【恋愛小説】 恋しい彼の忘れ方⑬【創作大賞2024・応募作品】
「恋しい彼の忘れ方」 第13話 -統合-
新緑の侯、私は有紀先生に、こんな連絡をした。
「先生、こんにちは。
ちょっと自分で気になっていることがあって、連絡しました。
それは、『自分軸』がしっかりしていない、というところです。
他者の言動に左右される自分や、他者の目線を気にする自分を感じており、これは、母親との幼少期の関係が原因なのかな?と気になっています。
だいぶ、母親のことは認められている、だけど、自分が自分で100%大丈夫、とはいいきれていない自分。
これは、出来た