マガジンのカバー画像

はるひの名画座

23
ずっと愛され続ける名作映画たち。その中から、わたしが特に好きな作品をまとめます。
運営しているクリエイター

記事一覧

砂の器

砂の器

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1974年の日本映画。松本清張の推理小説『砂の器』を原作に、野村芳太郎監督が映画化。日本映画史に残る傑作。

迷宮入りと思われた殺人事件をめぐり、真相を追う二人の刑事の粘り強い捜査と、背負った暗い過去ゆえに殺人を犯してしまう犯人の宿命を描いた社会派サスペンス作品です。英題 "The Castle of Sand"。

出演は、丹波哲郎、森田健作、加藤剛、島田陽子、

もっとみる
ゴッドファーザー

ゴッドファーザー

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1972年のアメリカ映画。フランシス・F・コッポラの傑作中の傑作。マリオ・プーゾの小説を原作とし、1940年代のニューヨークで勢力を誇ったイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」を描くマフィア映画の金字塔です。原題 "The Godfather"。

出演は、コルレオーネ・ファミリーのボス、ドン・コルレオーネ(ヴィトー)にマーロン・ブランド、長男・ソニーにジ

もっとみる
めまい

めまい

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1958年のアメリカ映画。後の映画界に多大な影響を与えた “サスペンスの神様” アルフレッド・ヒッチコック監督によるサスペンス作品です。極度の高所恐怖症のために刑事を辞めた男が、旧友から「妻が不審な行動をしている」と尾行調査を依頼される。奇異な行動を取る妻に接近して行くうち、二人は恋に落ちるが――。原題 "Vertigo"。

出演は、主人公の元刑事・スコティに『

もっとみる
シャレード

シャレード

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1963年のアメリカ映画。オードリー・ヘプバーンが富豪の妻を演じ、スキー旅行から自宅に戻ると突然知らされる夫の死、葬儀以来つきまとい、周辺を探りまわる見知らぬの三人の男―― 彼らの正体とは? 夫の死の真相とは?―― パリを舞台に二転三転しながら謎を追う、コミカルなタッチのロマンチック・サスペンス作品です。原題 "Charade"。

出演は、主人公「レジーナ」に『

もっとみる
男はつらいよ

男はつらいよ

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1969年の日本映画。のちに全50作品にもなる映画「男はつらいよ」シリーズの記念すべき第1作目。啖呵売を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、ひょっこり故郷の柴又に戻ってきては何かと騒動を起こす様子を描いた人情喜劇です。

多くの日本人から愛されている主人公「寅さん」こと車寅次郎を演じるのは、もちろんご存じ、渥美清。レギュラー共演陣は、「さくら」:倍賞千恵子、

もっとみる
シャイニング

シャイニング

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1980年のイギリス映画。スタンリー・キューブリック監督によるホラー映画の金字塔。コロラドの雪深い山中にあり、冬の間は閉鎖される「オーバールック・ホテル」。作家志望のジャック・トランスは、執筆に専念できる環境を求めて、管理人として妻子を伴いホテルにやってくるが――。

緻密に計算された極上の映像美と共に、ゾクゾクと背筋が冷たくなるような恐ろしさを味わえる、不朽の名

もっとみる
ニュー・シネマ・パラダイス

ニュー・シネマ・パラダイス

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1988年のイタリア映画。シチリアの小さな村にある映画館「パラダイス座」。その映写室を遊び場のようにして育ち、映画に魅せられた少年トト。彼が父のように慕っていた映写技師アルフレードとの交流を中心に描かれる思い出の日々――。映画への深い愛とセンチメンタルな涙あふれる感動のヒューマン・ドラマ作品です。原題 "Nuovo Cinema Paradiso"。

出演は、サ

もっとみる
2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1968年のイギリス/アメリカ映画。わたしの大好きな映画監督、スタンリー・キューブリックによるSF映画の傑作です! この作品との衝撃的な出会いがきっかけで、その後、次々とキューブリック作品を辿ることになりました。

イギリスの SF作家であるアーサー・C・クラークと、キューブリックが共同でアイディアやストーリーをまとめ、映画(キューブリック)と小説(クラーク)とい

もっとみる
羅生門

羅生門

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1950年の日本映画。のちの世界中の映画監督たちに影響を与えた日本の名匠、黒澤明監督の代表作のひとつ。平安時代を舞台に、ある武士の殺害事件が起きる。ひとつの出来事が語る者によって様相を大きく変える、その不可解さを通して “人の本質とは何か?” を描いた時代劇作品です。

ストーリーが超絶面白い!黒澤明監督の『羅生門』。あまりにも有名過ぎる作品なのでご存じの方も多い

もっとみる
オズの魔法使

オズの魔法使

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1939年のアメリカ映画。ジュディ・ガーランドが歌う『虹の彼方に』(Over the Rainbow)で有名なミュージカル映画の古典であり、映画史に残る名作。色鮮やかなファンタジーの世界「魔法の国オズ」の描写は、今観ても心躍ります。原題 "The Wizard of Oz"。

送り仮名の「い」は、ないのです。映画は観たことがなくても、そのタイトルだけは、ほとんど

もっとみる
明日に向かって撃て!

明日に向かって撃て!

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1969年のアメリカ映画。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演。「アメリカン・ニューシネマ」の代表作のひとつ。西部開拓時代に名を馳せた実在の強盗コンビ「ブッチ」&「サンダンス」を描いたウェスタン作品です。原題 "Butch Cassidy and the Sundance Kid"。

アメリカン・ニューシネマの名作まずは、本作を語る上で外せない「アメ

もっとみる
三十四丁目の奇蹟

三十四丁目の奇蹟

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1947年のアメリカ映画。クリスマスの季節を迎えるニューヨークで、自らをサンタクロースの別名「クリス・クリングル」と名乗るサンタそっくりな老人。彼の姿を通して、“信じること” の素晴らしさを描いた心温まる作品です。

彼の行動は、デパートのクリスマス商戦や、サンタの存在を信じない現実主義の母娘にも変化をもたらします。果ては市民や裁判所まで巻き込んで「サンタはいるの

もっとみる
太陽がいっぱい

太陽がいっぱい

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1960年のフランス/イタリア映画。世紀の二枚目俳優、アラン・ドロンを世界的大スターにした極上のサスペンス作品です。監督:ルネ・クレマン。原題 "Plein Soleil"。(英題 "Purple Noon")

まずはニーノ・ロータのこの曲から♩『太陽がいっぱい』。その映画のタイトルは、わたしが子どもの頃から知っていました。もちろん、有名なこちらのテーマ曲も。

もっとみる
北北西に進路を取れ

北北西に進路を取れ

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1959年のアメリカ映画。「サスペンスの神様」とも呼ばれるアルフレッド・ヒッチコック監督の作品。原題 "North by Northwest"。

別人と間違われたために、謎の組織から狙われ逃亡を強いられる主人公をケーリー・グラントが演じています。

ヒッチコックの代表作のひとつあなたはヒッチコック作品、お好きですか? 面白いですよね~!
わたしは『めまい』、『

もっとみる