平山夢明

平山夢明『無垢の祈り』の鑑賞後に書いた詩たち

2016年の10月に、私は渋谷アップリンクへ亀井享監督、平山夢明原作の『無垢の祈り』を観に行きました。これは帰りの電車のなかで思いつくままにメモ帳に書いた8つの短詩です。『無垢の祈り』のラストは顔を背けてしまうほど衝撃的でした。

「祈り」

祈りって明るいものじゃ
なかったんですね

神様なんてどこにも
いなかったんですね

泣いたって叫んだって誰も助けて
くれなかったんですね

こんなそんな世

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面白きことなき世を 面白く 高杉晋作
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ミサイルマン/平山夢明 〜 二五五文字の読書感想文

平山短編集も、メルカトルに続き二冊目。だんだん作風が見えてきた感じがする。グロテスク×愛の対比は好感が持てるけど、グロに持って行こうとするがあまり、何を言いたいのか解んない事があるよね。でも、他の作品もまた読んでみたいと思える作家。収録されている七編の中では、やっぱり「枷」が好きかな。二人称が、あまり効果的でなかったのは残念だけど。「或る彼岸の接近」は、ペットセメタリ物かと思ったら、なんとクトゥル

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独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明 〜 二五五文字の読書感想文

グロ耐性バッチリと思ってる俺でも、短編集で収録作が全てグロテスクってのはキツイかも。それでもあまりダメージを受けずに読み進む事ができたのは、少しだけ現実離れしたロマンチックな物語だったから。もっと自分の周りで起こりそうな物語だったら、想像力がフル稼働して読んでいられなかったかもしれない。収録作の中では「Ωの聖餐」が一番好き。「オペラント~」「卵男」は、SFとして秀逸。表題作は、地図の一人称語りとか

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【#4】わんこをぶんぶん扇風機の羽みたいに振り回してニッコリ笑っているおバカな筋肉ダルマハゲはお好きですか?【メルキオールの惨劇】

フェイスリグが動かなくなってしまった。

 エラーコードc0000315とか出てくる……。
 そんなわけで動画が作れなくなってしまったので、動画は暫くお休みにして(二ヶ月動画出してないんだから、休みもなにもないのでは?)、動画の原稿をこっちに回すことにした。まあ、動画のストックはあるから(今思いだした)、動画をつくることはできるんだがな! そういえばあったわ!!

 誰かフェイスリグ直して……対処

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Diner ダイナー

エグい残酷描写と人間の闇の部分をエンターテイメントとして描かせたら一番じゃないでしょうか。(怖いというよりは)厭な話の第一人者、「メルキオールの惨劇」や「独白するユニバーサル横メルカトル」の平山夢明さんの(比較的ポップめな)原作を、「ヘルタースケルター」の蜷川実花監督が映画化した「Diner ダイナー」の感想です。

えー、蜷川実花監督の映画は前作の「ヘルタースケルター」を観てまして(「さくらん」

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何分かの暇つぶしになったのであれば幸いです!
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藤原竜也 主演映画~「Diner ダイナー」はスマッシュヒット確実?~

【藤原竜也 主演映画~「Diner ダイナー」はスマッシュヒット確実?~】

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実力派俳優として知られる藤原竜也さん。
1997年の蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」主役オーディションでグランプリを獲得し俳優デビュー。

現在は日本を代表する俳優として活躍しています。

7月5日公開の主演作品「Diner

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平山夢明先生が答える!『プロに聞く!ホラー作家になるためのQ&A』(第2回)

絶賛作品募集中の『ジャンプホラー小説大賞』。そのPR企画として、ホラーを愛する作家の方々に、連続インタビューを行います。プロが語る、ホラーとの出会い、作品を書く上での秘訣やテクニック、心得など……受賞を目指す皆さん、ぜひ先生方のご回答を、作品執筆の助けにしてください。

第2回は、平山夢明先生にお答えいただきました。

平山夢明先生 プロフィール

ホラー・実話怪談をメインに多数の作品を執筆。

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心より感謝申し上げます!! 編集部一同
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「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明

約四年前、私はネットでとんでもない鬼畜小説を書いてる人がいる事を知り、著者による「他人事」を購入し、あまりの気持ち悪さに本を捨ててしまった記憶がある。

同著者の代表作「DINER」もその頃購読し、楽しく読ませて頂いた。現在ヤンジャンで連載している。調べたら今度藤原竜也主演で映画化するみたいですね。
何がきっかけかは忘れてしまったが私は再び著者の短編集を購入し、読了したのだがやはりとんでもない内容

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祈りが2つ

人の祈りについての話をふたつ聴いた。

 目黒の美術館で開かれている、竹内浩一さんの絵画展に行った。動物をモチーフにした淡い柔らかい雰囲気の作品だった。動物には躍動感があるが、どこか寂しそうでもあった。
 美術館では作者のインタビュー映像が流れていたので、竹内さんがどういった考えで作品を作るのか気になり、椅子に腰かけ最後まで見ることにした。

 インタビューの中で心に残った言葉がある。
「自分の性

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【ダイナー/小説感想】聞いたことのないはずの暴力音が、頭の中で生々しく再生される……

ハイウエストのパンツを履いたら、なんだか苦しい。肥えたサイン。
スナック菓子をつまみながらゴロゴロしてた正月休みのツケと思われる。

こういうとき手に取るのが、小説『ダイナー(平山夢明著)』。
これを読んでる間だけは、食欲がげっそり落ちる……。
今回で3周目ということもあり、せっかくなので紹介してみることにした。

【もくじ】
身近にない光景や音で構成された物語は、映像に限る?
聞いたことのないは

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ありがとうございます!うれしいです(*´▽`*)
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