見出し画像

【生物専攻大学生が教える】男女で全く異なる?浮気の原因メカニズムを徹底解説!

芸能人の不倫ニュースは、
メディアの大好物です。
常にテレビ・週刊誌を騒がせています。

芸能人の浮気は一般人に比べ、バレやすい。
何故なら、彼らは知名度があるから。

また芸能人は浮気がバレると
マジで叩かれます。

これにより彼らの収入だって減るし、
今まで築き上げてきた信用も無くなります。


芸能人の浮気はハイリスク。
しかし、
未だ芸能人スキャンダルは絶えません。

何故芸能人はハイリスクな浮気をしてしまうのか?

脳筋Doは大学4年生で、
大学で生物を専攻しています。

今回は浮気について、
専門分野である生物学的観点から、
考察していきます。

画像1

利己的な遺伝子

すべての生物が生きる目的。
これが書き記された著書こそが、
「利己的な遺伝子」です。

生物が生きる目的。
それは自分の遺伝子を残すです。

食べる、お金を稼ぐ、寝る…
これらの行為により、
自分自身が生存できる。
よって、自分の遺伝子をこの世に留める &
子どもを作るチャンスを待つことが出来ます。


結婚し、子どもを作る。
これにより、
自分の遺伝子を後世に残すことが出来ます。

様々な人間の行動は、
自分の遺伝子を残すことに繋がるのです。

我々は遺伝子の乗り物に過ぎない

これは利己的な遺伝子の著書の一部です。
この言葉は、
私たちの本体は我々ではなく、
我々のDNAであるということ意味します。

画像2

利己的な遺伝子は我々のDNAに深く根付いている

「自分の遺伝子を残せ!!!」

すべての生物のDNA上には、
このような命令が保存されています。

もちろん人間の男性・女性の
両者にも存在します。

つまり、
人間はみな「自分の遺伝子を残したい」
という本能を持っているのです。


そしてこの本能こそ、
浮気の根本的原因なのです。

画像3

男女で異なる遺伝子戦略

男性・女性が自分の遺伝子を残そうと
戦略を立てるとき。
これは男女によって大きく異なります。

例えば妊娠。
男性は子どもを作っても妊娠しません。
反対に、
女性は子どもを作る時、妊娠します。

この妊娠期間中に、
女性は他の子どもを授かることは出来ません。
また女性の生殖細胞である卵子には限りがあります。

反対に男性はパートナーが妊娠していても、
他の女性と子どもを作ることが出来ます。
また精子の数に限りがありません。
よって、男性はいくらでも子どもを作ることが可能なのです。

このような遺伝子戦略の違いこそが、
男女の浮気のメカニズムの違いを生み出します。

画像4

男性の浮気

もっとたくさんの女性と性的関係を持ちたい

上記が男性の浮気の動機です。

男性はセックスをすることに対し、
リスクがありません。

何故なら妊娠しないし、
精子は無限に作れるからです。

そのため、自分の遺伝子を最も残すための最善策。それはたくさんの女性に子どもを産んでもらうです。

あるアメリカの大学生を対象とした調査で、
男女それぞれに
「今後二年間出来れば何人の相手と
セックスをしたいと思っていますか?」
という質問をしました。

調査結果は、男性は平均8人と答え、
女性では1人でした。


このことからも男性は女性よりも
たくさんの相手と性的関係を持ちたいことが分かります。
(セックスと恋愛の経済学、p44)

また男性が浮気する際には、
パートナーより若い女性を選ぶ傾向にあります。

この理由は女性の妊娠能です。
女性は22歳の時に最も高い妊娠能を持ち、
それ以降は年齢と共に下がります。
(文科省より)

つまり男性は妊娠しやすい若い女性と浮気するようにプログラムされているのです。

画像5

女性の浮気

男性の遺伝子戦略はとても単純でしたが、女性の方は少し複雑です。

より優秀な男性と性的関係を持ちたい

これが女性の浮気の動機です。

なぜ優秀な男性と性的関係を持ちたいか?
それは優秀な遺伝子を持った子どもが欲しいからです。

ある女性が年収1000万・高身長イケメンと子どもを作ったとします。すると、生まれた子は、スペック最強男性の遺伝子を半分持っています。つまり、その子は優秀な遺伝子を持って生まれてきます。そのため、この子も異性からモテて、子どもが残せる確率が高まるのです。

よって、生涯で作れる子孫に限りがある女性は、
1人1人の子どもの質を上げろとプログラムされているのです。

このことを証明するデータとして、
高所得世帯の妻と低所得世帯の妻の浮気調査をしたものがあります。

著書「精子競争」では、全男性を平均して10%が自分の子どもと思って、他の男性の血を引く子どもを育てていることが記されます。(結構な割合です)

これが高収入の夫を持つ妻の場合は3%。
反対に低所得の夫を持つ妻の場合は30%にまで上りました。

(セックスと恋愛の経済学、p253)

また女性は若ければ若いほど、浮気をしやすくなる傾向があるようです。
この傾向は男性でも多少は確認されるが、
女性の方が圧倒的に強い傾向にあります。

この理由も先程の女性は若い方が妊娠能が高いことが関係しているのではないかと考えいます。

画像6

他の霊長類では

今までは人間の浮気のみを見てきましたが、
ここからは我々と近縁の霊長類ではどうでしょうか。

オラウータン
単独生活、オスは子育てに関わらない
ゴリラ
一夫多妻制
チンパンジー
乱婚性
ボノボ
乱婚性

この中で人間と,最も近縁な種は、
チンパンジーとボノボです。

乱交性の配偶システムを持つ生物は、
集団で生活し、
ランダムに性的関係を持ちます。

またある調査によると、
500万年前から180万年前の我々の祖先は乱婚性だったそうです。


遺伝子は数百万年程度では、
大きくは変化しません。

つまり、我々のDNAには乱婚性の遺伝子が根強く残っているのです。

画像7

まとめ

今まで私は人間は浮気は仕方がないかのように話してきました。
しかし、脳筋はだからといって浮気は許されるとは思いせん。

まず第一に浮気をしない人はたくさんいます。

また2つ目の理由として、人間は他の生物が持っていないものを持っているからです。

それは発達した脳です。
この発達した脳には大きな前頭前野という領域があります。
この領域は認知機能から運動機能まで幅広い機能を持っており、その中に本能行動を我慢する能力も含まれています。

地球上の全生物の中で人間だけが我慢が出来ます。
つまり人間は、
発達した脳によって浮気は防げるはずです。

今回の記事はここで終わります。
では、また!





この記事が参加している募集

サポートして頂けたら、 脳筋Do喜びます!!! 寄付して頂いたお金は、 すべてプロテインに使わせて頂きます💪 (記事向上のためじゃないんかーい)