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コーヒー屋で働いています。仕事にまつわる日々の思い、男子2人との日常、読んだ本について…

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コーヒー屋で働いています。仕事にまつわる日々の思い、男子2人との日常、読んだ本についても記録しています。 日々書くことは、日々考えること、よく生きること。 なんでもない日のことばかり。

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1%を、すくいとっていく。

風が冷たい、痛い。 景色は、ブルーグレー。 寒いのはわかっているのだけれど、やっとひと息ついた夕方に、今日も図書館まで歩く。 車で走るだけじゃあ、世界の小さな変化…

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2か月前
84

それが、私の日常だから。

眠い。 全身だるくて眠いけど、どうにもしょうがない日もある。 夏のような日差しだったけど、日陰はひんやりしていて。 木陰にイスを置いて座っていると、まさにそよそよ…

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1日前
48

がんばれる、がんばれない。

雨上がりの朝。 ひんやり、そしてぱりっと鮮やかな朝。 水の入った田んぼは朝日を受けてキラキラ光り、湖面のよう。 紛れもなく5月ですね、という景色。 あちこちの藤が…

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2日前
59

歌え、どれみれげえな日に。

休日、3日め。 今年はありがたいことに、仕事はほぼカレンダーどおりに休みをもらっている。 今日も行動範囲は狭いけれど、すれ違う車が県外ナンバーばかりで、あぁGWっぽ…

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5日前
49

半径700mの、たのしみ。

暑い1日になりました。 こちらは、28℃まで上がったもよう。 朝、カーテンを開けて東の窓からお隣の庭を見ると、芍薬がたくさん咲いていた。 わ、いつのまに、と思わず声…

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6日前
62

コーヒーの言葉と、休日。

突然ですが、コーヒーの木の花言葉、知ってますか? 最近、毎日お茶を入れてくれる次男が、コーヒーをいれることにも興味をもったらしい。 次の休みの日に、コーヒーのい…

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7日前
89

ゆく河の流れは、絶えずして。

案外、近くにあるのに気付いていないことって多いものだ、と思う。 今日も用事があって、車を走らせる。 暑くなりそうな日差し、景色は眩しくカラフルで、しっぽをぶんぶ…

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9日前
58

お茶こそ、しあわせ。

朝、車のラジオから、ミスチルのイノセントワールドが流れてきた。 もちろん、歌う。 車の中、ひとりで歌うのって気持ちいいよね。 忘れもしない、 30年前、音楽番組で初…

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10日前
71

春が来て、三度目の正直。

シュークリームを求めて、夜の散歩。 シュークリームが食べたい… 私がぽそりとそう言うと、クリーム食べたい、カスタードクリームが食べたい、シュークリームが食べたい…

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12日前
57

週末の遠景、近景。

昨日の夕方、思い立ってコールドブリューコーヒーを仕込んでおいた。 ここのところずっとホットで飲んでいた豆を、ざーっとお茶パックにつめて、水に浸して冷蔵庫に入れて…

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13日前
58

そんなnote の日々。

ぼんやり明るく白く晴れた、あたたかな日。 毎回気付けば冬から夏、のような季節の変化に戸惑い、慌ててタイヤの交換をしてもらい、用があって少し遠くまで走る。 川沿い…

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2週間前
71

からあげ食べたい、の夜。

風が吹く寒い夜。 雪のように舞う桜の花びら。 あっというまに葉桜、でも桜もちみたいな色合いでこれもまたよし、かわいい。 すごいね、桜に葉っぱが出るのと同時に、あち…

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2週間前
54

今必要な言葉は、どこに。

まただ。 怒り、やるせなさ、もやもや、どうにも消化できないこの気持ちにとらわれて、何にも手につかない。 表面的には平等を求めながら、みんな自分のことしか考えてな…

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2週間前
92

昨日と今日とじゃ、違うから。

目が覚めて一瞬、寝坊したのかと焦る。 5時なのに、カーテンを透かしてもう明るい。 春になると、なるべく白いシャツを着たくなる。 ベージュも好き。 素材と色味の違うベ…

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2週間前
50

美しいものは、たくさんある。

今朝は、遅くまで寝ていた。 8時には、部屋の中はまぶしい光ですっかり満たされている。 昨日は早朝から忙しく働いたのに、夜の会議にふたつ出たあと、外でまた話して、結…

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2週間前
49

それらは、よき休日のための。

今週は、ここを目標にがんばってきたのです。 4日働いて、今日は午後からの授業参観のため、休み。 なにかと気の重い予定がつまった週末を乗り切るためには、この午前中の…

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3週間前
65
1%を、すくいとっていく。

1%を、すくいとっていく。

風が冷たい、痛い。
景色は、ブルーグレー。

寒いのはわかっているのだけれど、やっとひと息ついた夕方に、今日も図書館まで歩く。
車で走るだけじゃあ、世界の小さな変化には気付けない。

ほら、こんなに寒いのに、咲いている。

なずなの白、ヒメオドリコソウのピンク、オオイヌノフグリの青。
雪にいちど埋もれたせいか、みんな小さくきゅっと縮こまっている。
目を凝らさないと見過ごしそうだけど、確かにそこに。

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それが、私の日常だから。

それが、私の日常だから。

眠い。
全身だるくて眠いけど、どうにもしょうがない日もある。

夏のような日差しだったけど、日陰はひんやりしていて。
木陰にイスを置いて座っていると、まさにそよそよ、と音が聞こえてきそうな気持ちのよい風、ふわふわとろとろ…眠くなる。

(連休ってほんと嫌。)
いつもそう思っていたけれど…
このGWは、自分が心穏やかに過ごせること、を第一に、あまり考えすぎずに過ごしている。

私たちが外に行っている

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がんばれる、がんばれない。

がんばれる、がんばれない。

雨上がりの朝。
ひんやり、そしてぱりっと鮮やかな朝。

水の入った田んぼは朝日を受けてキラキラ光り、湖面のよう。
紛れもなく5月ですね、という景色。

あちこちの藤が満開で、優雅に降り注ぐように揺れている。
なんてきれいな紫色なんだろう、と思う。
これは、ピンクでも青でもなく、紛れもなく紫。
いやこれが藤色…白を混ぜたような紫…ぐるぐると色について思いを巡らすが、答えはなく。

昨日は予想以上に本

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歌え、どれみれげえな日に。

歌え、どれみれげえな日に。

休日、3日め。
今年はありがたいことに、仕事はほぼカレンダーどおりに休みをもらっている。

今日も行動範囲は狭いけれど、すれ違う車が県外ナンバーばかりで、あぁGWっぽい、と思う。
子どもたちが、我先にと読み上げる。
レアな地名を見つけると、歓声が上がる。

今日は朝から行きたいところがあるの、車で30分くらい、ハーブガーデンに行くよ。
夫は仕事、次男ははりきってついてくる、長男はソフトクリーム買っ

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半径700mの、たのしみ。

半径700mの、たのしみ。

暑い1日になりました。
こちらは、28℃まで上がったもよう。

朝、カーテンを開けて東の窓からお隣の庭を見ると、芍薬がたくさん咲いていた。
わ、いつのまに、と思わず声を上げる。

このいちばん最初に満開なのは薄ピンク、私のお気に入りの真っ白な花をつける木はまだつぼみ。
ぽこぽこと大きな丸いつぼみがぎっしりついているじゃない、もうそろそろだな、楽しみ。

あやめもたくさん咲いている、池のそば。
お隣

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コーヒーの言葉と、休日。

コーヒーの言葉と、休日。

突然ですが、コーヒーの木の花言葉、知ってますか?

最近、毎日お茶を入れてくれる次男が、コーヒーをいれることにも興味をもったらしい。
次の休みの日に、コーヒーのいれかた教えてあげるね、と約束していた。

そして、今日。
朝からはりきっていた彼、フレンチトーストを浸して準備しているあいだに、いっしょにコーヒーをいれる。

1杯、2杯、3杯、コーヒーの粉をすくってフィルターに入れるところから、真剣その

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ゆく河の流れは、絶えずして。

ゆく河の流れは、絶えずして。

案外、近くにあるのに気付いていないことって多いものだ、と思う。

今日も用事があって、車を走らせる。
暑くなりそうな日差し、景色は眩しくカラフルで、しっぽをぶんぶん振る犬のように、落ち着かない気持ちよ。

欲張りなのです、たぶん。
せっかくの世界の変化を見逃したくない(せめて、自分の触れる小さなこの世界の)、心に留めておきたい、言葉にして置いておきたい、そんな気持ちとうれしさとで。

道に沿って、

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お茶こそ、しあわせ。

お茶こそ、しあわせ。

朝、車のラジオから、ミスチルのイノセントワールドが流れてきた。

もちろん、歌う。
車の中、ひとりで歌うのって気持ちいいよね。

忘れもしない、
30年前、音楽番組で初めて桜井さんがこの歌を歌うのを聴いた、まさに雷に打たれるようなそんな衝撃、ミスチルの存在を知ったあの日のこと。
8cmのシングルCDを買って、繰り返し繰り返し聴いた。

ラジオっていいよね。
その時間ごと、いつものパーソナリティーの

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春が来て、三度目の正直。

春が来て、三度目の正直。

シュークリームを求めて、夜の散歩。

シュークリームが食べたい…
私がぽそりとそう言うと、クリーム食べたい、カスタードクリームが食べたい、シュークリームが食べたい、と子どもたちも急に同意し始めた。

夜のPTAの集まりが終わったあと、そうだシュークリーム…とそのまま歩いてコンビニまで行くことにした。

夜に歩いて出かけることなんて、そうない。
田舎の道、びっくりするくらい街灯が少なくて、とにかく真

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週末の遠景、近景。

週末の遠景、近景。

昨日の夕方、思い立ってコールドブリューコーヒーを仕込んでおいた。

ここのところずっとホットで飲んでいた豆を、ざーっとお茶パックにつめて、水に浸して冷蔵庫に入れておくだけ。
冷蔵庫を開けるたびにゆるゆると褐色が濃さを増していき、今朝にはすっかりこっくり濃い色になっていた。
うっとり。

小さなボトルに入れて、おにぎりとともにバッグに入れる。
ちょっとした楽しみのつもりだったけど、今日は日もあまり出

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そんなnote の日々。

そんなnote の日々。

ぼんやり明るく白く晴れた、あたたかな日。

毎回気付けば冬から夏、のような季節の変化に戸惑い、慌ててタイヤの交換をしてもらい、用があって少し遠くまで走る。

川沿いの細い道をひたすら走る。
もう少ししたら新緑のトンネルみたいになるんだけどな、とまだ見通しのよい広い空を見ながら走る。
川の流れが、本当に気持ちよさそう。

あぁそうだ、春になったら川を見に行く、って言ってたんだった。
ただのんびりキラ

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からあげ食べたい、の夜。

からあげ食べたい、の夜。

風が吹く寒い夜。
雪のように舞う桜の花びら。

あっというまに葉桜、でも桜もちみたいな色合いでこれもまたよし、かわいい。
すごいね、桜に葉っぱが出るのと同時に、あちこちの新緑もいっせいに吹き出す。
桜と交代するかのように、街中のハナミズキの蕾が色を見せ始めている、これも楽しみな季節。

今朝は、起きても全然気持ちがリセットされていなくて、もやもやぐるぐる考えながら朝の支度をする。

家を出てから、

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今必要な言葉は、どこに。

今必要な言葉は、どこに。

まただ。

怒り、やるせなさ、もやもや、どうにも消化できないこの気持ちにとらわれて、何にも手につかない。

表面的には平等を求めながら、みんな自分のことしか考えてないよ。
どうして、お互いさま、協力してやろうよ、と思えないのかな。
(そんな私も、公平に、客観的に見れているのだろうか、と自問する。)

……………
集団をまとめるのって、難しい、とあらためて思う。
落ち着け、感情的になるな、こんなこと

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昨日と今日とじゃ、違うから。

昨日と今日とじゃ、違うから。

目が覚めて一瞬、寝坊したのかと焦る。
5時なのに、カーテンを透かしてもう明るい。

春になると、なるべく白いシャツを着たくなる。
ベージュも好き。
素材と色味の違うベージュのシャツとパンツに黒いエプロン、というのが意外と気に入っていて、今日もそんな感じ。

あったかくなったので、去年の春買った鮮やかなグリーンのブラウスも出して、たくさん着よう。

そう。
毎日だってこうやって、誰かに聞いて、って言

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美しいものは、たくさんある。

美しいものは、たくさんある。

今朝は、遅くまで寝ていた。
8時には、部屋の中はまぶしい光ですっかり満たされている。

昨日は早朝から忙しく働いたのに、夜の会議にふたつ出たあと、外でまた話して、結局みんなが寝るころに帰って、眠いはずなのにくったりして寝る準備が進まず、アイスを食べて、チューハイの缶をあけて、読みかけた本をぱたんと閉じてバタンと寝ちゃったよ。

起きたらシンクの中に伏せた缶がそのままで、テーブルの上には閉じた本がそ

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それらは、よき休日のための。

それらは、よき休日のための。

今週は、ここを目標にがんばってきたのです。

4日働いて、今日は午後からの授業参観のため、休み。
なにかと気の重い予定がつまった週末を乗り切るためには、この午前中の唯一の空白を無駄にしない、と先週から決めていた。

休みの日に、ほこりだらけの家の中にうんざりしながら掃除を始める、といういつものパターンはもういやです、休みなんだからちゃんと家のことやらなきゃ、と自分にプレッシャーをかけるのはいやなの

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