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【ご案内/第二報】『万物の黎明――人類史を根本からくつがえす』公刊記念シンポジウム(2023年度 第1回 比較考古学研究会)[日時:2023年12月17日(日)10:30〜17:45][参加申込〆切:12月14日(木)正午]

情報アップデート①:2023年11月22日

*当ご案内は、転送・転載・紹介を推奨いたします。広報にぜひご協力ください。

 過日に第一報をさしあげました、『万物の黎明――人類史を根本からくつがえ
す』公刊記念シンポジウム
にかんする続報となります。第一報段階ですでに多くの方々からご反応をいただきました。誠にありがとうございます(!)。本日は、シンポジウムの詳細をご案内いたします。

『万物の黎明』公刊記念シンポジウム_ポスター/チラシ(221123版)

 皆さんも『万物の黎明』をすでにお読みになったものと想像するところですが、その衝撃たるや、いかがでしたでしょうか。今回のシンポジウムでは、酒井隆史先生(大阪公立大学)による基調講演「未開、野蛮、文明——『万物の黎明』を構成する諸文脈はいかに合流して革新をもたらしたか(仮)」に、関雄二先生(国立民族学博物館)をはじめとする考古学側からのいくつかの報告、そして人類学や文学研究をはじめとする関連諸分野の先生方を交えた総合討論を組み合わせ、『万物の黎明』が人類史・文明史の理解にもたらすさまざまな可能性とその意義を、多角的に掘りさげてみます。シンポジウムの副題として設定しました「自由とプレイ(遊戯)の人類史・文明史の構築」に向けたポジティブな対話です。いうまでもなく対話の内容は多岐にわたるわけですが、下記のような内容などはとくに重要なポイントとなりますでしょうか。

接続】『万物の黎明』は現在の考古学のどういうところに、どのように接続するのか。
【影響】「『万物の黎明』的転回」あるいは「『万物の黎明』史観」の衝撃と既存の人類史・文明史理解の見直し。そして研究・教育面において、この影響をどのように受け止めるべきか。
【未来】マルクスとモース、レヴィ=ストロース、クラストルの著作の最高の補完者としての考古学の「力」。ポストサイエンス時代における人文社会科学の可能性・意義・方向性。

 現状のプログラム等の詳細については、添付のチラシもあわせ、下記案内よりご確認くださいませ。考古学をふくむ人文社会科学のさまざまな可能性を掘りさげる刺激的かつポジティブな対話、そしてそれが発する「熱」を体感することのできるせっかくの機会ですので、ぜひ実際の会場まで足を運んでくださればと願います。

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実際の会場(東京文化財研究所〔講堂〕)Webex を併用したハイブリッド式シンポジウム

対面での参加を希望される方:下記 Google フォームより対面参加希望の旨をふくめ、事前登録してください。会場の収容人数の都合上、「先着100名様」とさせていただきます。お申し込みが100名を超えた場合には、Webex での参加をお願いすることになりますのであらかじめご了承くださいませ。
東京文化財研究所〔講堂〕アクセス】

https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html

Webex での参加を希望される方:Webex ミーティング参加にかかるご情報は、下記 Google フォームより事前登録いただいた皆さまに、シンポジウム当日までに e-mail にてお知らせいたします。ホストの Webex ライセンスの都合上、「先着200名様」とさせていただきます。

※ 今回は主催者側の都合で、Zoom ではなく、Webex を利用します。参加される方が、Webex アカウントを取得する必要はありません。操作方法などは Zoom とほぼ同じですが、念のため、Webex での参加を希望される方は、ご自身で Webex のマニュアル・使い方を事前にご確認いただけますと幸いです。

【Webex のマニュアル・使い方】https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/webex/how-to-use.html

※ 会場が地下にあるため、ネット環境があまりよくありません。当日のオンライン配信に支障をきたすような場合は、シンポジウムの録画データを、後日、事前登録いただいた皆さま限定で共有させていただきます。この点、ご迷惑をおかけする可能性があるわけですが、何卒ご理解のうえご参加くださいませ。(もちろんベストは尽くします!)

ご登録先(Google フォーム)

https://forms.gle/1vfof3DRqF56fGXP6

お申込み〆切:2023年12月14日(木)正午

※ 参加料無料、要事前登録

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 皆さまのご参加をとても楽しみにお待ちしておりますので、何卒よろしくお願い申しあげます(!)。

比較考古学研究会

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『万物の黎明』公刊記念シンポジウム(2023年度 第1回 比較考古学研究会)

『万物の黎明——人類史を根本からくつがえす』を読む

——自由とプレイ(遊戯)の人類史・文明史の構築に向けて


主催:比較考古学研究会
共催:東京文化財研究所/科学研究費助成事業〔19K13402, 20H05824〕

【日時】2023年12月17日(日)10:30〜17:45

【会場】実際の会場(東京文化財研究所〔講堂〕)Webex を併用したハイブリッド式シンポジウム
要事前登録:ご登録方法、ご登録先、お申込み〆切ついては上記のとおりです。

【プログラム】

〔総合司会〕 北條 芳隆(東海大学)

10:00 開場
10:30 開会

10:30〜10:40(10分)
主旨説明・酒井隆史先生のご紹介小茄子川 歩

10:40〜12:10(90分) 基調講演
酒井 隆史
(大阪公立大学)
「未開、野蛮、文明——『万物の黎明』を構成する諸文脈はいかに合流して革新をもたらしたか(仮)」

12:10〜13:00 昼食休憩(50分)

13:00〜13:40(40分)
小茄子川 歩(京都大学)
「「文明」に抗さない社会」

13:40〜13:45 休憩(5分)

13:45〜14:25(40分)
関 雄二(国立民族学博物館)
「アメリカ大陸の文明史研究からの視点」

14:25〜14:30 休憩(5分)

14:30〜15:00(30分)
有村 誠(東海大学)
「トルコ新石器時代の巨石遺跡群——ギョべクリテぺとカラハンテペ」

15:00〜15:05 休憩(5分)

15:05〜15:35(30分)
辻田 淳一郎 (九州大学)
「コメント:『万物の黎明』を読む——日本考古学/古墳時代研究の観点から」

15:35〜15:50 休憩(15分)

15:50〜17:20(90分) 総合討論
〔司会〕 北條 芳隆小茄子川 歩
〔ディスカッサント〕 安倍 雅史(東京文化財研究所)、松村 圭一郎(岡山大学) + 関連諸分野の先生方 + 司会・報告者 +シンポジウム参加者
※ 他の関連諸分野の先生方におかれましては、スケジュールを調整中です。当日までにお名前等の情報をアップデートいたします。

17:20〜17:40(20分)
全体総括北條 芳隆

17:40〜17:45(5分)
事務連絡

17:45 閉会
挨拶(辻田 淳一郎

【お問い合わせ先】
比較考古学研究会 事務局
E-mail: chanhudaro[at]gmail.com
※迷惑メール防止のために、@ を [at] と表記しています。送信の際は @ におき換えてください。

(以上)

D・グレーバー+D・ウェングロウ著/酒井隆史訳、『万物の黎明――人類史を根本からくつがえす』、光文社、2023年
The Dawn of Everything: A New History of Humanity (by David Graeber and David Wengrow, 2022, Penguin Books Ltd.

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