精神的虐待サバイバーであり、内在性解離を持って生きる僕たちを記録するエッセイを集めたマガジン。10人のパーツたちがそのときどきで思ったこと、考えたことをまとめている。
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「今の僕たち」で親と関わる
親に会った翌日は決まって体調を崩していた。
緊張し、気を遣い、無理をしてたくさん喋って……。非常事態スイッチとでも呼ぶべきものが強く入ってエネルギーを消費するというか。
とにかく親と会う用事ができると2日前から憂鬱になり、当日を乗り切ると翌日はほぼ丸一日布団の中……というのがパターン化しつつあった。
それほど緊張を強いられる相手と同居していたのかと思うと驚きだ。
きっと感覚が麻痺していたのだろ
ASDのせいで解離しやすく、ASDのせいで記憶は失わない
ASDの人は解離しやすい、と何かの文献で読み、主治医からも似た話を聞いた。
一方でASDといえども、解離した際に出る症状や解離の様子は定型発達の人と変わらないようである。
https://www.researchgate.net/publication/359815494_Dissociation_in_Autism_Spectrum_Disorders_An_Under-Recognized
本当は「主」なんていないんじゃないか【後日談あり】
直也です。
最近よく考えるのだが、本当は「主」なんていないんじゃないだろうか。
僕たちは僕たちの主人格(戸籍上の名前を持つ人)のことを「主」と読んできた。主と、そこから分裂してしまった僕たちという認識を持っていた。
僕たちには僕たちの個性があり、人生があり、夢があるけれど、全体の幸福度向上のためには主のそれを最優先するのがいちばん平和的である。
僕の「心理士になりたい」という夢よりも、主の