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ピゴはASDだけど ~なんでもない日の3つの小さな話
エピソード1
前を歩いていた私の靴のかかとを、ピゴが踏んでしまった。
すかさず「あ、ごめん」と彼は言った。
エピソード2
「今日はパパの帰りが遅いから、晩御飯は3人で外で食べない?」
とピゴから提案があった。
チョコは他の遊びに夢中でまるで聞いていない。
「私はどこでもいいよ。チョコちゃんの好きなところで食べよう。私のデイが終わるまでに決めておいて」
そう言ってピゴは放課後デイへ出発した。
インクルーシブコンサート〜多様性を敢えて謳わなくても良い社会を目指すために
チョコの友だちの誘いで、クラシックのインクルーシブコンサートに行ってきた。
このインクルーシブコンサートは、
・年齢制限なし
・曲の途中でも入退場自由
・声を出したり立ち上がってもOK
・撮影OK
という肩肘張らないスタイル。
受付スタッフも何らかの障害と生きる方が多く、鑑賞者もスリングに入った0才児、バギーに乗った子、感覚刺激のグッズを持っている人、声が出てしまう人も。
私はチョコとチョコの
やっぱ本人に聞かないとわかんないね!
なんだけど。
親って、「良かれと思って」子どもの予定を決めてしまいがち。
危うく、子どもの意見を無視するところだった…
という小さな話。
くどくど説明するよりコミュメモを出した方が早い。
チョコに示した以下を見てくれ。
というわけで、えらぶメモ登場。
はい、もうわかりましたね?
母親である私は、ショッピングセンターで祖母と過ごした方が楽しめるだろうと思って、祖母にも既に話を通してた。
ショ
おはなしメモと直接対峙
直接対峙が必要だというのは、おめめどうと出会うまで私になかった視点だ。
おはなしメモを使うようになって、直接対峙を意識して書くようにしている。
特に、電話やメール、LINEなどで私が受けた連絡を子どもに伝える必要がある際によく使う。
例えば、放課後デイから保護者宛への連絡も、おはなしメモに記載して子どもに直接渡している。
これを見て、放課後デイを楽しみにしているチョコ。
ひとりで準備してくれ
おつかいは自己有用感に繋がるという話
ピゴと個別療育に行くとき、ときどき祖父に車を出してもらう。
先日もそのような機会があった。
その帰りのこと。
「今日はファミレスに行く?行くなら行ってもいいけど、ママは行けない。おじいちゃんと2人で行ってほしい。」
とピゴに尋ねると、ピゴは少し考えて
「行かない。」
と返答。
ママが一緒でないと嫌だというわけだ。
ママである私としては、親以外の大人と外で過ごす時間を少しでも持ってほしいと思ってい
自立と尊厳とおにぎりと 〜虎に翼64-65回が良すぎて感想を書かずにはいられなかった話
そう!!そうだよ!!!!!!!
梅子のこの言葉は子育てに奮闘している全ての母親に届いてほしいし、特に障害児を育てている母親にこそ届いてほしい。
障害児を育てるということは、毎日生きるために自分の尊厳を削りがちなのだ。
奴隷になったのではと思えるほどの日々を送っていることもある。
毎日生きるか死ぬかの瀬戸際にいるような家庭ではこの言葉も空虚な綺麗事にしか聞こえないかもしれない。
それでも、届いてほ
ツールを使えば1人で出来る
ピゴはびっくりするくらい力が無い。
低緊張で力が入りづらいというのもあるし、力の入れることを怖がっているフシもある。
そんなピゴ、腕も脚もヒョロヒョロである。
そして、生活の中で瞬間的に筋肉に力を入れる場面も少ない。
それは彼の興味が限定されているからで、特に食への興味が薄い・食べたいという欲求があまり無いことが大きく関係しているのではないかと思う。
例えば、「お菓子を食べたい」と思えば、袋を
場面緘黙の娘が自ら望んで口頭発表した話
6月は祝日がなく、天候が不安定なのでなかなかしんどい。
しかし、気づけば夏至がすぎ、夏休みまであと1か月!!
先日、チョコの幼稚園時代のママ友とお茶をした際に、夏休み前半に一緒に泊まりがけであるテーマパーク(※ちなみにDではない)に遊びに行くことがノリで決まった。
チョコに伝えると大喜び。
Webサイトを一緒に見てあれがいいこれがいいと言い、
自分で巻カレに予定を記入し、カレンダーを眺めてニコ
エネルギーが無くて声を上げないがモヤモヤは残っているのでここに書くことにします
何の話か。
合理的配慮の話です。
合理的配慮とは
今年4月からすべての事業者が合理的配慮の提供が義務付けられました。
今度、ピゴの学年では観劇行事があります。
劇団四季の公演を無料で見ることができる「こころの劇場」です。
劇に限らず、コンサートやライブ等、舞台鑑賞はピゴにはとてもハードルの高いものです。
なぜなら、たくさんの人が一堂に会する場所が苦手だからです。
そこかしこから聞こえる人々