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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
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2021年3月の記事一覧

心理的安全性のつくりかた

心理的安全性のつくりかた

めっちゃ実践的なこと書いてあって面白いビジネス本。古典じゃないから読みやすい。きちんと論理構成ができてる。えらい。読んでみると、仕事でも大事だけど、子育てですごく重要だなぁ、と感じた。どうやって子供にやる気を出させるか。

そして、これがきちんと実行できれば、組織は飛躍的によくなる。それを某スラムで実感している。本書に書かれているほぼ全てが、あそこでは実践されている。すごい。

日本版・心理的安全

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任せ方のコツを経営者に聞いてきた

任せ方のコツを経営者に聞いてきた

ぼくは去年まで一人で動いていました。

業務委託をお願いすることはありましたが、組織としては一人。フリーランスでした。職人のように「いかに売れる本を作るか?」「いかに読まれる文章を書くか?」ということだけを考えて働いていました。

しかし、いよいよ一人では仕事が回らなくなってきたのが昨年の冬のこと。そのタイミングで仕事ができそうな若者が目の前に現れたので、思い切って採用しました。

任せてみたら、

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マネジメントのゴールとは?

マネジメントのゴールとは?

管理職の方、マネージャーの方に質問です。

マネジメントのゴールって何でしょうか?

世の中には、KGIやOKRといった目標達成プロセスの具現化手法はあると思います。

ではマネジメントのゴールはそのKGIやOKRと同一なんでしょうか?

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は

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育児スキルは仕事でも活きる、と思うのだけど

育児スキルは仕事でも活きる、と思うのだけど

産休育休の「休」という文字、変わらないかな?と思うんです。
確かに所属企業や国・自治体からすると「育児をするために休業」していますが、申請者からすると全然休んでない。というよりは命がけで産み、命を守る高ストレス状態で24時間の育児と向き合う、人生でもかなりハードな修行期間であったと個人的経験から思います。

しかし「育児休業」という名称のためか、実態とは異なる誤解を誘引させてしまうことも少なくなく

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部下とは、あなたの「下」にいる人ではない

部下とは、あなたの「下」にいる人ではない

上司であるあなたが、本当にしなければならないこと部下を持つとは、その部下の仕事についての責任も持つということ。管理職の仕事に専念できるとは限らず、上司となる人の負担は増えることが多いでしょう。そんな中で、なんとか部下を指導しようとするものの、なかなか部下に響かない、仕事の成果にもつながらない、などということもあるのではないでしょうか。

上司として、部下から慕われたい、仕事も上手にこなしたい……。

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「定例会議のネットワーク図」で、余計な会議を間引き、すごい会議を足す方法

「定例会議のネットワーク図」で、余計な会議を間引き、すごい会議を足す方法

柴田(@4bata)です。前半で概要を説明し、後半では具体的にCytoscapeというソフトウェアを使って、あなたの会社の「定例会議ネットワーク図」をつくる方法を説明します。

定例会議ネットワーク図とは

・会議は四角で表現。定例会議1と定例会議2があることがわかる。
・参加者は楕円で表現、所属部署による色分けを行う。

これは私が勝手に決めたルールです。もう少し複雑な例を紹介します。

今私の

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生き生きしたチームにはどんな共通点があるのか? Co-Creation サイクル 4 つのステップとは ― 三好大助さん

生き生きしたチームにはどんな共通点があるのか? Co-Creation サイクル 4 つのステップとは ― 三好大助さん

「なぜか後輩と上手に意思疎通が取れない」
「チームの雰囲気が硬く、パフォーマンスにも影響が出ている」
「部下が言ったことを分かっているはずなのにやってくれない」

仕事の悩みにおいて上位に出てくる「人間関係」。
取引先、先輩、後輩、上司や部下など私達は様々な関係性の人と一緒に仕事をしています。

前回は「個人の意思決定」についてお話いただいた作家・組織開発ファシリテーターの三好大助さんに、今回は「

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