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小6家庭科 すずしく快適に過ごす住まい方

こんにちは。ぐうぽんです。

6年家庭科は、3単元を一気に進めてテストに向かっています。

今回は2つ目の住まいについて。

実験その1 気化熱体験

まず5年生で学習した寒い季節の住まいと、今回の暑い季節の住まいの違いを探してもらい、Classroomで涼しく過ごすための工夫を挙げてもらいました。

すると直接聞いてはいませんが、色々話を聞いていると、やっぱり暑くなったらエアコンの生活をしているように感じました。

すずしく過ごす工夫とは

工夫の中に「打ち水」を挙げた子がいたので打ち水の原理を動画で視聴後、霧吹きを使った打ち水の効果を体験してもらいました。

水を入れてシュッとするだけで気化熱体験

打ち水は地面に水をかけることで気化熱が発生し、熱によって蒸発した水蒸気が風で冷やされ冷却効果をもたらすものですが、同じことが人間の発汗であることを説明し、手や腕を霧吹きで濡らし、下敷き等で仰がせました。

普通に風を送るよりも冷たさを感じた子が多く、ちょっとした理科の実験になりました。


実験その2 風の通り道

後半は、①教室のエアコンを止めて窓と扉を締め切ったとき、②窓だけ開けたとき、③窓も扉も開けたときで室内の温度と湿度がどう変化したかを実験しました。

この日は晴天で温度湿度ともに高かったので、①の実験はなかなか不快で児童からも「あーつーい!」と不満が。

数分後②を実験すると「ちょっと楽」、さらに③になると「すずしーい!」「寒いくらいだ」といった意見の一方で、廊下側の児童からは「何も変わらない」「暑いままだよ」とも・・。

風を通すことで暑さを逃がす際、座っている位置によっては全くその恩恵を受けられないこともあるようです。

部屋のみならず車もそうですが、風の通り道を作るには、開け方や構造的な関係も考える必要があるのかもしれませんね。


ICTで涼しさを感じてみる

最後は音を使った涼しさ体験として、風鈴やYouTubeを使った涼しさを感じる音楽を探す活動をしました。

昨年も似たような活動を行ったのですが、私が選んで提示した音はあまり児童の心に響かなかったこと、T2で音楽の先生が付いてくださっているので音楽的観点も盛り込んでみようと考え、児童それぞれが音楽を探す形にしてみました。

YouTubeにキーワードを入れて動画を再生すると、教室はまるで森林や海、川岸にいるような雰囲気に包まれ、「なんかすごく気持ちいい」「こんな音の中で授業を受けたい」なんてつぶやきがちらほら聞こえてきました。

音で涼しさを体感

数分ほど再生し、感じたことを発表してもらうと心地よかった、楽器は鉄の音を使っている意見と、逆に色々鳴っててうるさく感じたという意見も出ました。

音は涼しさを与える反面、騒音につながる点も理解してもらいたかったので、内心「想定通り・・」とニヤリでした(笑)

音は人それぞれ感じ方が違うので配慮が必要


児童の意識は変わったのか・・

まとめにエアコンの活用方法にも触れ、限りあるエネルギー資源を上手に活用して暑い時期を過ごしてほしいと伝えました。

当初、「暑いからエアコン!」だった児童の意識は、2時間の授業の中で徐々に変化していくのは感じ取れました。

年々、地球温暖化の影響でエアコンがないと生活できない状態になっているのは仕方がありません。

しかし、何でもかんでもエアコンではなく、自然風を利用したり先人たちの知恵を活かしたりすれば、ある程度はエアコンに依存しなくても生活できるように感じます。


これからの未来は、おそらくもっと猛暑になるでしょう。

児童が家庭科を通して学んだ知識や技術を、ぜひ家庭に持ち帰り、少しでもエコで快適な住まいを実践し、温暖化防止ができればと思います。

授業自体、まずまずでしたが個人的には授業を受ける前と後で住まい方がどう変わったかを比較したかったな、とは思いました。



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