桐畑恭太郎

今の所、人間です。

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黒猫。火傷を負う。

人間というのは、誰しにも自分の人生を表す一文というのが存在する。 太宰治なら「恥の多い生涯を送ってきました。」だろうし、ワンピースのヒルルクだったら「まったく!…

桐畑恭太郎
4か月前
5

雑草引き抜いたらコンクリートが釣れました。というわけで、7月頃までnote休みます。

桐畑恭太郎
3週間前

俗世から離れた物と今のテレビがなぜつまらないのか

 大学のゼミでイノベーションマネジメントを専攻していた時のこと。新しい商品プランを考えている時に、先生からこんな事を言われた。 「ターゲットはできる限り絞れ。」…

桐畑恭太郎
1か月前
2

飲み会と第三者の振る舞い

 久しぶりに大学時代の友人に出会うと、なにかと驚く事が多い。誰々が彼女と別れただとか、誰々が復縁したとか、誰々が会社を辞めただとか。  大学生という肩書を捨て大…

桐畑恭太郎
1か月前
1

名言と生きた言葉の使い方

 仕事柄、良い言葉だと思った物はメモするか写真を撮る様にしている。面白い展開だと思った物は何回も見る様にしている。とにかく、何かしらの形で記憶に残すようにしてい…

桐畑恭太郎
1か月前
1

見える世界と大人になる時

 23歳になって、嫌な大人になっていくのが日に日に分かるようになった。  子供の頃は「あんな大人になんかなりたく無い!」と息巻いていたが、今では何となくタバコを吸…

桐畑恭太郎
1か月前
2

殺人欲求と芸術性

 今更だけど、「キャラクター」という映画を見た。(なんか、デジャヴだな。)  いつも通り、Amazonプライムで見た。面白かったんだけれど、何かを表現している者の端か…

桐畑恭太郎
2か月前
3

エモいの定義と花束みたいな物

 今更だけど「花束みたいな恋をした」と言う映画を見た。 正直言うと、僕は流行というものが嫌いだ。  そもそも、僕自身が流行に疎いのも原因なのだが、テレビで最近流…

桐畑恭太郎
2か月前
1

創造性と躍進

 最近、とあるYouTube r(?)タレント(?)が「海外に行って遊びまくります!」と言い残して、海外移住を決断した。  調べれば分かる事なのであえて名前は出さないけ…

桐畑恭太郎
2か月前
2

効率性と確かにゲームはやらなくなった

 小学生の頃。Wiiにどハマりしていた。  このソフトにハマった!というのは正直覚えてないけれど、僕の礎にゲームがあるのは確かだと思う。  ただゲームは下手くそだ…

桐畑恭太郎
2か月前
4

それぞれのコンテンツと適した表現方法

 最近、Amazonプライムに入った。本当に今更。  「僕達は、もっと早くから知っておけばよかったと後悔する事が多い。」という導入から始まるnoteを先日書いたが、Amazon…

桐畑恭太郎
2か月前
4

自分自身の分析と他人からの評価

 最近、とある小説を完成させた。3月31日が締め切りの新人賞に応募するつもりだ。  その小説を新人賞に応募する際に応募要項に目を通したところ、「作品とは他に3枚程度…

桐畑恭太郎
3か月前
6

言葉にする愛情と言葉にしない美学

 僕達は、もっと早くから知ってればよかったと後悔することが多い。  僕の場合、最近『SUPER BEAVER』というバンドを知って、そんなことを思った。  ミュージックステ…

桐畑恭太郎
3か月前
5

面白いの定義と客寄せパンダ

 「面白い」の定義。なんて、今更考えた所で無意味である事はなんとなく分かってる。そんな定義は人それぞれだし、そもそも考えた人なんかいないのがほとんどだ。  でも…

桐畑恭太郎
3か月前
5

男の価値とアイドルの写真集

 初めて話すのだが、僕はオードリーファンだ。どれぐらいファンかというと、オードリーさんのラジオを毎週リアタイしているぐらいにはファンだ。その流れで、日向坂ファン…

桐畑恭太郎
3か月前
3

人間の分かり合えなさとそれでも混じり合う人間の奇妙さ。

 人間の肉体はトレーニングで変えられる。筋トレをして筋肉質になる人もいれば、ボイトレに行って美声を手に入れる人もいる。絵画教室にいって絵を上手くなる人もいるし、…

桐畑恭太郎
4か月前
黒猫。火傷を負う。

黒猫。火傷を負う。

人間というのは、誰しにも自分の人生を表す一文というのが存在する。
太宰治なら「恥の多い生涯を送ってきました。」だろうし、ワンピースのヒルルクだったら「まったく!!!!いい人生だった!!!!」だろう。
あいにく僕は死んでいないし、人生が100年あるのならまだ4分の1にも満たしていない若輩者だ。でも、言わせて欲しい。

「僕は生まれる世界を間違えた。」これが、僕の人生を表す一文になるだろう。今までも、

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雑草引き抜いたらコンクリートが釣れました。というわけで、7月頃までnote休みます。

俗世から離れた物と今のテレビがなぜつまらないのか

俗世から離れた物と今のテレビがなぜつまらないのか

 大学のゼミでイノベーションマネジメントを専攻していた時のこと。新しい商品プランを考えている時に、先生からこんな事を言われた。

「ターゲットはできる限り絞れ。」

 理由は至極簡単な物で、母体が大き以上はどれだけターゲットを減らそうが数は多いし、面白い物であれば必ず買ってくれるし伝染するからだ。

 例えば、「日本に住む、30代の男性で、独身。動物を飼っている」人に刺さる商品を作った場合、たぶん

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飲み会と第三者の振る舞い

飲み会と第三者の振る舞い

 久しぶりに大学時代の友人に出会うと、なにかと驚く事が多い。誰々が彼女と別れただとか、誰々が復縁したとか、誰々が会社を辞めただとか。

 大学生という肩書を捨て大人になった今、他人の人生について思う事が多くなり、同時に横槍を入れたくなる事が増えた。

 「きっと、社会人になって仕事優先になったからすれ違いが多くなったんだろう。だから別れたんだ。」

 「復縁って言うけれど、どうせすぐ別れるだろ。」

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名言と生きた言葉の使い方

名言と生きた言葉の使い方

 仕事柄、良い言葉だと思った物はメモするか写真を撮る様にしている。面白い展開だと思った物は何回も見る様にしている。とにかく、何かしらの形で記憶に残すようにしている。

 良い言葉というのは、基本的には2種類あり「誰もが言っても通用する、人間の摂理」から着想を得た言葉と「その人にしか通用しない、その人だけの人生観」から着想を得た言葉がある。

 どちらも、かっこいいのが最低条件であるのだが、かっこよ

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見える世界と大人になる時

見える世界と大人になる時

 23歳になって、嫌な大人になっていくのが日に日に分かるようになった。

 子供の頃は「あんな大人になんかなりたく無い!」と息巻いていたが、今では何となくタバコを吸いたい人の気持ちが分かる。AVを見たい人の気持ちが分かる。酒に入り浸る人の気持ちが分かる。

 別に悲観的になっているつもりはない。あの頃には気が付かなかった、大人の楽しみ方というのがあるから。

 そんな僕が嫌な大人になってしまったな

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殺人欲求と芸術性

殺人欲求と芸術性

 今更だけど、「キャラクター」という映画を見た。(なんか、デジャヴだな。)

 いつも通り、Amazonプライムで見た。面白かったんだけれど、何かを表現している者の端かけとしては耳が痛いセリフのオンパレードで、なかなか素直に楽しめなかった。

 刺さる理由は色々とあったけれど、1番刺さったのはサイコパス殺人者である両角という男が言った自分の殺人を正当化する為のセリフ

 「先生だって、作品の中で人

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エモいの定義と花束みたいな物

エモいの定義と花束みたいな物

 今更だけど「花束みたいな恋をした」と言う映画を見た。

正直言うと、僕は流行というものが嫌いだ。

 そもそも、僕自身が流行に疎いのも原因なのだが、テレビで最近流行りの〇〇特集なんてものが組まれれば基本的にはチャンネルを変えるし、流行を血眼で追っている人間を基本的に小馬鹿にしている。

 そんなんだからか、あまり自分の好きな物は語らないし、基本的に映画は公開日に観ない。公開日に行くのは名探偵コナ

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創造性と躍進

創造性と躍進

 最近、とあるYouTube r(?)タレント(?)が「海外に行って遊びまくります!」と言い残して、海外移住を決断した。

 調べれば分かる事なのであえて名前は出さないけれど、僕はあの人の事が苦手だ。もちろん、もっと嫌いな人はいるけど。

 勘違いしないで欲しいのは、あの人は嫌いだけれど、あの人をSNSで叩く人の方が嫌いだ。というか、SNSで有名人を誹謗中傷する人隔たりなく嫌いだ。

 じゃあ、お

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効率性と確かにゲームはやらなくなった

 小学生の頃。Wiiにどハマりしていた。

 このソフトにハマった!というのは正直覚えてないけれど、僕の礎にゲームがあるのは確かだと思う。

 ただゲームは下手くそだったので、兄弟の中で「大乱闘スマッシュブラザーズX」はいつも最下位だったし、「ちびロボ」とかその辺りのハートフルなストーリーゲームを中心にやっていた。

 当時は、「たぶん、大人になってもゲームやっているんだろうなぁ」と思っていた。そ

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それぞれのコンテンツと適した表現方法

それぞれのコンテンツと適した表現方法

 最近、Amazonプライムに入った。本当に今更。

 「僕達は、もっと早くから知っておけばよかったと後悔する事が多い。」という導入から始まるnoteを先日書いたが、Amazonプライムも早速「僕的もっと早く知っておけばよかった物一覧」にノミネートされた。

 何が良かったって、自宅で動画コンテンツを見るという行為が、日陰に生きている僕に適した視聴方法だからだ。もしかしたら今後、映画から学んだ事や

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自分自身の分析と他人からの評価

自分自身の分析と他人からの評価

 最近、とある小説を完成させた。3月31日が締め切りの新人賞に応募するつもりだ。

 その小説を新人賞に応募する際に応募要項に目を通したところ、「作品とは他に3枚程度の梗概を付けてお送りください。」と書いてあった。

 「梗概」(こうがい)というのは、いわば作品の地図であり、どういう感じに物語が進むのかというのを教えて欲しいという事だ。

 そんなもん、見て分かれよ。 って僕は思った。

 売られ

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言葉にする愛情と言葉にしない美学

言葉にする愛情と言葉にしない美学

 僕達は、もっと早くから知ってればよかったと後悔することが多い。

 僕の場合、最近『SUPER BEAVER』というバンドを知って、そんなことを思った。

 ミュージックステーションに出演なさるぐらいには有名な方であり、もちろん曲も最高なので聴いてほしい。(僕の好きな歌は『東京』。ジャケ写をLINEのホーム画面にしてるぐらいだ。)

 そんな『東京』という曲に、こんな一節がある。

「重ねる年 

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面白いの定義と客寄せパンダ

面白いの定義と客寄せパンダ

 「面白い」の定義。なんて、今更考えた所で無意味である事はなんとなく分かってる。そんな定義は人それぞれだし、そもそも考えた人なんかいないのがほとんどだ。
 でも、僕そういう事を考えなければいけない呪いみたいな物に掛かっているし、そういう事を考えるのが好きなのである。僕の面倒くさい部分だと思ってくれればいい。(要するに黙って聞いてくださいお願いします。という事だ。)
 例えば、芸人さんがよく舞台上で

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男の価値とアイドルの写真集

男の価値とアイドルの写真集

 初めて話すのだが、僕はオードリーファンだ。どれぐらいファンかというと、オードリーさんのラジオを毎週リアタイしているぐらいにはファンだ。その流れで、日向坂ファンだ。どれぐらいファンかというと、毎週日向坂で会いましょうを楽しみにしているぐらいには好きだ。

 じゃあ、ファンの風上における人間か。いや。そんな事はない。いまだに生で見たことがないからだ。僕は日陰で涼みながらそういった芸能人を応援するのが

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人間の分かり合えなさとそれでも混じり合う人間の奇妙さ。

人間の分かり合えなさとそれでも混じり合う人間の奇妙さ。

 人間の肉体はトレーニングで変えられる。筋トレをして筋肉質になる人もいれば、ボイトレに行って美声を手に入れる人もいる。絵画教室にいって絵を上手くなる人もいるし、ダンス教室に行ってリズム感を身につける人もいる。
 でも、人間の性格はトレーニングで変わるとは考えにくい。筋トレをしたって怖いものがなくなるかと言ったらそうではないだろうし、ダンス教室に行ったからと言って引っ込み思案が治るとは思えない。

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