アヌシー近郊フレンチアルプスの端っこでプチ縦走登山・ハイキング: Mont Baron 1298m
2024年5月末、アヌシーからバスでアンゴンに行ってアイベックスを堪能した帰り、山頂には行けなかったやや不完全燃焼な気持ちもあり、アヌシーに戻るバスに乗りながら、途中で降りてアヌシー湖東岸にあり山に登ってそのままアヌシー側に行こう、と謎の思いつきをした。
既に30kくらい歩いているのに、そして18時をすぎているのに。もちろんこの時期のヨーロッパの日の入りは22時前であり街側に戻るルート、そして防寒・ヘッドライトなどの装備は持っているなどの諸々を考慮した上での実行判断。
行きと同じ20番のバス、今度はアヌシー行きに乗り途中のVeyrierという集落で下車。パン屋が一件まだ開いていたので、水調達とブリオッシュをひとつ購入し食べながら歩く。水を買ってから気づいたが、道路沿いに公共の水汲み場みたいなものもあった。
バス通り沿いから住宅街に入り18:30過ぎにトレイルの入り口に。Mont Veyrierの表記がある。
よく整備された木々の中の森を歩いて18:45ごろSous Chapeau de Napoléon(780m)という標識に出る。
標識によるとMont Baronまで2h、Mont Veyrierまで2h15とある。やや明るいが、日本の山っぽさもある整備された林の中をクネクネ登っていく。
19時にVallon des Contrebandiers(1000m)の標識に着く。ここからMont Baronは1h10分。さらに20分ほど進むと稜線上に出る。アヌシーの街やアヌシー湖、アルプスの山々などの展望が良い。
19:25 Ancien Téléphérique(1254m)という開けた広場に出る。先客も一名いた、遅い時間だが日が長いのでこの時間でも街に近いところではまだまだ山に人はいるヨーロッパの夏。ここには見えている山を同定するためのボードもあり、遠くに以前行ったシャモニーにあるMont Blanc やAiguille du Midiもみえていることを知る。
そこから10分ほどやや岩がちだが木も生えている稜線上(鈴鹿みたい)を歩くと、Mont Baron1299mに到着。アヌシーの街が見える方向に展望あり。
そこからまた10分ほど進んで19:40ごろにMont Veyrier1291mの山頂。
そこからは下りで割とがつっとアヌシー湖畔に向けて降りていく。あいにく雨の降ってきたが、まぁそんな気になるほどではないので雨具を着て進んでいく。
20:20過ぎくらいに舗装路におりてきてそこからバス停に行って20:40くらい(だったと思う)のバスを待って、アヌシー駅に帰った。13km、800m+、2時間くらいのアディショナルラウンドだったが、無事に日暮れ前に完了できてよかった、流石にクタクタになった1日だった。