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創造性と躍進

 最近、とあるYouTube r(?)タレント(?)が「海外に行って遊びまくります!」と言い残して、海外移住を決断した。

 調べれば分かる事なのであえて名前は出さないけれど、僕はあの人の事が苦手だ。もちろん、もっと嫌いな人はいるけど。

 勘違いしないで欲しいのは、あの人は嫌いだけれど、あの人をSNSで叩く人の方が嫌いだ。というか、SNSで有名人を誹謗中傷する人隔たりなく嫌いだ。

 じゃあ、お前はどうなんだと思った方。そもそも、僕は芸能人が嫌いでも誹謗中傷した事は一度もない。そもそも、誹謗中傷する手立てが無いから。

 あいにく僕はX(旧Twitter)やInstagramをやっていない、SNS弱者である。このnote以外は自分の考えを言語化する伝手を持っていない。その為、自分の嫌いを口先だけで吐けるような柔な人間じゃ無い。なので、どんな文章を書こうが、特定の誰かを攻撃する様なつもりは無い。それは大前提としてこれからもnoteを続けていきたいと思う。

 それを踏まえて。

 海外の何が魅力的なんだよ。

 自分の深層心理を言葉に出したけれど、たぶん海外は魅力的なんだろう。僕も、一度で良いからイギリスあたりに旅行には行きたいと思ってる。でも、一度だけで良い。海外の刺激は貰いたいけれど海外に染まる気はないから。

 最近、芸能人で多い気がする。前記した様に、日本を捨てて海外に住もうとする人。日本の大学でも全然学べるのに、なぜか海外の大学に留学する人。日本人にまともな評価をされていないのに、海外の人達に媚を売る人。

 別に、そんな人達にモヤモヤを抱いたのは最近の話じゃない。僕が高校生になった頃からそうだった。

 そもそも、僕にはどうしても分からない。

 海外で何を学ぶ事があるのだろうか?

 まあ、永住する人は何の考えも無しに海外に行く人だから、学ぶ為に海外に行くのではないのだろう。 

 いや、それにしてもだろ。

 人生100年時代と言われる昨今、1年ですら長く感じるのに100年は遊んでいるだけで終わるほど短い人生ではないだろ。

 なんて事を、そういう類のニュースを見た時に感じる。何かと海外に関連付けて何かを吸収しようとする人に聞きたいのだが、海外に行かないと人類の先導を走れないぐらいに、今の日本って落ちぶれているのだろうか。

 そもそも、こういった人にかぎって日本に何かと憂いを感じがちだし、SNSで「ニホンオワタ」みたいな事を書いてネットの世界を荒らしがちだ。こんな奴らのせいで、僕達の住む日本が悪く言われるのははっきりいって侵害だし、日本人の皮を被った売国奴だと思っている。

 彼らは分かっていないのだ。日本人が日本に住む事の尊さを。そして、日本人が日本で学ぶ事はまだまだあり、そしてそれはきっと底が無い。 

 という事を。

 僕の大好きな言葉に「3流は人から学ぶ、1流は自然から学ぶ」という言葉がある。

 この言葉が書かれていた本では、皆さんが想像する通りの緑豊かな自然の意味で書かれていたのだが、きっと社会でもでも同じことが言えるし、それは国を選ばないんじゃないかと思う。

 「マネー•ショート」という映画をご存知だろうか。世界恐慌の際に、損害を全く受けずに巨額の利益を受けた4人の実話を元にした映画である。

 本当に掻い摘んで話すと、当時のアメリカは家を建てて、低所得者でもいいから誰かを入れて、その家のローンで儲けるという方法を取っていた証券会社がいたのだが、この証券会社はのちに64兆の負債額を負って倒産している。低所得者をろくに審査せずに入居させたため、ローンを払えなくなって家を出る人が続出した。要するに資金繰りが回らなくなったのだ。

 何がタチ悪いって、当時のほとんどの株主はこの証券会社の成長具合を信じて投資して、利益が必ず出ると疑わなかったのだ。

 けれど、その証券の価値を疑って、その証券で損を被った際の保険証券に莫大な金を投資して、億万長者になった人もいる。それが、前述した映画のモデルになった人だ。

じゃあ、彼らは何を見て世界恐慌が起きると予言したのか。

 家が続々と建つ中、だんだんと空き家が増えていってるアメリカを見て感づいたのだ。

 街中をドライブしている際に、空き家の看板が増えている事に気づき、いわば住宅バブルの従来が近づいているのを予言したのだ。

 彼らは誰からも知恵を授かって無い。人間が自然にした行為の流れを見たのだ。それを見て、自分の感を信じたのだ。

 けれど、これってアメリカじゃなくても起こりうる現象だと思う。

 何かとアメリカを介せばドラマチックに映るけど、日本でも街中を探索すれば流行やブームを先どれるし、誰よりも最先端の考えに行き着くんじゃないかと思う。というか、人を介して学ぶ時には旬は過ぎているのだ。

 もちろん、海外に目を向けるのは大事な事だと思う。けれど、だからと言って日本らしさを忘れる様な大人にはなりたくない。

 それに、僕は海外でも評価される物を日本で作ってみたいのだ。

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