって無意識に刷り込み
自己肯定感を高めます。

また、心身の調子を整えることがで、
肯定的な感情や思考が生まれる土壌ができます。

すると自己肯定感を高く維持することができます。

空腹や寝不足の時は怒りっぽくなることは経験があると思います。
まず自分自身を調整し、気分良く過ごしましょう。


結論


自己肯定感は、
目標を達成する際不可欠な要素である「行動」を起こすのに、
重要な要素になります。

それは、
結果を過度に意識しすぎて、
失敗を恐れ行動できないという状況を避けることができるからです。

自己肯定感が高い状態というのは、
目標を達成してもしなくても、
ありのままの自分で価値があると、受け入れている状態ですから、
達成しなくても、それほど問題はないのです。

そして、そういった状態のほうが達成確率は上がるのです。

目標を達成するには、
結果でなく行動に焦点を当てることが重要だということになります。


自己肯定感は、
目標を達成するうえで、まず最初に意識して高めておくと、
あなたの人生を充実させるのに役立つ要素です。

ネガティブな人が多い、日本人は特にです。

自己肯定感を低いまま、目標を達成していくと、

自分の存在でなく、
能力や達成に価値があり、能力がなくなれば価値はない。

と錯覚してしまうことになってしまいます。

それではそこで心が折れてしまいます。
まず、ありのままの自分を受け入れましょう。

自己肯定感などと考えることを忘れるほど当たり前に、
自分を存在ごと肯定しましょう。

本記事での提案が一つでも参考になれば幸いです。







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