最高にちょうどいい田舎
心地良い風に揺れる山吹色の稲穂と、少し青みがかった色の広大なため池。小学校2年の秋、Google Mapの航空写真で見ると、お世辞にも綺麗な緑に染まっているとは言い難い、中途半端な色で塗られた、いわゆる日本の「田舎」に僕は住み着いた。「兵庫県加古郡稲美町」人口約3万人、周りには日本標準時の基準となる東経135度子午線が通る日本の中心都市「明石市」、お笑い芸人の陣内智則が観光大使を務める播州のマンモス都市「加古川市」、兵庫県の県庁所在地にして、関西を代表する大都市「神戸市」と明