RTG
ネタ的でないやつ。
ネタ成分多めのやつ。
パルプ小説及び創作関連。
特に読み返したい人様の記事。
個人的傑作選。
大学院の同期による野郎3人でのWEB飲み会もお開きに差し掛かったころ、出し抜けに津田沼(仮名)は俺にそう言い放った。 「これまでなんべんも言ってきたけど、君、表現したいもんがなんかあるんじゃないの?だったらなんでもいいから書きなよ、まずは」 寝っ転がりながら津田沼は続ける。ついでにケツも掻いている。 なんて横柄な野郎だ、と思いながらも、俺は図星を突かれて言い返すことはできなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子どもの頃から、本が、活字が、好きだった。
前回、オタクコンテンツを熱く語る還暦超えのおっさんの話を書いた。 書きながら色々と思うところがあったが、その内容まで記事に入れると話がとっ散らかってしまうのでやめた。 本稿では、その"思うところ"についてダラダラと述べる。 返すがえすも、今日びのオタクコンテンツはよくもここまで市民権を得られたものだと思う。上の記事はいささか極端な例だとしても、ごく普通の人が萌えキャラの跋扈するソシャゲを臆面もなくプレイしている姿などはどこでも目にするようになった。 職
先日の晩、マックでメシを食っていた。晩飯をハンバーガーセットで済ますとは我ながら自堕落で不健康だと思うが、てめえの振る舞いを正当化するだけの口実や気概なぞハナから持ち合わせていない。 おれが陣取ったカウンター席の向かいにはテーブル席が置かれていた。そのテーブルを囲む4つのチェアは、一席余さずおっさん達のケツで埋められている。 一括りに「おっさん」と呼称してもその年齢層はピンからキリまであるわけだが、そのおっさんどもはピンの中のピン、軒並み還暦はカタいであろう、どいつ
この記事の続きを書く。 セイント◯二作目。麻雀もの(のような何か)。 ◯二作目を書くに当たり、おれはどのような作風のパルプを書くべきかについて悩んでいた。 昨年、おれは『ロストジャイヴ』『月面着火』の二作をこの賞に応募した。片やアクション、片やSF。両作ともに、いかにもパルプという感じの作風だ。結果はどちらも二次選考を通過し、そしてどちらも最終選考に至っていない。 ◯二次選考突破の時点で十分誇れる実績には違いない。だが賞レースに参加する以上、出来うる限り上を目指した
逆噴射小説大賞。 ノンジャンルのエンタメ小説800字の冒頭で面白さを競う、比類なきインクオクトーバーフェスト。 今年で第6回を数えるこの大賞に、おれは一昨年から参戦している。一昨年は最終選考まで到達したが、去年は二次選考通過で終わった(二次選考通過の時点で十分すごいことだが)。 上に行けるものなら行きたいが、遮二無二それを目指すほどのハングリーさは持ち合わせていない。ただ、己の物書きとしての腕前は確かめておきたい。そういうふわっとしたモチベーションで参戦した。 以
RTGです。いつも大変お世話になっております。 職場の忘年会から帰ってきてそのままキーボードを叩いています。つまり酔っている。乱文になることをお許しください。 本題。 逆噴射小説大賞の二次選考結果が発表されました。 昨年に続き、今年も応募上限は一人につき2発まで。 自分も2発撃ちました。結果はこちら。 一発目:討手は闇に→二次選考落選。 二発目:セイント→二次選考突破。 結果:一発命中。 昨年に続いての両弾命中はなりませんでしたが、兎にも角にも
RTGです。いつも大変お世話になっております。 まずはこれまでのあらすじから。 以上。 詳しくは以下の記事に書いています。 で、結果が出ました。 入選しました。入賞の一つ下です。馴染みのフォロワーさん向けに例えると、逆噴射小説大賞の最終選考に相当するものと思われます。 めでたいことです。応募総数は現状不明ですが、おそらく50本は優に超えるものと思われます。その中で数本しか選ばれない入賞・入選作の一角を、初挑戦の身で占める事ができました。 なお応募
モグリの雀荘経営という商売柄、アクの強い人間は腐るほど目の当たりにしてきた。しかし完は別格だった。 氷雨の夜、白シャツ姿の完は傘も差さずに私の店に現れた。常連の柿沼の紹介だと言うが、柿沼は廻銭を詰めきれないまま蒸発している。 柿沼氏の穴埋めです。完はそう言って手に提げたコンビニ袋から百万の束を三つ掴んで私に手渡すと、濡れそぼった髪も拭かずに一人欠けのチェアに腰掛けた。卓を囲む先客たちが揃って向けた奇異の視線を、完は一顧だにせず言い放った。 「残り一束。それっきりです。始
宵五ツの鐘が谺する。 自邸の奥座敷にて、御用人茂野兵庫は目の前に端座する男を面妖な面持ちで眺め尽くした。 藤川惣治郎。手練揃いの柏道場にあって麒麟児と謳われた遣い手ながら、失明により藩の勤めを退いている。しかしその剣才は喪われず、盲いてなお冴えを増す一方と聞き及ぶ。 兵庫の招致に際し、惣治郎は伴も杖も携えることなく現れた。 「ときに藤川。今宵、月は出ておるか」 兵庫は訊いた。無論、惣治郎への試しである。 「出ておりまする」 瞑目したまま惣治郎は答える。出し
【業務連絡】 今夜0時に逆噴射小説大賞の一発目を撃ちます。 https://diehardtales.com/n/n23ff04fae3b4 ばくはつしたり人が4んだりしないお話です。ごあんしんください。 なお、昼過ぎまでですが明日も仕事です。 かんべんしてください。
RTGです。いつも大変お世話になっております。 皆さんお変わりありませんでしょうか。私は仕事が大変です。 今年に入ってから仕事の中身がすげえめんどくさくなったんですよ。具体的には言えないけど、2~3ヶ月ごとに仕事のスキームがゼロから変わるの。今やってることに慣れる間もなくGo To ネクストステージのエブリデイ。賽の河原で石積まされてんのかと思う有様。 そういうわけで、仕事をして仕事をして仕事をして仕事をして書類をカリカリカリカリカリカリカリカリやっておりました。娑
最近気づいたんすよ。 自分の職場、デスクに写真飾ってる人が多いなあって。 いざしげしげと眺めてみると、けっこうバラエティに富んでいる。職場のデスクとかいう不毛の大地を耕さんという情熱のもと、みんなして創意工夫を凝らしてる。家族やペットの写真のようなド鉄板チョイスの方もいれば、旅行先の風景だとか夜景だとかのオシャンティ寄りな方もいる。 何より目を引いたのは男性K-POPアイドルのブロマイド。しかも同じ職場の三人が揃いも揃って同一人物のそれを飾ってる。おそらくは符牒の一
はじめに 順を追って話す。 先日、Twitterで知り合った『あのときのとき』さんがこんなツイートを投げていた。 アニメ『SLAM DUNK』の主題歌『君が好きだと叫びたい』の大サビだが、このツイートはSLAM DUNKを語る文脈のものではない。 新海誠監督の『すずめの戸締まり』を語る文脈での発言だった。 この人はnote記事やパルプ小説の優れた書き手だが、それでいて四六時中胡乱なネタを言いまくる人でもある。ベクトルの矛先は不明だが馬力はすごい。言うならひ
RTGです。いつも大変お世話になっております。 本当は年末までに掌編小説の一本でも書きたかったのですが無理でした。無能。 しょうがねえから今年読んだ本でも振り返ってお茶を濁そうと思いきや、そこでも問題発生。徹夜で書いても終わんねえ。5000字でまだ半分。いい加減にしろ。 note3年近くやってて未だにペース配分掴めてないとかお前……ホントお前……。 そういう訳で、実はこの記事リテイクです。みっちり語っていたら年内投稿に間に合わないのでザッといきます。 それじゃ
「ツモォッ!」 有線が流す竹内まりやの歌声は、牌を叩きつける音と野太い声に掻き消された。 マスターの矢島が珈琲を淹れる手を止めて卓上に目を遣る。和了ったのはまたしても大橋だった。赤五萬を引き入れての面前清一色、自摸。赤ドラを入れて八翻、一万六千点の倍満。 同卓する三人から点棒をせしめると、大橋はヤニに染まった黄色い歯をむき出しにしてがはははと笑った。 矢島がこの部屋でマンション麻雀を開いて二ヶ月になる。摘発に備え三ヶ月に一度のペースでハコを変えているが、幸い未だにガ
【業務連絡】 ・逆噴射小説大賞、今年は二次止まりでした。詳細を書くかは未定です。個人的には満足! 数々の応援に深く感謝するとともに、大賞のしゅげんじゃさんはじめ入選された方々に祝福と感謝申し上げます! ・今日は12/14(水)のクリスマスパルプの校正をしていました。乞う御期待。