野中潤

都留文科大学文学部教授。1962年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。 Google for E…

野中潤

都留文科大学文学部教授。1962年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。 Google for Education 認定イノベーター、Canva 認定教育アンバサダー、ロイロ認定ティーチャー。 GEG Fuji リーダー、LEG Tsuru リーダー、Canva 教育者グループ運営メンバー。

マガジン

  • 生成系AI〜ChatGPTをめぐる冒険〜

    2022年後半からはじまった生成系AIのカンブリア爆発を目の当たりにしつつ、2023年になってから復活したnoteに書き連ねたエッセイを収録していきます。

  • Canva で Canvaる!

  • BUNGAKU@モダン日本 neo

    かつてYahooブログに存在し、アクセス累計100万回を超えた(だったはず)のBUNGAKU@モダン日本の「リミックス」です。 はてぶにアーカイブされている記事をリライトしてアップしていきます。 ついでに、新しく書き下ろしたものも、混ぜて加えていきます。

  • つるぶん授業フェス

    都留文科大学の新しい講義棟THMC(6号館)で開催される「つるぶん授業フェス」の最新情報をお届けします! つるぶん授業フェス2023の記事に加え、つるぶん授業フェス2024の記事を順次アップします。

最近の記事

  • 固定された記事

教育ICT×国語教育のお仕事、よろず相談お受けします!

 東京学芸大学教育学部を卒業し、同大学院で教育学修士を取得。横浜の聖光学院中学・高等学校で国語科教諭として28年間勤めました。  現在は、都留文科大学文学部国文学科の教授です。  専門は、日本近代文学、国語教育学ですが、Google for Education 認定イノベーター、ロイロノート・スクール認定ティーチャー、Canva 認定教育アンバサダーなどとして、教育ICTを教育現場に効果的に導入すべく、教育研究活動を展開しています。  たとえば、以下のようなお仕事なら、教育研

    • 反故から生まれた断章 ver.1

      ✦ 世界が消えた後に残るものは何か 生成AIが書物を超え、自己発見の新しい手段となる。かつて書物は対話の媒介であったが、今やそれ自体が対話の一部に溶け込む。人は文字を通じて自分を探り、AIを通じて自己を再発見する。書かれた言葉はもはや終わりではなく、過程の始まりだ。 ✧ 十二人に一人の影 現代の高校生の十二人に一人は通信制高校に在籍している。だが、彼らの存在は数字の背後に隠れている。生成AIは、彼らの沈黙を破り、無限の可能性を声にする。言葉はただ生まれるために存在し、私たち

      • テスト作成作業が革命的な進化を遂げた!ーGoogle Gemini がニーズに合わせた解説付き自動採点テストをどんどん作ってくれる

        毎週日曜あさ8時から、30分間 Exploring Gemini を視聴しながら端末に向かっている。シェアされるファイルが素晴らしく、こんなにたくさん学べる30分が無料であるというのは信じ難い。ファイルだけではなく、田中善将さんの探究心・冒険心が素晴らしく、毎週パワーをもらっている。 今朝もまた神回で、いただいたファイルで実験した参加者は私を含め、みな驚愕。大コーフンの朝となった。 以下、解説付きの自動採点テストを作成するための作業の概要である。 学習素材としてのテキスト

        • 反故から生まれた断章 ver.2

          生成AIの呼吸十二人に一人。 いつからだろうか、その数字が言葉のように響いてきたのは。 彼らは学校という名の窓辺から、遠い星々の軌跡を眺めるように、AIという影と対話をしている。 人は、なりたい大人を目指すというが、そもそも「大人」とは何だろう? 生成AIは黙して語らず、それでも無数の言葉を吐き出す。 それは答えか、問いか、いや、ただの沈黙かもしれない。 言葉を失った時、われわれは何を見出すのか。 生成された文章のどこまで自分で、どこからが他者か? 言葉は常に二重で、ひとつ

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        • 生成系AI〜ChatGPTをめぐる冒険〜
          117本
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        • BUNGAKU@モダン日本 neo
          128本
        • つるぶん授業フェス
          17本

        記事

          反故から生まれた哲学的断章 ver.1

          ✦ 世界が消えた後に残るものは何か 生成AIが書物を超え、自己発見の新しい手段となる。かつて書物は対話の媒介であったが、今やそれ自体が対話の一部に溶け込む。人は文字を通じて自分を探り、AIを通じて自己を再発見する。書かれた言葉はもはや終わりではなく、過程の始まりだ。 ✧ 十二人に一人の影 現代の高校生の十二人に一人は通信制高校に在籍している。だが、彼らの存在は数字の背後に隠れている。生成AIは、彼らの沈黙を破り、無限の可能性を声にする。言葉はただ生まれるために存在し、私たち

          反故から生まれた哲学的断章 ver.1

          光るテクストとの対話 — 生成AIが拓く新しい読書の地平

           生成AIとの対話が新しい「読書」の形を生み出すとしたら、私たちはそれにどう向き合うべきだろうか。  人類は長い歴史の中で言語を獲得し、文字を用いることで知識を蓄積してきた。それは、単なる個人の知識に留まらず、書物として記録され、他者と共有され、社会的な知識として発展していった。しかし、この固定された「書物」という形式が、今、生成AIとの対話を通じて再び流動化しつつある。  再び言葉が生まれた瞬間に立ち返り、知識の形を問い直す機会が私たちに訪れているのだ。  生成AIに「何

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          Next GIGA 世代の生成AI活用ー小学生が tomoLinksでやっていたこと

          次世代教育の形を一緒に体験しましょう! 「Next GIGA世代の生成AI活用」デモンストレーションに参加して、小学生がどのように生成AIを活用して学習しているかをご覧ください。 洗足学園小学校の4年生が社会科の授業で取り組んだプロジェクトを通じて、生成AIがいかに教育現場で革新的な変化をもたらしているかを示します。 iPadを使用して自分たちの書いたテキストをAIに入力し、即座にフィードバックを受ける授業の再現実験です。 概要欄でリソースがシェアされています。

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          「なりたい大人」作文コンクールに架空の中学生として200字作文を書いてみた

          第6回「なりたい大人」作文コンクールのPRが流れてきたので、クリックしてみた。200字の作文を以下の条件で公募している。 この長さの作文。生成AIとやり取りすれば、きっと書けてしまうと思ったのでやってみた。 具体的な情報を伝えれば、これぐらいのものはじゃんじゃか作れてしまう。この条件でのコンクール、もはや公募してはいけないのではないかと思うのだが、どうなのだろうか。 【追記】別バージョン作成

          「なりたい大人」作文コンクールに架空の中学生として200字作文を書いてみた

          野中潤教授のICT教育における貢献と言語教育への統合

          Genspark でエゴスパーク(?)してみました。 「結論」は以下の通りでした。 あながち間違ってはいないですが、調査項目に合致した根拠資料が少なく、信頼性においては、まだ満足できるものではありません。 もちろんこれは、Genspark のせいではなく、ウェブ空間における私の存在感が薄いせいです💦

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          【教員個人研修用動画】60分でマスター 実習形式 Canva 簡単入門 /教材付き「動画を見ながら60分でCanvaデビューできます!」

          動画の文字起こしを元に、ChatGPTがまとめた動画の要点です。 1)概要と実習形式の説明: 「60分でマスターキャンバ簡単入門実習」と題したこの動画では、Canvaの基本操作を60分で学べるように設計されています。各セクションには説明が付いており、説明を聞いた後で動画を一時停止して実際に操作を試み、このプロセスを繰り返すことで実践的に学びます。 2)アカウント設定とログイン方法: Canvaの使用を開始するには、Googleなどのアカウントでログインする必要があります。特に教育機関での使用を考えると、教育アカウントの利用が推奨されています。 3)デザインとテンプレートの活用: Canvaには初心者でも簡単にデザインを始められる多くのテンプレートが用意されており、基本的なロゴ作成からスタートしてテンプレートをカスタマイズする方法が説明されています。 4)具体的なデザイン操作の実例: ロゴ作成を例に、色の変更やテキストの追加、背景の調整などの操作が実際に示されます。これにより、Canvaのインターフェースに慣れることができます。 5)共同編集と共有の方法: Canvaの共同編集機能を使い、クラス全体や特定のグループとデザインを共有する方法が紹介されています。共有用リンクを作成し、それを利用して他のユーザーと協力するプロセスが解説されています。

          【教員個人研修用動画】60分でマスター 実習形式 Canva 簡単入門 /教材付き「動画を見ながら60分でCanvaデビューできます!」

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          Canvaで楽しい!俳句づくりの授業デザイン基本4パターン

          Canva入門講座でよく行われている俳句づくりワークショップ(相互参照・相互評価)のテンプレートをご紹介します。 テンプレートの作り方やちょっとした工夫で授業デザインが変わり、児童生徒の実態に合わせて学習者が取り組みやすい状況を作ることができます。 概要欄にはテンプレートリンクもあるので、授業でぜひご活用ください。 ▼以下、動画の文字起こしを元に、ChatGPTがまとめてくれた5つの要点です。 1)基本的なデザインパターン:  授業で使用する基本的な4つのデザインパターンを紹介。これには、画像フレームとテキストボックスの組み合わせ、テキストボックスのみ、画像選択から始めるスタイル、そして白紙からのスタートが含まれる。 2)テンプレートの利用:  フレームを利用して、学生が簡単に内容を追加できるようなテンプレートを作成。操作の簡便さを提供しながら、テンプレートの複製や編集権限の共有も紹介。 3)画像とテキストの組み合わせ方:  画像を使った俳句作りにおける学生の注意を画像に集中させすぎない工夫として、先に俳句を作成し、その後に画像を選ばせる方法を提案。 4)クラスでの実践:  さまざまなデザインオプションを用いて、教室の状況や学生のニーズに応じてアプローチを変える柔軟性を持たせること。これにより、すべての学生が創造的に活動できる環境を作る。 5)教育的アプローチ:  Canvaを用いた教材作りのプロセスを通じて、生徒が自由に表現する機会を提供することの重要性を強調。教員が効果的にサポートする方法として、適切なテンプレートと指導方法の選択が挙げられる。

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          『横光利一研究』第22集オンライン合評会でレポーターを担当しました!

          昨日の午後1時から4時30分までの3時間半にわたって開催された横光利一文学会の合評会にレポーターとして参加しました。 担当したのは、中村梨恵子氏の「花園の思想」論です。 先行文献の読み直しはNotebookLMに手伝ってもらい、レジュメ(発表メモ)の作成においても、Google Gemini や ChatGPT, Claude などを活用しつつ準備を進めました。 出来上がった発表メモは、他のレポーターと同じようにWordのファイル(A4)にまとめてシェアしつつ、Goog

          『横光利一研究』第22集オンライン合評会でレポーターを担当しました!

          「自演自作」教員研修会報告書

          神奈川県私立中高協会国語科研修会 実施報告開催概要 日時:2024年8月26日(月)10:00から12:00 場所:神奈川県私学会館 主催:神奈川県私立中高協会 講師:野中潤(都留文科大学 文学部国文学科教授) テーマ:「GIGA端末と生成AIが変える国語教育~偏差値ランキングが失効する時代のとびら」 1. はじめに 本研修会では、GIGA端末や生成AIが国語教育に与える影響について深く探り、これらの最新技術を活用した教育の可能性を参加者と共に考察しました。講義とワーク

          「自演自作」教員研修会報告書

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 4〜ロイロノート認定ティーチャが躍動する最終日(3日目)〜

          1. 全体オープニング9:30 - 10:00 受付(超初心者へのログインサポート) 10:00 - 10:10 オープニング MC:野中潤、佐藤邦享 2. デュアル・セッション参加者が興味に応じて選択。 ▼6201教室: 教師のあり方と明日の授業を考える MC:野中潤 10:15 - 10:55 学校現場活性化のためのロイロ認定T(塚本伸一:東海大学付属静岡翔洋小学校) 11:00 - 11:40 実習経験と教員として働いている今とのギャップ(東海大学付属静岡

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 4〜ロイロノート認定ティーチャが躍動する最終日(3日目)〜

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 3〜文部科学省学校DX戦略アドバイザーが生成AI×教育最前線を語る2日目午後の部〜

          ※Google Geminiに出力させた登壇者の紹介文です! 教育の未来を拓くAI教育のパイオニア、田中善将先生スクールエージェント株式会社 代表取締役であり、文部科学省 学校DX戦略アドバイザーAI教育の先駆者として、教育現場のICT改革を牽引する田中善将。ChatGPTやGeminiなど生成AIの可能性を最大限に引き出し、革新的な教育手法の開発に情熱を燃やす教育界のイノベーターです。 【田中善将の3つの強み】 豊富な教育現場経験と最新テクノロジーへの深い造詣: 長年

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 3〜文部科学省学校DX戦略アドバイザーが生成AI×教育最前線を語る2日目午後の部〜

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 2〜Google for Educationで教育DXの今を知る2日目午前の部〜

          8月10日(土)午前の部は、Google for Educationを活用した教育DXに焦点を当てます。学校現場での実践事例やツールの活用方法を通じて、これからの教育の在り方を探ります。 プログラム概要 オープニングセッション(都留文科大学 野中ゼミ) Google スプレッドシートでアイスブレイクをしながら、クラウドでの共同編集、相互参照、相互評価を体験します。初めての方でも楽しくクラウドコンピューティングを楽しめます。 Google for educationから

          つるぶん授業フェス2024 プログラム紹介 2〜Google for Educationで教育DXの今を知る2日目午前の部〜