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料理。

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今日の料理。 作りながら思うこと。
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2021年2月の記事一覧

100点満点。

100点満点。

「明日の夕ご飯は何を食べたい?」

家族には勝手ながら
気が向いた時にだけ
このフレーズを投げかける。

大抵は、
その日の冷蔵庫にあるもので
夕ご飯を生み出す方式なのだ。

母からの答えは
「鶏肉と大根を醤油で煮た物」

何とも的確なリクエストに
スタンディングオベーション。
一人で100人分。

煮物の具材と
なんなら味付けまで
指定してもらえると

料理を作る工程で
一番労力を要する
「考え

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ピザもどきピザ。

ピザもどきピザ。

問い 1.

意図せず、
今日の冷蔵庫の中身だけで

自分の想像の範囲を
超えるものを作りなさい。

またその計算式を答えよ。

▼回答

平揚げ+ケチャップ+ミニトマト
+コーン+チーズ-(ピーマン+大葉)

=ピザもどきピザ

手回し脱水機。

手回し脱水機。

野菜の水切りをする時に便利な
ぐるぐる回して水を切る道具。

水切りをしていると
つい楽しくなり、
これでもかと回し続けてしまう。

遊園地のコーヒーカップの
真ん中にあるハンドルのように。

回すのも好きだし
回っているのを見るのも好き。

水を切りすぎたブロッコリーは
脱水後の洗濯物のように
ヘナへナになっていた。

あのシャキシャキ感は
一体どこへ。

あさりの開花。

あさりの開花。

あさりの酒蒸し中に
見逃してはならない瞬間がある。

洗い物そっちのけで
中が見える蓋越しに
その瞬間だけを
じっと見つめながら待つのだ。

そろそろかな、と息を飲む。

あさりが次々と花開き
あっという間に咲き乱れる。

桜の開花シーンを
早送りで見ているような
そんな綺麗なうっとりする瞬間。

黄緑色のキャベツの上で
あさりが満開。

名前をつけるなら。

名前をつけるなら。

「鶏肉じゃない、あんかけ筑前煮風」

もう、一体
何が真実なのかわからない。

そんな料理が出来上がり。

作る段階でまだ
これ、と決まっていない時は

とりあえず
冷蔵庫にある野菜を切っていく。

肉団子を発見したから
具材的に筑前煮の味付けに。

再び冷蔵庫を見渡して
他に入れられるもの探し。

眠っているこんにゃくを
ここで入れることにする。
後付け。

厚揚げもあったけど
もう一眠りさせる

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名は、菊芋。

名は、菊芋。

ビジュアルは生姜と瓜二つ。
食感はシャキシャキ。
名は菊芋。

野菜室の選抜メンバーには
いないであろう、菊芋。

彗星の如く現れて
おいしいという記憶だけを残して
去っていきながらも、
決して選抜メンバーには選ばれない。

そういう存在。

それがまたいいのだ。

真のいとこ関係。

真のいとこ関係。

かぼちゃと小豆の
いとこ煮。

従兄弟だったのに
今まで一度も
出会わせたことがなかった。

赤の他人である
豚ミンチだったり
鶏ミンチだったり。

北海道産のかぼちゃと
北海道産の小豆。

真の従兄弟関係であること
間違いなし。

湯気の極み。

湯気の極み。

窓の外は真っ白。

そんな日のお味噌汁の湯気は
いつもより際立って綺麗に見える。

真っ白な雪景色の中にある
露天風呂のように。

真っ白い割烹着を着た女将さんが
お味噌汁を注ぐシーンのように。

対照的な寒さと温かさが
一緒になった瞬間だけ
見ることができる
湯気の極み。

未完成の丸い物体は。

未完成の丸い物体は。

お好み焼きの
着飾る前である。

お好み焼きが食べたくなる時が
3ヶ月に1度位で訪れる。

ローソンのからあげクンと
同じぐらいの頻度で。

お好み焼きをおかずに
ご飯を食べれない私は

お好み焼きを
「おかず風」に作ることが多い。

キャベツ半玉を千切りし
卵3つと粉末だし。

シンプルにこれだけを
ボウルでかき混ぜて

フライパン全面を
占領して焼くのだ。

小麦粉が入っていない分
軽めに食べ

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日々進化。

日々進化。

料理番組は
無意識に見てしまう。

先日、キムチチゲの作り方で
豚肉とキムチを炒めてから
水を入れていくという手順が
紹介されていた。

水を火にかけながら
豚肉、キムチ、ほかの具材を
どんどん入れていく私の作り方。

新しい方法やワンポイントなどは
即座にやってみる、に限る。

手順一つで
少しでも美味しくできるのであれば
それは万万歳。日々進化あるのみ。

気になるお味は、、
家族の反応を見る

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巻き物系。

巻き物系。

巻き物は少し面倒だけど
出来上がりは心が踊る。

今日の
豆苗の豚バラ巻きもそう。

他にも
生春巻きとか
アスパラのベーコン巻きとか
えのきの肉巻きとか
手巻き寿司とか

焼肉の時
レタスと大葉で巻いたりだとか

何かで何かを巻いたときの
具材の相乗効果は計り知れない、
と勝手に思っている。

豆乳信者。

豆乳信者。

わたしは豆乳信者。

冷蔵庫の扉の右側、
定位置には欠かさず1000mlの
蓋付きの無調整豆乳がある。

そのまま飲むのも好き。

料理で牛乳の代わりに
豆乳を使うのなんて日常茶飯事。

卵焼きにも茶碗蒸しにも
少し豆乳を入れる。

豆豆しさ全開の豆乳に火を通すと
豆豆しさのかけらもなく
ただまろやかになるのだ。

今日は
鶏モモ肉の豆乳クリーム煮。

バターで炒めた具材たちに
塩胡椒とコンソメ、

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想像と現実。

想像と現実。

「草原に咲く黄色い花と赤い花」

すごく美しい風景を思い浮かべる
自分の目の前にあるものは

ただの生春巻き。

豪快に。爽快。

豪快に。爽快。

一人暮らしの時のご飯作りと
家族3人分のご飯作り。

もちろん
作る量も体力も
×3倍になったが

具材をいっぱい使って
豪快に作れることが
結構、爽快だったりもする。

今日の生姜焼きもそう。

一人暮らしの時に
こんなに作っては
次の日でも、メイン選手となる。

これが家族となれば
一晩にしてなくなる。

そもそも「作り置き」という
概念がどの料理であっても
ほぼなくなる家族ご飯。

「料理を

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