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夢と希望が、いつまでもその手にあるように
きゅっと握った赤ちゃんの手には、何があるかご存知だろうか。
赤ちゃんが眠っている時などにその小さな手を取り、指をそっと開いていく。
そうすると、
高確率でホコリの塊が錬成されている。
汗やよだれでしっとりして柔らかな赤ちゃんの肌。
ぷくぷくした手のひらの皺を埋めるように、灰色のホコリの塊があるのだ。
衣類や寝具の糸屑が汗で固まるのだろう。いくら掃除しても清潔にしても、赤ちゃんはホコリを握り
そこはちゃんとしようよ
フードロスの問題を、子供が学校で聞いてきた。
身近なところから対応しないとねと話していた矢先に、休耕地に生えて持て余していた農作物を加工食品にして販売するというプロジェクトが新聞で紹介されてるのを見た。
発起人はその地域出身で、一度は都会に出て就職したものの、帰省の際に荒れ果てた休耕地を見て何とかしなくてはと思ったそうだ。
いまは地元で、会社員時代の経験を活かして仲間とともに事業を興しているら
日々の鬱憤をメッタ刺しにして“かわいい”に昇華させた話
昨年9月、コロナ第5波や身内の問題などもあり、精神的なストレスがかなり溜まっていた。
「ストレス解消に手芸を」という記事を目にして、そうだ私にはこれがあったと久しぶりに羊毛と針を出してきた。
かわいさと野蛮さが背中合わせ ニードルフェルトの世界「ニードルフェルト」という手芸をご存じだろうか。
溝がついた専用の針で綿状の羊毛を刺し固めて造形するもので、手芸というより工作に近い。
作品はふんわりモ
7歳男児が気にするところと気にしないところ
いま、私と息子は同じ柄のパジャマを着ている。
別にお揃いにしたかったわけではない。
息子のパジャマを買い替える際に、前のと同じ無印良品のダブルガーゼ素材で探したら、その時の店頭在庫で息子に合うのがそれしかなかったのだ。
無印良品のダブルガーゼ素材は柔らかくて肌触りがよく、私も息子も気に入っている。
特に息子は肌触りにこだわるたちで、他の衣類なども肌触りで好き嫌いがはっきりしている。
パジャマ
日本三名泉を制覇したい
昨年11月に日本三名泉のひとつ、下呂温泉のある岐阜県下呂市に取材の仕事で行った。
仕事そのものは温泉と全く関係がないのだが、取材先の人が勧めてくれた温泉つきの宿に泊まった。
それまで下呂温泉は名前くらいしか知らず、日本三名泉のひとつであることや、名古屋から特急で2時間弱の山間部にあるということを行ってはじめて知った。
川沿いの山が開けた場所に宿が並び、いかにも温泉街という趣の街並み。
時間がな
家族で食べるビュッフェもそれなりに楽になっていた
以前こんな記事を書いた。
仕事の関係でひとりホテルに泊まることになったら、モーニングビュッフェを子供の取り分けとか全然気にせずに食べられて最高だった。解放感を覚えるくらいだからまだ私は子育ての渦中にいるんだなあという話だ。
あれから約1年、コロナ禍もようやく落ち着きを見せてきたので、先日家族で隣県のホテルに泊まった。
漁港のある町で、新鮮な魚介類が食べられることが売りのひとつ。
朝晩ともにビュ
「おかえりモネ」を見て思う、専門性やミッションがある奴は強いと。
朝ドラの「おかえりモネ」を毎朝楽しみに見ている。
現在は、東京で気象予報士としてのキャリアを積んだ主人公の百音(愛称モネ)が、地元に役立つ仕事がしたいと故郷の気仙沼に「おかえり」したところだ。
市役所に勤務している幼馴染の力を借りてコミュニティFMで天気予報コーナーを始め、そこでの出会いを通じて、地元の大事な産業である漁業に気象予報で少し役に立つことができ、新たな道を進んでいる。
気仙沼といえ
オリンピックがくると思い出す、保育園のあの子とご両親のこと
保育園の保護者同士というのは、実は結構な異業種交流の場だ。
互いの職業を知っているような人はごく僅かだけれど、私は子供ふたりの保育園生活の中で色々な職業の人と知り合うことができた。
ロンドンオリンピックの頃、娘と同じクラスの子が1ヶ月以上保育園をお休みしたことがある。
後になって分かったのだが、その子はご両親ともにある競技の日本代表のコーチをしていた。オリンピックでロンドン入りするため、おば
今年はじめて見た蝉の話
開け放した窓から、前日までは聞こえなかった蝉の声がかすかに、しかし確実に聞こえた。
7月3日土曜日。梅雨の合間の、いよいよ夏が来たなと思った日だった。
小1息子と出かけようとしていたときのことだ。
マンション前に自転車を停めて用意をしていたら、アスファルトの上に何かいるのに気づいた。
蝉の抜け殻だ。
どこかから飛ばされてきたのか……と思い見ていたらそいつが動いた。
抜け殻じゃない!これか
植物の生存戦略と、それを阻止した私の話
先日、息子のお友達親子と一緒に公園で遊んだ。
明け方まで雨が降っていたので多少の泥んこも覚悟のうえ、「思いっきり走ってこい!」と男児たちを公園に放ち、母たちはベンチでしゃべりながらそれを見守っていた(もちろん適度に距離は取っているよ!)。
彼らはずんずんと草むらの中に入っていったので、あーこりゃ靴だけじゃなくて服まで汚れるねと私たちは話し、そうしているうちに、期待を裏切らない姿になって帰ってき
なくした物が出てくるおまじない
先日なくしたペンが見つかった。
それも、最初にペンがないと気づいたとき、真っ先に中を確かめたリュックの中からだ。
全てのポケットを何度も確かめていたはずなのに、昨日そのリュックを使っていたら行方不明の3本がまとめて出てきた。
ペン3本っていやあそれなりのボリュームですよ。
リュックの中をあんなに真剣に探していたのに、どうして見つけられなかったのか不思議でならない。マジで神隠しなんじゃないか。
一目置いてる友人のこと
一目置く
《囲碁で弱い者が先に一つ石を置いて勝負を始めるところから》自分より相手が優れていることを認め、一歩を譲る。
学生時代からの友人の話をしたい。
ここでは仮にその人のことをAと呼ぼう。
Aは友人といっても特別に親しいわけではなく、会うのはいつも他の仲間が一緒。一対一で話したことはほとんどない気がする。
よく会っていた頃から約20年が経ち、当時の仲間には連絡が途絶えてしまった人も多い。