双葉社

歩き続ける力

歩き続ける力

歩き続ける力 三浦雄一郎・双葉社 --- 「歩く」という行動を見直ししておりまして。 新しくなにかを始めるときには、図書館に行ってまずその気になるジャンルの棚の中から、初心者向けや興味が出る本を何冊かまとめて借りて、概要を掴むようにしてるんですね。 で、先の感想文の齋藤先生の散歩本 https://note.com/unisindo/n/n8e40904a54de 以外で、 「あっこの人知ってるぞ!」 て人の著作を手にとってみました。 著者の三浦雄一郎さん、ニュースだとか

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葬儀屋は、聖なる仕事かビジネスかーー。多死社会における葬儀の本質と「死」の向き合い方『終のひと』

葬儀屋は、聖なる仕事かビジネスかーー。多死社会における葬儀の本質と「死」の向き合い方『終のひと』

【レビュアー/工藤啓】 故人の遺骨を口に入れる!?文化、法律、制度、ビジネス…多角的な視点で葬儀と「死」を捉える 愛するひとの骨を食べること 私は「遺骨を口に入れる」場面を見たことがない。もし、幼少期にそのような場面に出会っていたら、気持ち悪さでパニックになっていたかもしれない。 しかし、ひとつの風習として「骨かみ」というものがあるらしい。 食べる事で故人と一体になったり、長寿だったりした故人のその生命力にあやかるという意味合いがある。 『終(つい)のひと』は、

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全てのファンの熱い気持ちの代弁に涙。ファンとクリエイターの、作品に対する葛藤を描く。『みどりの星と屑』

全てのファンの熱い気持ちの代弁に涙。ファンとクリエイターの、作品に対する葛藤を描く。『みどりの星と屑』

【レビュアー/栗俣力也】 私は泣き虫だ。 本を読みながら、映画を見ながらしょっちゅう泣いてしまう。   その涙の理由は登場人物への感情移入。 経験や感情がリンクし思わず「わかるっ」と気持ちが溢れ涙になり流れ落ちる。そんな私が最近一番涙を止められなくなった作品が『みどりの星と屑』だ。   2巻まではクリエイターの葛藤と妬みやひがみ、そしてそこからの成長の物語を見せるこの作品は、3巻でもその大筋は変わらずにいる。 しかしその中の1つに漫画ファンとして感情が揺らがずにはいら

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弘兼憲史が描くナイスミドルのロマンスは、ゴルフ場で生まれる『黄昏ゴルフ倶楽部』

弘兼憲史が描くナイスミドルのロマンスは、ゴルフ場で生まれる『黄昏ゴルフ倶楽部』

【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】は、漫画を愛する堀江貴文氏が超多忙を極める合間に読んでおもしろかった作品を毎月レビューするコーナーです。長文レビューもあれば超短文レビューもありますが、そこはご愛嬌。本当におもしろいと思ったものしかレビューしませんので、どうぞお付き合いください。(編集部) 【レビュアー/堀江貴文】 弘兼憲史さんといえば、『課長島耕作』で有名な漫画家だが、『黄昏流星群』のような高齢者の性愛を描いた漫画も静かなヒットを飛ばしているロングセラー作家である。 実

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毎日読書メモ(97)『また、同じ夢を見ていた』(住野よる)

毎日読書メモ(97)『また、同じ夢を見ていた』(住野よる)

住野よる『また、同じ夢を見ていた』(双葉社→双葉文庫)を読んだ。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』に続く、著者の第2作。 (約6年前に読んだ、『君の膵臓をたべたい』の感想はこちら) 主人公は、頭はいいけれど、空気は読まない小学生の女の子。小柳という苗字は先生や同級生との会話の中で出てくるが、名前は出てこない。あえて名乗ろうとしていない彼女の名前を、何故、放課後出会う「友達」たちは知っていたのか。 クラスの中に友達のいない彼女。先生のことは大好きだが、先生から言われる言葉

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2012年のウェブ小説書籍化 「なろう」系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現|飯田一史
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2012年のウェブ小説書籍化 「なろう」系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現|飯田一史

「なろう」系専門の「ライトノベル」文庫レーベル・ヒーロー文庫の衝撃 2012年最大の出来事は、「小説家になろう」系専門の「レーベル」が誕生し、しかもその判型が「文庫」だったこと、さらにそれが「ライトノベル」として認識されたことである。  9月末に主婦の友社インフォスからヒーロー文庫が創刊され、第1弾として渡辺恒彦『理想のヒモ生活』、赤雪トナ『竜殺しの過ごす日々』を刊行。ヒーロー文庫は創刊から数年にわたって重版率100%を達成し(もっとも、初版部数の読み間違え自体は褒められるべ

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【 指令ゲーム 】明利英司 読書記録(短文1分弱)
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【 指令ゲーム 】明利英司 読書記録(短文1分弱)

≪知らず知らずのうちに貶められていく様は、滑稽で現代版『注文の多い料理店』≫ 【 内容 】あなたの人生は本物ですか? 福山鞆広は大学卒業後も就職せずに、アルバイトを続けていた。 そんなある日、大学の先輩だった城之内祥子から「起業するから幹部社員として参加してほしい」と連絡が入る。 しかし条件があり、それは日常型エンターテイメントゲーム【指令ゲーム】のテストプレイをすることだった――。 これはゲーム? 現実? 日常と非日常が交差するこのゲームに終わりはあるのか……。 第6回ば

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【読書感想文】贖罪(湊かなえ)

【読書感想文】贖罪(湊かなえ)

「償いなさい できなかったら復讐します」 あぁ……湊かなえっぽい。 このいい意味で、後味の悪い湊かなえの小説が好きだ。 読了後はもやもやするのに、すぐに再読……。 『夜行観覧車』読了後と同じ気分になった。 あらすじ 15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見

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ドラゴンの可愛さに小林さんのかっこよさをひとつまみ。「スイカに塩」効果でコメディの面白さ際立つ『小林さんちのメイドラゴン』
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ドラゴンの可愛さに小林さんのかっこよさをひとつまみ。「スイカに塩」効果でコメディの面白さ際立つ『小林さんちのメイドラゴン』

【レビュアー/竹谷彰人】 去る7月19日、ある読切漫画が、エンタメ業界に衝撃を与えていました。 『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』を描いた、藤本タツキ先生による最新作短編漫画『ルックバック』です。 9月3日に単行本が発売となる今作は、業界人や著名人たちのシェア・拡散も手伝い、その観覧数は発表2日弱でなんと400万にも達したそうです。東京マンガレビュアーズでは、堀江貴文氏のレビューを即掲載したほどでした。 傑作と絶賛されるなか、たくさん読まれた結果いくつかの批判や指

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これまで一生懸命家族の為に働いてきた。時には思い切って自分の趣味に生きてみる『駅弁ひとり旅』

これまで一生懸命家族の為に働いてきた。時には思い切って自分の趣味に生きてみる『駅弁ひとり旅』

※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部) 【レビュアー/堀江貴文】 憧れる旅奥さんと二人で都内で弁当屋を経営している主人公は、結婚10周年の記念に趣味の鉄道で日本一周するチケットをプレゼントされる。 一応本業の弁当屋の味の研究ということで駅弁ひとり旅になったわけだ。 主人公は連載開始当初は35歳と、いまの私よりも10歳も若いわけだがどう見ても年上に見える風貌。ちょいとメタボな体型で全国の駅弁を食べ歩く。時にヒロイン的なひとり

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