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プログラミング教育をじっくりコトコト考える

こんにちは。ぐうぽんです。
今月から3年生の総合ではプログラミングを始めました。

プログラミング自体はICT支援員の頃や前任校で数回程度実践してきました。でもなんか尻切れトンボで終わってしまったので、この授業を機に、プログラミング教育について諸々考えてみようと思います。

改めてプログラミング教育についてまとめます。

プログラミング教育は、2020年度に小学校、2021年度に中学校、そして2022年度に高校で義務化されました。

小学校ではプログラ厶を書くことに特化せず、「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的思考力の育成を目指しています。
詳しくは文部科学省のホームページをご覧ください。

プログラミング教育もカリキュラムが必要

プログラミング教育はコロナ流行前、情報教育のトップ課題としてかなり注目されました。
しかしコロナ禍となり、動きはGIGAスクール一色。一人一台活用へとシフトしたため、正直言うと今では存在すら忘れ去られている印象を持ちます。

一応、プログラミング教育も義務ですのでやらないとまずい。
必須の分類Aもそうですが、分類Bや分類Cについてもしっかり指導していく必要があるのです。

でも実際はクラブ活動だけ、総合でやっておけばとりあえずC分類はOK・・とする指導が多く、内容が伴わない、一部の児童だけが突出して理解するのは問題ありなのです。

これはプログラミング教育導入前に先生方に示した提示資料の一部ですが、本来であれば以下のようにカリキュラムを組んで全員が系統立てて理解・実践するのがベストだと思っています。

これはざっくりとした概説ですので、自分としてはもう少し細かく「どの時期に」「どの教材を使って」「何を身につけさせるのか」までを早いうちにまとめたいな、とは思っています。

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日常生活で順次処理プログラムを書く

先日3年生に実践したのは、日常生活の順次処理プログラムを書く授業です。

Chromebookは使わない、プリントでやる。
そう伝えると児童は一斉に「えーーー」と残念な様子。
半分アウェーな状況の中、プログラミングの基本を説明しました。

列挙する製品の中にコンピュータを積んでいる物を選んでもらい、なぜ選んだのか理由も添えてもらいました。

この問いは中学技術科でも用いられている内容なのですが、今の子供達は明確な理由も言えたしなかなか優秀でした。

そして本題のプリントを渡して内容を説明すると、徐々に集中してきて色々考えながらも順番を決めて、最後に順次処理プログラムとして文章に表しました。

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最後に振り返りを書いてもらいましたが、「プログラミングって難しいと思ってたけど簡単だった」「他の人の順番を見て自分も真似しようと思った」などの感想が出ていて、まずまずの手応えを感じました。

アンプラグドでもプログラミング的思考は育成できる

今回行った授業は「アンプラグド」と呼ばれるものです。

プログラミング教育というと、ついスクラッチやマインクラフトといったアプリを使うイメージですが、こうしたパソコン等を使わない手法も存在します。

重ねて申し上げますが、小学校のプログラミング教育の目標は「論理的思考力の育成」です。
そのために使う教材や手段は、児童の実態や情報活用能力を考慮する必要があります。

ついパソコンで楽しく・・となりがちですが、目的もなく投げてしまうと遊んでいるだけになってしまいます。それだけは避けたいところです。

パソコンを使わなくとも、内容次第によって児童は授業に興味関心を持ち、前向きに取り組んだり深く思考したりすることができます。

ちょうどこの記事を書いているときに一冊の本と出会いました。
アンプラグド授業の参考になると思います。

まとめ

プログラミング教育は現在こそ影が薄い印象ですが、そもそもの意義は学習の基盤となる資質能力の一つです。

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ですので教科指導にプログラミング教育の理念を加え、概念理解の一助として捉えるのが一番理にかなっているのでは、と思っています。
現に、算数の概念理解に苦慮する児童がプログラミングを通じて気付きや概念理解に至ったケースもあります。

難しい、どうしたら・・と一歩引いてしまうプログラミング教育。
独立したものと捉えず、各教科の学びを深めるツールとして指導されてみてはいかがでしょうか。



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