人文社会科学

現代の大学関係の「博士」は全部「はくし」と呼べばまず間違いない ~博士読み(はかせ・はくし)問題~

現代の大学関係の「博士」は全部「はくし」と呼べばまず間違いない ~博士読み(はかせ・はくし)問題~

 博士論文、博士課程、博士号、○○博士…。いずれの「博士」にしても、現代の大学関係の博士はまず「はくし」と呼べば間違いありません。 1.大学院でも普通に「はかせ」って呼んでました…。 これで終わる程度の話をなぜ私が記事にしたのかというと、私は博士課程前期・後期と計5年間在籍しながら、「はかせ」なのか「はくし」なのか知らなかったからです。大学院の中でも「はかせ論文」「はかせ課程」「はかせ号」という言葉は普通に耳にしていました。多分、自分自身でも口にしたことはあるが、「はくしで

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助教?講師?大学の役職・肩書について

助教?講師?大学の役職・肩書について

 教授=大学の先生という印象はあると思います。しかし、大学で教育や研究をする人の全てが「教授」ではありません。  大学に入った方は、教員ごとに肩書が違うことを何となく目にしますが、それぞれの違いを知る機会は大学では提供されていないと思います。  大学院進学を考える方はもちろん、そうでなくとも大学の様々な人と接する、研究者が書いた情報に触れるなどの上で、大学教員の肩書について知っておくと理解の手助けになるかもしれません。 1.学校教育法が定める大学教員 大学の役職は学校教育法

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人文おもろそ〜リスト

人文おもろそ〜リスト

人文社会系の本を漁ろうと思うジャンルを書き連ねる すごくアホっぽいメモになる ・カルチュラルスタディーズ  サブカルチャーとはなんなのかとか ・アートマネジメント  芸術社会論とかも 芸術の実践における問題ついて知りたい ・クィアスタディース  まだ理解できてないことが多い気がする ・組織論  学校とか会社とか ・大学論  なんか読んでおきたい ・景観論・ランドスケープの美学 ・メディアアート  それはなんですか? ・美人論、ファッション・メイクについて

The Secrets of Hegemony「過去」は「過ぎ去った未来」である!

The Secrets of Hegemony「過去」は「過ぎ去った未来」である!

小なり大なり。。。。外延と内包。。。。温故知新。。。。等などいろいろ頭を過るが、国家や民族の興亡盛衰は繰り返されてきた。どの国も民族も千年万年続いたことはない。中には広範囲の地域やまたそれを越えて世界を征服した国家や民族もある。秦や清、モンゴル、ローマ、バビロニア、オスマン等など枚挙に暇がない。しかし共通項は栄えたら滅びる。また栄えて滅びる。。。近世以降も、スペインが、オランダが、イギリスが、そしてアメリカがどの時代のどの帝国よりも強力な世界の覇権hegemonyを握ってきた

相互監視による生徒管理の危険性 ~体育祭”肌着の色で持ち点減点”問題から~

相互監視による生徒管理の危険性 ~体育祭”肌着の色で持ち点減点”問題から~

 ある公立中学校で、普段の肌着の色を体育祭の得点に反映させるという指導が話題となりました。  この問題は、1学校のおかしな指導ではすまされない、学校教育が陥りがちな、生徒を管理するため、生徒間で過剰に「相互監視させる」ことの典型例です。  以下、引用は全て西日本新聞HP記事(5月19日、最後にURL記載)からとなります。  男子生徒は昨年、話したことがない女子生徒から「もしかして、下着が白じゃないんじゃない?」と聞かれた。確かに薄い水色だったが、制服のシャツの下にわずかに透

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「研究者」「学会」とは何か? ~身銭切って教授や大学院生が集まる学会~

「研究者」「学会」とは何か? ~身銭切って教授や大学院生が集まる学会~

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)を巡って様々な情報が流れる中で、○○学会の声明とかガイドラインとか目にする機会もあると思います。  〇〇学会=○○を専門とする研究者の集まり、というのは何となくわかっても、何をしている・どういう組織なのかはあまり知られていません。  それも当然です。研究者世界を目指す大学院生ですら、入学後自ら体感で知っていく世界です。(少なくとも2010年代後半修士・博士に在籍した私はそうでした)  しかし、存在があまり知られていないことは研究者

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テストの意味 ~「定規で線を引かないと減点」がダメな理由~【学校教育】

テストの意味 ~「定規で線を引かないと減点」がダメな理由~【学校教育】

 「筆算の線や分数の線を定規で引かないと減点、あるいはバツ」全ての教員がこうしたテストの採点を行うわけではありませんが、学校の理不尽ルールとしてよく挙げられます。  定規で線を引かせる利点は「丁寧に書くためミスが減る」ことのようです(この点は最後に参考記事を紹介します)。ふにゃふにゃな線だと読みづらいのは確かです。しかし、判別可能な程度に真っすぐ線が引ければ良いでしょう。「定規をアシストに使うと楽だ」「真っすぐ書けない子は使いましょう」という指導はわかりますが、「定規を使わな

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ブルーピリオドに学ぶ教育学 ~積み重ね・成長を評価する~【学校教育】

ブルーピリオドに学ぶ教育学 ~積み重ね・成長を評価する~【学校教育】

 「あの先生に言われた通りにしたのに、別の先生からダメだって言われた」「前よりはできるようになったのに、成長を評価してくれよ」など、自分のこれまでを見ないで評価してくる教員に憤りを感じたことのある人は多いのではないでしょうか。  「社会に出れば積み重ねなんて見てくれない」というのもよくわかりますが、一方で子どもの「成長」を大切にせず「成果」だけを見る学校など、教育機関としての役割を放棄していると言えるでしょう。  個人の「積み重ね」「道のり」を見て「成長」を評価することの重要

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内申点”5”が出ない学校?通知表の「評定」の基準と公平性【学校教育】

内申点”5”が出ない学校?通知表の「評定」の基準と公平性【学校教育】

 「あの先生は5をつけない」「あの学校は5を簡単に出すから有利だ」、こういった話が生徒間で広がる中学校もあるでしょう。  そんなことを話していると、中には「そんな数字は社会では意味ない」「そんなものに振り回されるな」と言う人もいます。その主張もわかるのですが、一方で学校では数字をある程度気にかけることを求められており、実際進路に影響してきます。なので「気にせざるを得ない」状況と言えます。  学校での「評価」と言えば「内申点」「通知表」というくらい影響力の大きな数値、しかしこの

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評価とは何か:評価と「気に入る」は何が違うのか【学校教育】

評価とは何か:評価と「気に入る」は何が違うのか【学校教育】

学校で「評価」と聞くと、気持ちが沈む人が多いのではないでしょうか。「○○したら評価が下がるらしい」「高い評価を取らないと進学が…」など学校生活において評価は常に付きまとう存在です。 にもかかわらず、そもそも「評価」とは何か、何のために評価するのか、というのを考える機会はありません。 納得いかない評価も沢山あるでしょう。ふりかかる評価全てを真に受けていては身が持ちません。 評価とは何かという根本を知れば、自身が受け止めるべき評価と不適切な評価を見極める、また自分が他者を評価す

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