ICUのアンダーアチーバー

ICUに、一浪(宅浪)して一般入試(人文社会科学選択)で入りました。27卒です。受験生…

ICUのアンダーアチーバー

ICUに、一浪(宅浪)して一般入試(人文社会科学選択)で入りました。27卒です。受験生の時、ICUの一般入試に関する情報が少ないと感じていたので、ICUの一般入試志望者のための記事を書きました。記事は、時々加筆修正しています。質問などあれば、TwitterのDMで聞いて下さい。

最近の記事

主に大学生や塾が作っている、大学受験対策のコンテンツの問題点

大学受験について発信している人のほとんどは、さまざまな教材を見た上で、よいと思った参考書を勧めているのではなく、自分の使った参考書を勧めているだけです。また勉強法についても、彼らが実際に行った勉強法を紹介しているだけです。しかも彼らはそれを正しいものとして発信しているのです。実際に彼らは合格しているので、ある程度は正しいでしょう。しかし彼らは、その発信内容があくまで一例でしかないということを強調しない、もしくは言わないのです。これが問題なのです。彼らの発信している内容はただの

    • 私がICU対策の記事を書いた目的や注意事項など

      各記事に通底する目的まず初めに、私が記事を書いた目的は、ICUの入試問題に必要な力と、それに特化した対策を明確にすることです。換言すると、受験生以外に対しては何を勉強すれば良いのかを、受験生に対しては何をどれだけ、どのように取れば良いのかをそれぞれ明確にしたつもりです。すなわち、前者に対しては「現代文と英語だけを勉強しよう」ということを、後者に対しては「文章読解力と英語力だけで各科目7割以上取ろう。実際取れるし、それで合格できる。」ということをなるべく客観的に書いたつもりで

      • ICU「総合教養」の対策(仮)

        私は総合教養の過去問を1年分しか解いていません。そのため申し訳ありませんが、本記事に書かれている対策などは過去問を解く中で確立したものではなく、入試本番での経験にのみ基づいています。タイトルの(仮)はそう言う意味です。 1年分しか解かなかったのは、初見で解いた時に7割を取れて、かつ問題形式(特にPart2~4)が人文社会科学と似ていると感じ、総合教養のための対策は必要ないと考えたからです。このことから、「総合教養は特別な対策をしなくても、合格点を取れるテストだ」と言うこともで

        • ICU「英語リスニング」の対策

          リスニング概要リスニングはPart1、Part2、Part3に分かれています。Part1は短めの会話問題、Part2は長めの会話問題、Part3は講義問題です。設問数はPart1が10問、Part2が5問、Part3が15問、リスニング全体では30問です。配点は、おそらく1問1点で、30点満点です。 音声はかなり早く、しかも「1回」しか流れません。また、音声の指示に従ってページをめくるので、設問の先読みができません。音声が終わった後にマークシートを塗る時間が与えられています

        主に大学生や塾が作っている、大学受験対策のコンテンツの問題点

          ICU「人文社会科学」の対策

          問題概要文章は1つ、設問数が40個で80点満点です。おそらく各問題2点です。 他大学では類を見ないほど文章が長く、約1万字と言われています。 40問の内4~7問が知識問題で、残りが読解問題(内容一致問題が大半)です。 何問正解すればよいのか25~28問(=約6~7割) 対策現代文「のみ」を勉強しましょう。 現代文を勉強して、読解問題のみで合格点を取るという戦略です。人文社会科学は知識問題を全て捨てても、残り33~36問あります。ということは、読解問題のみで25~28問

          ICU「人文社会科学」の対策

          ICU「英語リーディング」の対策

          リーディング概要リーディングはPart1とPart2に分かれています。 Part1は長文の読解問題が3つ(Text1~3)、Part2は長文の穴埋め問題が1つです。Part1は各長文につき8問、Part2は12問で、リーディング全体で36問です。 おそらくPart1が1問2点で、Part2は1問1点で、リーディング全体で60点です。Part1が点の稼ぎ所です。 ICUの入試はICUの教職員がオリジナルで作成しています。そのため、単語の難易度や構文の複雑さはかなりしっかりと

          ICU「英語リーディング」の対策