明日に向かって撃て!
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
1969年のアメリカ映画。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演。「アメリカン・ニューシネマ」の代表作のひとつ。西部開拓時代に名を馳せた実在の強盗コンビ「ブッチ」&「サンダンス」を描いたウェスタン作品です。原題 "Butch Cassidy and the Sundance Kid"。
アメリカン・ニューシネマの名作
まずは、本作を語る上で外せない「アメリカン・ニューシネマ」について、簡単な解説を。
ちなみに、わたしが観たことのある「アメリカン・ニューシネマ」の作品は――
などなど。数えてみたら、意外に沢山あって、自分でもびっくり!笑
いや、それくらい「アメリカン・ニューシネマ」には 面白い作品、名作が多いのですよ♩ 現在は大俳優や大監督になっている人たちが、若き日に作った、才能あふれる意欲的な作品ばかり。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード♡
この記事を書きながら、ふと、横にいた わが家の息子(20代)に
と聞いてみたら、
という答えが返ってきました。
/
え…… ウソでしょ……!?!?
\
と、愕然とした昭和生まれのわたくしです。笑
こんなにイケメンなのに!(そこじゃない。笑)
左がロバート・レッドフォード。右がポール・ニューマン。どちらも、わたしが子どもの頃からの大スターです。二枚目だし♩(まだ言う)
ポール・ニューマンは残念ながら 2008年に 83歳で亡くなられましたが、ロバート・レッドフォードは今もご健在(84歳)なのですね!
・・・
ポール・ニューマンといえば、'70年代~'80年代、日本でもいろいろな CM に出ていましたよね。
懐かしいなぁ♩
トム・クルーズと共演した作品『ハスラー2』がヒットして、ビリヤード・ブームを巻き起こしたことも。
あの頃は「プールバー」がお洒落スポットだったのよね~!
・・・
ロバート・レッドフォードは、本作を観ていても、つくづく思うのですが――
ブラピ(ブラッド・ピット)に良く似てる!
いやぁ~、本当にそっくり!
……というより、ブラピ “が” レッドフォードに似ている、と言った方が正しいのですけれどもね。
『スパイ・ゲーム』(2001年)で共演を果たした二人。まるで父と息子のよう。
あと、わたし、今回はじめて知ったのですが、毎年1月にアメリカで開催される「サンダンス映画祭」は、ロバート・レッドフォードが創始者なんですって! そうだったのね。ほほぉ〜!
本作『明日に向かって撃て!』でレッドフォードが演じた役柄「サンダンス・キッド」にちなんで、“サンダンス” 映画祭。
俳優業だけでなく、監督やプロデューサーとしても多くの作品を手掛け、活躍してきたレッドフォード。このような意義ある映画祭の主催もしていたなんて……! 映画界に多大な貢献をしている方なんですね。
俳優としては 2018年に引退を表明しており、引退前の姿は『さらば愛しきアウトロー』(2018年)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)の他、Netflix オリジナル作品『夜が明けるまで』(2017年)で観ることができます。
ラストシーンが印象的!
そんな豪華な二人が、バディとして活躍する本作。彼らが演じる役どころは――
あらすじなどは割愛いたします。記事の前半で饒舌に語り過ぎて、いささかバテてしまったので。(毎回、前置きが長くなりがち……苦笑)
ブッチとサンダンス。魅力的な二人の軽妙なやりとりや、コミカルさも交えながら痛快に強盗をやってのける姿など、ぜひ本編でご覧になってみてください。
アカデミー賞では4部門を受賞しています。(撮影賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞)
何より、一番わたしの印象に残っているのは、ラストシーン!
映画史に残る名シーンと言われているように、彼ららしいノリで会話を交わした後、外へ飛び出してゆく二人の姿―― からの、あの終わらせ方! 余韻があって、実にカッコいい!♡
名曲『雨にぬれても』も必聴♩
ラストシーンと並んで、こちらも見どころのひとつ。
バート・バカラックによる名曲『雨にぬれても』(Raindrops Keep Fallin' on My Head)をバックに、ブッチがエッタと自転車に乗って遊ぶ名シーン。
エッタは、二人と行動を共にするマドンナ的存在の女性で、この役を演じるキャサリン・ロスが美しい……♡
途中、ブッチがおどけて曲芸乗りを披露するところでは、サーカス風な曲調のアレンジが入り、いかにもバート・バカラックらしい雰囲気です♩
・・・
・・・
古い映画の名曲については、以前こちらの記事に ニーノ・ロータのことを書きましたが、
同様に、バート・バカラックもいろんな映画音楽を手掛けています。
素敵な曲が多くて、わたしも大好きな作曲家です♩(おすすめ!)
機会があれば、チェックしてみてはいかがでしょうか。
▼ アメリカン・ニューシネマの関連作品
▼ 全作品インデックスはこちら
いただいたサポートは、大切にわたしの「しあわせ時間」に役立てます。いつもより多く映画館へ行けるかも♩