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心うたれたnote

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言葉にできないほど好きな文だったり、ためになったり、助けられたり。そんなnoteを集めています。
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2021年5月の記事一覧

しずかに発光する

しずかに発光する

ずっと気になっていた本をついに買った日、家に帰って最初の1ページをひらくまでの道中は、リュックサックに宝物を隠している気分になって背中にすべての意識が集まる。

そわそわ、わくわくする気持ちは、自分だけの秘密。電車で隣に座っている人も、道端ですれ違う人も、私の浮足立った気持ちを知らない。リュックサックの中に仕舞われた小さな宝物は、私にしか気づかれないくらいしずかに光を放って、心をほんのり照らす。

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モノを手放すことは、自分自身を取り戻すことだった(旅立ち編)

モノを手放すことは、自分自身を取り戻すことだった(旅立ち編)

最近書店なんかにいくと「断捨離」に関する本を結構見かけます。

世界一周に出る前、期せずして自分の身の回りのものを処分したので、あとから考えてみれば、あれって断捨離だったんだな、と思います。

人からもよく言われるんですが、自分でもびっくりするくらいものを持たない人間です。コロナ禍で日本に帰国してからも、基本的には旅と移動が中心の生活なので、ものは必然的に少ないほうが良いんです。

世界一周後も、

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誰かに優しい人が、得をする。そんな人生でもいいんじゃない?

最近の僕の仕事における判断基準が、結構良いんじゃないかと思うので、共有したいと思います。

と、その前に

この前の、僕が夜勤に持っていく夜食を買いに、近所のスーパーに行ったときのお話。

僕は、夜食にお菓子をよく買うんだけど、その日もお菓子を買おうと陳列棚に行くと、たぶん40歳代くらいの店員さんが商品の補充をしていたんだ。

その人は次々にお菓子をキレイに陳列していて、あるお菓子の補充をし始めた

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“人生舐めててごめんなさい“

“人生舐めててごめんなさい“

「人生舐めすぎてるよね」

昔からそうだった。
友達や家族からそう言われた。

別に人生をなめているわけなんてどこもなくて、ただただ楽しく生きたいって
それだけだった。

ほんとにそれだけ。

それが結果的に「人生舐めてる」って言われると、とても悲しい。

顔には出さない。

「えへへ、そうかな〜」なんて適当に流して今まで生きてきたけど、
歳と重ねるにつれて、その言葉の意味が重くなってきているよう

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寄り道をしてみようと思う。

寄り道をしてみようと思う。

人生の目標というものを強く実感したのがここ最近で、今まではっきりとした夢を持つことのなかった私にとっては人生の方向性が見えて来たような気がしてとても大きな一歩を踏み出すことができたと思っていた。

その目標というのが、

「他人の目を気にせずに自分らしく生きる」

そしてこの大きな目標を達成するためにはそこに辿り着くまでの小さな目標も大事になってくるのではないかと思った。

そう考えたときに、

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すべてのライター・編集者必読の書

すべてのライター・編集者必読の書

すんごい本が出ました。

おとといAmazonでポチって、昨日の午前中に届いて、さっそく読み始めたものの、冒頭の数ページで惹きこまれて徹夜で読み切った小説のような勢いで、476ページを1日で読み終えた。

それが、この本。

世界的ベストセラー『嫌われる勇気』のライターで知られる古賀史健さんが、3年がかりで書かれた新刊『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』です。

昨日は昭和の日で祝日でした。

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