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起伏を求めてスコットランドへ:イギリス最高峰ベンネビス/Ben Nevis(1345M)登山からのプチ縦走
6月も山を求めてスコットランドに行ったが、となれば英国最高峰のベンネビスも登っておこうと思って7月半ば、日も長い頃に登りに向かった。前回のスコットランド山行はこちら。
1,起点となるはフォートウィリアム
ベンネビス登山の登山基地はフォートウィリアムというスコットランド北西部にある街である。大きな街ではないが、このエリアでは比較的大きく最低限の都市機能はコンパクトにまとまっている。ベンネビスをは
スイスでトレラン:Wildstrubel by UTMB 2024(70K)参加録
2022年のタイ、2023年のオーストリアに続いて3度目のUTMB主催レースはスイス西部Crans Montanaで実施されるWildstrubelに申し込んでいた。レースとしては、前回6月末にボスニアで熱波の中完走率50%以下となった過酷なコンディションで僕自身も例にもれず脱水症状に苦しみながら、「もうしばらくトレランレースはいいや……」と思わされ、7,8月は新規申し込みをしていなかったが、こち
もっとみるボスニアヘルツェゴビナトレラン大会参加録:Vucko Trail2024 Red Course 60km
はじめて行く国がトレラン大会というのは、今年の個人的トレンド(?)になっていて、4月のスロベニア、5月のハンガリーともレースで訪れたのがそれぞれ初訪問であった。
ということで6月も新規の国でレースに出てみようということで、バルカン半島にあるボスニアヘルツェゴビナのトレラン大会がちょうどあったので申し込んでいた。2月いっぱいのEarly Birdで申し込めば60kmの部で35ユーロというヨーロッパ
サラエボ近郊登山、公共交通機関でいくSkakavac WaterfallとBukovik (1534 m)登山
トレランレースに出るためにボスニアのサラエボにきたのだが、ロンドンからは直行が週3なので木曜に入って金曜は1日フリーだった。明日レースだしとにかく暑い日(35度!)だったので、ゆっくりしていようかとも思ったが、せっかくなので山に入ることに。色々調べて、暑い日なので滝を見に行こうかと目処を立てる。目的地はSkakavac Waterfallで、事前に調べているとバスは見つからなかったので、最悪街から
もっとみる起伏を求めてハイランドへ#2 Pitlochryから絶景のBen Vrackie 841Mへ(イギリスでトレラン・登山)
前日のNewtonmoreからのA' Chailleachに登山に引き続いてスコットランドはハイランド地方の山を歩いてみる2024年6月の記録。昨日のうちにPitlochryに電車で移動してYouthHostelに滞在。
翌日、朝イチは雨がぱらついていたのが、少しやり過ごして出発したら晴れてきたので、街の北にありPitlochryからも歩いていけるBen Vrackieに向かったのでその記録。全
起伏を求めて、ハイランドへ#1 Newtonmoreから登るA‘chailleach (930m) /イギリスでトレラン・登山
ロンドンにない起伏を求めて、英国内の起伏に向かう英国登山/トレラン探索第四弾は2024年6月初旬、はじめてのスコットランド、ハイランド地方へ(第一弾は南ウェールズ、第二弾は湖水地方、第三弾はピークディストリクト)。
その中でもまずはA’challeachというピークを目指した。地図で見て駅から歩いていけそうな距離だったので、ざっくりルートだけ調べて向かったが、後から見るといろいろ英語での情報があ
アヌシー近郊フレンチアルプスの端っこでプチ縦走登山・ハイキング: Mont Baron 1298m
2024年5月末、アヌシーからバスでアンゴンに行ってアイベックスを堪能した帰り、山頂には行けなかったやや不完全燃焼な気持ちもあり、アヌシーに戻るバスに乗りながら、途中で降りてアヌシー湖東岸にあり山に登ってそのままアヌシー側に行こう、と謎の思いつきをした。
既に30kくらい歩いているのに、そして18時をすぎているのに。もちろんこの時期のヨーロッパの日の入りは22時前であり街側に戻るルート、そして防
野生のアイベックスを見たくてAnnecy/アヌシー近郊、La Tournette(2351m)へAngon/アンゴンの滝経由で登山、そして撤退。
イギリスの5月の三連休にフランスのAnnecy/アヌシーというフレンチアルプス端っこの街に行った。ここはヨーロッパ一透明度の高いという湖と街中に張り巡らされた水路が有名だが、僕の目的は主に山。湖畔の街アヌシーは湖の周りを山に囲まれているので、ふらっと周辺の山にハイキングや登山に行けそうだなと地図を見て当たりをつけていた。さてどの辺りに行こうか、公共交通機関でアクセスできそうな山をいろいろ調べている
もっとみるハンガリーでトレラン:UTH Visegrad Trail2024参加録
ハンガリーのブタペスト(正しくはブダペストにようですが以下本文中混合してます、ご容赦)といえば、ヨーロッパ、いや世界でも有数の温泉都市として名高い。そんなブタペスト近郊のトレラン大会に出れば、日本のような山を走ったあとに温泉(とビール)までセットで楽しめるのでは?と考え、去年のうちから早々に申し込んだ本大会、そして初めてのハンガリー!都市近郊の低山エリアで山自体はそう面白そうでもなさそうなので、前
もっとみる起伏を求めてピークディストリクトへ: Hopeからのプチ縦走(イギリスでトレラン・登山)
ロンドンにない山や“起伏を求めて”英国内の起伏に遊びに行くシリーズ、今回はピークディストリクトというシェフィールドやマンチェスター近くのハイキングエリア。今まで起伏を求めて英国内で行ったのは南ウェールズと湖水地方。
なお、起伏を求めて、というのは嘘ではないものの今回に至っては羊を求めて、というのがより正しい。というのも前回それこそ起伏を求めて行った湖水地方にて羊の、とりわけ今がシーズンの子羊たち
起伏を求めて湖水地方へ#4 DAY3 Derwent Water西側プチ縦走(High Spy646m,Cat Belles451m)
というこうとでバンクホリデーで起伏を求めてやってきた、湖水地方。思いの外仔羊たちのシーズンにメロメロになりつつ3日目はケズウィックの街からバスでSeatollerまで向かい、イングランド最高峰のスコーフェルパイクに霧と小雨の中登った。
その後Seatollerまで戻ってきてバスで戻ろうかと思ったが、Derwent waterの西側に南北に延びる丘陵を縦走できそうだったので、残りの体力や水分、日の
起伏を求めて湖北地方へ#3 DAY3 ケズィック/Keswickから公共交通機関で行くイングランド最高峰スコーフェル・パイク/Scafell Pike(978m)登山(イギリスでトレラン・登山)
湖水地方3日はイングランド最高峰のスコーフェルパイクに登りの行くことにした。到着日とその翌日は下記記事。
1,登山口へ
Keswickの小さくも整った美しい宿で丁寧な朝食でエネルギーをチャージした後、街のバスターミナルへ向かう。
バス停の前には大きなBoothsがスーパーとしてあるので食料や水分の調達に便利。78番のバスがSeatollerというところまで向かうのでこちらに乗る。2階建てが2階
起伏を求めて湖水地方へ#2 DAY2:Keswick/ケズィックにもあったストーンサークルとラブリーキュートな宿。
前回に引き続き湖水地方の話。湖水地方北の中心の街、ケズィック(ケズウィック)/Keswickにバスで移動します。(日本語表記にユレがある)
1,素敵なお宿にチェックイン南から北上する555バスの終点であるKeswickの街のバスターミナルの一つ手前で降車ボタンを押してバスから降りる。
雨は降っていないが引き続き雲に覆われ、いつ降っても何の驚きもない白っぽい空である。予め予約していた宿に歩いて向
起伏を求めて湖水地方へ#1 DAY1&2: 公共交通機関で行く湖水地方。WaterheadからWansfell pike (482m)へ雨のいきいき森歩き(イギリスでトレラン・登山)
山がないロンドンから起伏のある土地を求めイギリス国内の起伏を攻める「起伏を求めて」シリーズ(?)。前回の南ウェールズに続き、北イングランドは湖水地方です。
1、電車でロンドンから湖水地方へ
ロンドンのEuston駅からグラスゴー中央行きの電車に乗車。本来はランカスターで乗り換えて湖水地方の南の玄関口となるWindermereという街に行く予定だったが、ロンドン発電車の遅れで乗り継ぎができなくなっ