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「考える」という選択 ~遅いインターネットを読んで~
「遅いインターネット」(著:宇野常寛)、この1冊は僕に、この惑星に住む「人間」として当たり前だが、忘れられつつある大事なものを与えてくれた。それは「考える」という行為である。もちろん、ここで述べられている本来のインターネットの姿を取り戻すべく提示された「遅いインターネット計画」が結論であることは理解した上で、本作品を読み進めていくと、随所に「思考せよ。」と言われている気がする箇所が散りばめられて
もっとみる「日本競馬」と「サラブレッド」
最終コーナーを回って、最後の直線。大歓声と共にあちこちで怒号と悲鳴が地鳴りのように鳴り響く。
コロナの影響で今では見ることのできなくなった景色。そんな環境下にもかかわらず、この国では「競馬」というものが「公営ギャンブル」という要素を抱えながら、多くの人を魅了し続けている。日本の競馬を運営している「日本中央競馬会(JRA)」は競馬のイメージアップを図るために松坂桃李や土屋太鳳といった超人気俳優たち