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健康寿命100歳も夢じゃない~テロメアは「生命の回数券」

「テロメア」とは、私たちの体細胞の中の染色体の末端にある構造で、大事な遺伝子情報を保護するキャップのようなもの。人間の体は生まれた時から細胞分裂を繰り返し、新しい細胞を作ることで生命を維持しているが、細胞が分裂する回数には限りがあり、その回数に関係するのがテロメアなのだ。
細胞が分裂する時は、まずDNA(*)がコピーされるが、実はこの時、染色体の最末端部分を完全にコピーすることはできない。従って、細胞分裂を繰り返すごとに末端は徐々に短くなっていき(=テロメア配列が少しずつ失われていき)、テロメアがある程度以下の長さになってしまうと細胞分裂ができなくなる。これが老化現象なのだ。
(*) デオキシリボ核酸という遺伝子情報伝達物質で、染色体はDNAが蛋白質に巻き付いてできた構造。

テロメアの長さを維持できれば不老長寿も夢じゃない!

さて、今回は、ライフキャリアを充実させるのに最も重要なアンチエイジングについて、皆さんとシェアしていこうと思います。

1.僕が健康ヲタクになったわけ

今から35年位前、ニューヨークに駐在していた頃、過労で緊急入院しました。様々な検査の結果、ウイルス性心嚢炎という、ウイルスが心臓を覆っている薄い膜に激しい炎症を起こし、まるで巨大な怪物の手で心臓を握り潰されそうな、恐ろしい痛みを伴う急性の病気でした。

幸い1週間ほどで回復し退院しましたが、その頃から健康に気を付け、無理し過ぎないような生活に切り替えていき、健康維持向上のためにできることは何でも採り入れていくようになりました。

2.まず運動とサプリメント

マンハッタンから電車で30分程度の近さなのに、軽井沢の別荘地のように豊かな自然に恵まれた閑静な住環境だったので、散歩するのに快適でした。
ゴルフやテニスも、すぐ近くで家族ぐるみで手軽に楽しめ一石二鳥でした。
ニューヨークのビジネスマンは男女とも歩くのが速く、背筋をスッと伸ばして格好よく大股でスタスタ歩きます。階段を上る時もシャンとしていて、日本の老人のように背中を丸めてトボトボ…はいません。僕は今もこの習慣を続けています。

この歩き方で体幹を鍛えられます

サプリメントは、30代から総合ビタミン剤を摂り始めて以降、免疫力を高めるプロポリスxローヤルゼリー、血液をサラサラにするDHA/EPA、体の柔軟性を保つ必須アミノ酸を含む黒酢ニンニク、眼精疲労に効くブルーベリーxルティンなどのサプリメントなどを、30年間に亙り愛用しています。体内で生成しにくく、普段の食事からは摂りにくい栄養素を補っている感じです。

3.さらなる健康増進メニュー

40歳で帰国後も、人事異動・転勤・単身赴任生活などが非常に多く、様々な健康増進策を増やしていきました。
1)大阪勤務の際に、京都の曹洞宗の寺で開催される坐禅会に毎月参加し、長く座ることができる(=疲れにくい)正しい姿勢、呼吸法を学びました。デスクワークの多い仕事なので、これは非常に助かっています。

京都鷹峰  源光庵の本堂(参禅会の場)

2)ストレッチポールという器具を購入し、仰向けに乗ったり、脹脛などの筋膜リリースをしたりしますが、肩甲骨を開いたり座骨を安定させることができ、手軽に体幹を鍛えることもできる万能器具です。

この姿勢で左右にゴロゴロ

3)大型バイクの免許を取って、ハーレーに乗り出したのは50歳過ぎ。ロングツーリングの爽快さは最幸のリフレッシュです。

Route66走破

4)同じく50歳過ぎに「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、以降17年間、CPAPと呼ばれる呼吸補助医療器具を使っています。これさえあれば、普通の人と同じように熟睡することができるので、何よりも寿命を延ばすことに役立っているかも。

睡眠時に装着するCPAP

5)食習慣も、特にここ10~15年は非常に気を遣っています。
激しい運動をする生活ではないので、炭水化物の摂り過ぎは禁物です。
我が家の朝食は、少しの白飯に納豆、味噌汁(豆腐・わかめ)、卵料理、ハム・ソーセージ、ほうれん草やブロッコリーなどの副菜、ヨーグルトをかけた新鮮なフルーツ、緑茶が定番です。
また、元々好んで食べていたのがナッツ類ですが、不飽和脂肪酸・オメガ3脂肪酸を多く含み、生活習慣病の予防や改善に役立ち、代謝向上により体温を上げてアンチエイジングの美容効果も期待できるとのこと。

クルミは特に栄養満点!

6)オシャレについて考えることも健康体を作るのに役立ちます。
肌の手入れや、髪に潤いを与えることは、加齢とともに水分保持力を失っていく身体のメンテナンスに重要です。朝起きて鏡に映った自分にニコッと笑って「おはよう」と声をかけるのも健康維持に良いと科学的に証明されています。幸せホルモンと言われるオキシトシンが脳内で分泌され、メンタルだけでなく、フィジカルにも健康増進に繋がるのです。

オッハー❣ 今日も可愛いね❣

因みに、笑うことは以下の効果が確認されています。お笑い同好会  万歳!
・学習を司る海馬に血流が巡ることで記憶力アップ
・笑うことでα波が出てリラックス
・大脳新皮質の血流が良くなり、脳が活性化し好奇心旺盛に

最後に、脳の活性化

これも60歳以降、気を付けている習慣です。
1)多くの人と交わる。特に新たに会う人を増やすこと。
僕の場合、キャリアコンサルタント(CC)資格取得後、CCの方々が大勢いる様々なコミュニティに入会しました。コロナ禍だったので、オンラインで仲良くなった方とSNSで繋がりができ、各SNSでのお友だちは1000人超、いろんな方のライフスタイルが大いに刺激になっています。
2)ナンプレやパズル、クイズのような脳トレは、見つけたら必ず食らい付いています。街を歩く時も、通るクルマのナンバー4つの数字を使って四則演算で10にするという遊びをやっています。

(6-4) x (9-4) = 10

3)ごく最近は、ChatGPTとの対話を頻繁に行なっています。自らのプロンプトを上手に工夫して書くと、かなりレベル・精度の高い回答が返ってくるので、頭が高速回転してくれます。ホンマは遅いけど...

以上が、僕のアンチエイジングの実践対策、大公開です。
皆さんのお役に立てば何よりです。


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