ぶんぼっぽ

全力映画、全力短歌 映画のレビューと短歌を投稿します。たまに日記も。内容が気に入ったら…

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全力映画、全力短歌 映画のレビューと短歌を投稿します。たまに日記も。内容が気に入ったらいいねしてくださいな。札幌に住んでます。

最近の記事

PS2風になるフィルターが流行ってますな

タイトルの通り、流行ってますな。ネットで調べてみると、割と簡単になんのアプリを使っているのかはわかったのだが、アプリを使用すると顔写真を解析します。とか恐ろしいことが結構書いてあって、試すのを少し躊躇った。 そういえば昔はSNSに名前を出さない、とか、顔写真をアップしない、とか。小学生くらいの年齢ならまだ厳しく制限されているのかもしれないが、成人してしまえば誰からも止められることなくやっちゃってるな。鍵付きのアカウントならなおさら。 なんならマッチングアプリなんて顔載せないで

    • ちゃんとIMAXで観たぞ!デューン/砂の惑星Part two

      ほぼ答え合わせのような作品。と言うのも先日のnoteに書いた通り、私は予習としてリンチ版デューンを見てからヴィルヌーヴ版を見たので、次に何が起こるか大体予想がついた。 リンチ版でスティングがやっていたサイコ戦士はやはりあのタイミングでポールと戦うのか。かなりとってつけたような感じだけど、うーん、原作もそうだったのだろうか。 よく考えたら、私がリメイク物を見るのは初めてだったかもしれない。本作はリンチ版のリメイクではないのだが、同じ原作を使っていると言うところではリメイク的な

      • 先輩デューン/砂の惑星(デヴィッド・リンチ版)

        2024年3月も終盤、待望のヴィルヌーヴ版デューンPart2が公開される中、先輩デューンである1984年のデヴィッド・リンチ版を視聴してみた。個人的な話で言うと、リンチ作品はデビュー作であるイレイザーヘッド以降のデューン以外はしばらく前から全て見ている状態だった。 デューンは円盤が廃盤になっただとか、見えづらい作品だったわけでもなく、TSUTAYAはもちろんサブスクにも登録されていた。じゃあなんでデューンだけ観ずにほったらかしていたのかというと、リンチの作品の中で唯一失敗作

        • 地図がしゃべくる奇天烈小説「独白するユニバーサル横メルカトル」を読んで

          地図がしゃべくりまくる小説、「独白するユニバーサル横メルカトル」を読んだ。平山夢明著。とんでもない奇作だった。 タイトル通り、「ユニバーサル横メルカトル」が独白をすると言う内容なのだが、「ユニバーサル横メルカトル」とはなんなのか。 これは地図の表記の一種なのだ。社会の授業などで「メルカトル図法」を習ったと思うが、UTM図法といって、実際にメルカトル図法の一種として存在するらしい。長いタイトルだが、「じゅげむじゅげむ…」とただ適当な文字を連ねただけのタイトルではないのだ。 主人

        PS2風になるフィルターが流行ってますな

          雑感日記

          2023.3.4から3.10までの日記 引っ越しをしたので、転居届やら保険の加入やらをやらなければならない。我ながら2月末というおかしなタイミングで引っ越したと思う。だが、区役所にはおそらく同じような用事を抱えた区民がたくさんいた。係の人に言われるがまま、必要な書類に記入をする。その間(書き方、これでいいんかな…?)常に疑問が付きまとう。 ところで、役所系の書類を書く机には、透明なデスクカバーが敷いてあることが多い。クリアファイルや特に手を置くと、少しくっついてぎちぎちと音が

          哀れなるものたち(ネタバレあり感想)

          以下、すべての文章がネタバレです。 ベラの成長は結構でこぼこで、高いところから物を落として手をたたいて喜んだり、歩くのもままならなかったり。子供のような感性を持つ一方、性的な興味はかなり早くから持っている。 性的な興味を子供が持つのは特段おかしな話でもないが、意外と達者にしゃべったりと、完全にすべての能力が足並みをそろえている感じはしない。以前、障がいをもつ子供は、例えば「3歳レベルの知的能力」などと言われるが、それは3歳と全く同じというわけではないという話を聞いた。なぜな

          哀れなるものたち(ネタバレあり感想)

          天国極楽短歌集

          こんばんは。短歌を作ったので載せていきます。 当然と 思っていたの 定食の 好きなおかずを 最後にするとか やりとげた 気分になった ただ店で ノートを一冊 買っただけで 死ぬ前に 見るとうわさの 映像に あったらいいな 今日の空気が ばさばさと 落ち着かせない 物音が 素敵な家の 副産物 馬鹿高い 機材が必須の 趣味のため こちらまとめて 月賦で買います 今日はこんなところでおやすみなさい。

          天国極楽短歌集

          13日の金曜日を、みた!!!

          27日の土曜日に「13日の金曜日」をみた!!!以下、ネタバレがあります。 上の動画はジェイソン10作目の「ジェイソンX」予告編。一応13日の金曜日と最後に添えられているが、カリスマホラーキャラクター、ジェイソン様の名前が、タイトルのほとんどを占めている。 この10作目は、ジェイソンが宇宙に行くというので、頓智気ホラー映画を見るつもりでちょっと覗いてみようかなと思ったのだが、一作目からマラソンをすることにした。 そういえば同じく途中で宇宙に行く回がある映画シリーズ「007」

          13日の金曜日を、みた!!!

          受験勉強をしたことがない僕の懺悔みたいなもの

          僕の高校生活は通信制という少し特殊な形態で過ぎ去っていった。通信制高校にも受験はあったが、テストはなく「人をいじめたことはありますか」など簡単な質問をされるだけだった。藁にもすがる思いで通い続けてた塾の先生が言ってた。「落とすためのテストじゃないから」。だから僕は受験勉強をしたことがない。 懺悔そのことは暇な時間になると結構よく思い出す。電車移動が長い時、無心で洗濯物を折りたたんでいるとき。「受験勉強をしたことがない」それはハッとしたように脳裏に浮かんできて、僕を落ち込ませ

          受験勉強をしたことがない僕の懺悔みたいなもの

          「スーパーマリオブラザーズ」宇宙戦争映画に足りないものがここにある。

           5月1日映画の日、公開されたばかりの映画「スーパーマリオブラザーズ」を観に行った。直前まで別日にしようかと思うほどの満席状態。映画が安い日というのもあるだろうが、意外とみんな映画館に来るんだなあ。若いおしゃれなカップルがいたり、当然ファミリーも多めで多様な客層だった。  映画はブルックリンから始まる。明らかにマリオってアメリカ人ではないよな…と思ったが、移民の国アメリカではこういうことは珍しくないのかもしれない。  落ちこぼれの配管工兄弟マリオブラザーズ。まさかの父母も登

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          映画「プロム」明るく楽しく、そしてすべてはまとまる

           映画「プロム」はネットフリックスオリジナル映画。メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンらベテラン俳優たちが、うますぎる踊りと歌を披露するミュージカル映画でもある。ここに元々アリアナ・グランデが加わる予定だったというから驚きだ。 田舎町のレズビアン 主人公たちは名の知れた舞台俳優だが、近ごろ人気が低迷してきた。その理由は「ナルシストだから」。イメージを改善しようと、彼女らは慈善事業のアクティビストになろうと決める。そこで見つけた手ごろな困っていいる人...それが田舎町に住

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          主人公はもはや誰「鬼滅の刃無限列車編」

          空前のブームを起こしている鬼滅の刃。その内容について今更説明も必要ないだろう。「千と千尋の神隠し」の興行収入を超えるといわれている今作は、コロナ渦でありながら、数多くの観客を劇場に呼び戻した。その功績は「TENET」とともに称えられるべきであろう。  さて、この「鬼滅の刃」であるが、去年はTV版が深夜に放送されていた。なぜかそれが国民的大ヒットとなったわけである。この記事では劇場版、「無限列車編」について書きたい。 「鬼滅の刃」のヒットの理由「アニメの作画がきれい」「主人公

          主人公はもはや誰「鬼滅の刃無限列車編」

          「いつだってやめられる」、だからあと一回だけ!!!!

           いつだって辞められる!だからあと少しだけおやつを食べたい!いつだって辞められる!だからあと一本タバコを吸いたい・・・。「いつだってやめられる 7人の危険な教授たち」はそんな映画だ。  すぐにやめられる、今すぐにでも辞められると口では言えるが、実際にはやめられないもの。タバコだってそう。間食だってそう。合法麻薬の販売だってそう・・・!  主人公はさえない大学教授。雇用の機会を逃した彼は変わり者の塾の生徒の話からヒントを得て、合成麻薬の製造を始める。  麻薬がテーマだから

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          「ライト・オフ」あなたの恐怖はどこから~?暗闇から~!

          あなたの恐怖はどこから~!?私は暗闇から~! 映画「ミッドサマー」は、ホラー映画なのにもかかわらず、真昼間のシーンがほとんどであることで話題を集めた作品だった。真昼間であることが話題となるのなら、逆に言えばホラーの基本は暗闇のシーンとなる。「ミッドサマー」の監督アリ・アスターの前作、「へレディタリ―継承」も、暗闇の映画であった。 「ライト・オフ」は暗闇というホラーのいろはを武器として使った。「ライト・オフ」の恐怖ーその名もダイアナーは、暗闇しか移動ができない。扉の向こう、

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          「フランシス・ハ」モノクロの世界で

          「フランシス・ハ」の一番の特徴はそのモノクロの映像だろう。ヌーヴェル・ヴァーグを意識したと思わしきその映像は雄弁である。 主人公フランシスはなかなか大人になれない女性である。彼氏はいるが、親友ソフィーとのルームメイト生活が楽しすぎて別れてしまう。その親友ソフィーからも新たな地へ移住したいと申しだされる。しかも、ほかの友達(そんなに好きではない)と共同生活をするというのだ! そんなソフィーにフランシスは容赦ない。酔っぱらっているとはいえ、彼女の彼氏を「嫌い」と言い切り、新た

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          なかったことになりそうなゴーストバスターズ2016についての話

           この間、2016年に公開された映画「ゴーストバスターズ」を観た。オリジナルでは全員男性だったバスターズのメンバーを女性に変えたり、うまく時流を読んだ作品だったといえるだろう。いい出来だったと思う。しかし、である。悲しいことに、この作品は「なかったこと」にされそうなのだ。  主人公、その旧知の友人、科学者、新メンバー兼白人以外の人種枠、全員が女性である。女性のエンパワメントが叫ばれる今、こういう変更はとても面白い試みだ。 しかし、それについて物言いがついた。YouTube

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