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人権についてわたしが考えたことを、高校生だった自分にもわかるように書いてみました。興味のあるテーマについて書いてある回から読んでいただいても、大丈夫です。
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#子ども
高校生のための人権入門(12) 児童虐待について(子どもの人権(1))
はじめに日本では毎年、何人もの子どもが保護者からの児童虐待によって亡くなっていきます。その子どもを死に至らしめた虐待の内容は、知れば知るほど、なぜこんなひどいことができるのかという驚きや怒りを感じないではいられません。そのような怒りや批判は、虐待をした親や、虐待を知っていながら何もしなかった(できなかった)児童相談所の職員などに向かいます。しかし、児童虐待を考える上で重要なことは、このような児童虐
もっとみる高校生のための人権入門(17) 人権の中身「安心、自信、自由」
人権尊重は無条件もう一度ここで、パワーハラスメントの話に戻ります。パワーハラスメントの加害者も、ふつうパワーハラスメント自体を良いことだと思ってはいません。また、相手の人権を侵害して良いと思っている人もふつういません。だから、パワーハラスメントの加害者に、パワーハラスメントがいけないこと、許されないということ、人権は尊重しなければならないということを、何回繰り返して言っても実は効果はありません。「
もっとみる高校生のための人権入門(18) なぜ、人権は尊重されなければならないか
はじめに前回、人権の中身とは「安心、自信、自由」だというお話をしました。「安心」とは、「わたしはここにいていい」という思いであり、「自信」とは、「今のわたしはこれでいい」という思いであり、「自由」とは、「わたしのことはわたしが決めている。つまり、わたしがわたしの人生の主人公だ。」という思いだとお話ししました。これを踏まえて、前回の最初に取り上げた疑問、「相手がどんな『ひどい人』で、自分や周りの人に
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