記事一覧
小さな思い出 入院生活
幼い頃、体が弱かった。季節の変わり目、とくに梅雨から夏の始まりがだめで、入院したりした。今なら良い吸入薬が出来てコントロールできる病気になったが、当時は苦しんだ。
東京の、それほど大きくない病院に入院していた時のことだ。わたしはナースステーションの隣の小児科の3人部屋にひとりで退屈に寝起きしていた。なぜか入院すると体調は良くなったので、漢字ドリルをやったり本を読んだりしていた。家族の面会も限
小さなものたちの誕生日
何かのものの使い始めに、そっとその日付を裏とか横に書いておくようにしている。例えば洗顔フォームは9月26日。前回は5月だったから4ヶ月に1回で新しいものに更新していることになる。朝夕の顔洗いに使うのだからそんなもんかな?よくわからないけれど、使用開始日を油性ペンで書くたびに、その小さなものたちの誕生日に見えてきた。
特に詰め替え用の洗剤やシャンプー、クリームなど、買い置きが気になるもので始め
試験に向けてひとりぼっちで勉強してる…コツコツやってるつもりだけど過去問解いてみたら3回目の今日が一番悪い点数でさすがにしょんぼりしてしまう…
散歩 かけがえのないひととき
街路樹が揺れる遊歩道沿いに暮らしている。季節によって木々は姿を変えるし、窓から見える通りの姿は、小さな癒しでもある。
小学校の通学路にもなっているので、朝は少しにぎやか。4月は黄色い帽子の一年生の姿が気になる。月曜日は持ち物も多くて、登校班の班長さんに必死でついて行く。小さな体でがんばっているのを見るのは、それだけで力をもらえる。
季節が良くなったからか通りを歩く人も増えた。走る人も。本