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みとおしメモに時間割を書いている話

チョコは、学校の時間割をとても気にしている。
そりゃそうだ。
学校に行って何するかわからないのでは不安だろう。

小学校の時間割というのは、学期始めに配られるものの、行事などの関係で時間割表通りに進むことはまあない。
通常級の子たちは毎日帰りの会で明日の時間割を連絡帳に書くのだが、書き写すのが遅い・教室移動がある・早退することも多いチョコなので、連絡帳を書くことは3日程度でやめてしまった。
今は、1週間分の時間割を保護者と教員がやりとりするファイルに担任が記載してくれている。
そのファイルは基本的には大人が見るものなので、チョコがわかるようには書かれていない。

そういうわけで、ここ最近は、チョコにわかるように、みとおしメモで時間割を私が書いている。

給食の献立も記載してるよ

最初は前日夜と朝に確認して、学校へは持って行かなかった。
支援級の教室に時間割が書いてあるから、それを見れば良いとのことだった。

でも、登校途中に
「2時間目はなんだっけ??」
「今日は交流級にはいつ行くんだっけ??」
と聞くことがたびたびあり、そんなんいちいち聞くのだったら持っていけー!!
ということで、最近は筆箱に入れて持参している。
移動ポケットに入れたこともあったが、今は筆箱に落ち着いている。
自分専用のスケジュールをいつでも確認できることで、だいぶ安心に繋がっているのだと思う。
そのおかげがはわからないが、「学校休みたい」という日が減ってきたのは事実だ。


そして最近は、この時間割に自分で追記することも出てきた。

こべつとは支援級のこと

上記の日は、「学校には行けるが交流級に行く元気はない」とのことだったので、
交流予定の時間を支援級で過ごすことをチョコが自分で決めて、その旨を自分で書いている。
ちなみに、おはなしメモで「個別(支援級)にいたい」と書いて先生に渡しても良いのでは、と提案したが、それは自分で口頭で伝えられるということだった。
もちろんこの逆もあって、前日の時点では支援級にいるつもりでそのようにみとおしメモに記載していたが、交流級で過ごしたという日もあった。
いずれにせよ、みとおしがあることで、自分の身の振り方を自分で考えて決めることが出来るようになってきたということだろう。
出席か欠席かのゼロ百な選択肢だけではなく、行くけど支援級でゆっくり過ごす・早退するなどという間の選択肢も考えられるようになってきた。
また、大人から押し付けられた時間割だけではない、自分の過ごし方は自分で決めるということを小学生のうちから練習できているのは大きいことだろう。

また、最近ではこのみとおしメモを先生たちも見てくれているらしく、先日はこのようなコメントがあった。

さりげなく書かれてたので見逃すところだった

学校にはおめめどうのコミュメモをひととおり寄付しているのだが、まだ使われた形跡はない。。涙
それは悲しいのだが、こうやって家庭での実践を少しずつ学校に持ち込み、必要なことでその方が先生たちにとっても楽になることだと実感してもらえたらと思う。
このコメントは、先生の視覚支援への理解が一歩進んだ証であると思いたい。

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