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リアルな状況に没入感。明日、見る眼が変わるかも?!<ゴミの王国>

ゴミの王国 著者:朝倉宏景さん

いつも人と距離を置いて、自分のことをさらけ出すことができない。

生まれ育った境遇が関係し、いつか抜け出したいと思っている。
そんなところに、自分と正反対のタイプの人が隣室にいることを知り、驚愕した青年、朝陽。

ところが、その人の境遇を知ってしまうと放っておけなくなり、大家さん、職場の友と一緒に策を考え始める。
正反対のタイプの人だがどこかつながるところがありそうで。。。

私がこの本に惹かれたのは、まずはタイトル。
次に、冒頭にある日常の一コマがリアルな清掃状況に没入。
最後は、ゴミをモノとだけでなく、人としても捉えられていること。

私たちが日々出しているゴミを回収している清掃作業者の心をこんなにも踏みつぶされている現状があること。
その葛藤を抱えながらも、最終的にはゴミ処理に対してアイディアを提案していく朝陽の姿に心が打たれます。

そして、今までゴミを捨てられない高齢者については多く取り上げられてきましたが、若年層の女性がゴミを捨てられない(ゴミを集めている)本当の事情を知って欲しいなと思います。

気になる方は、以下の双葉社さんのサイトで試し読みがあるのでこちらでご覧くださいー😉📕


双葉社

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