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言葉を知ると、見えるもの。


今日は朝から雨が降っていて。
家族みな、なんだかリズムの狂う朝だった。


長男は急に頭痛を訴え、でもいつもどおり家を出て行く。
夫はゴミ出しを忘れそうになり、次男に関しては忘れものを思い出して一度家に取りに戻るも、再び行ったあとには、国語の教科書が置いてけぼりになっていた。

私はというと、めったにない中途半端に遅い時間の出勤で、時間配分がおかしい…。
せっかくの朝の余剰の時間、何かやらなきゃと思いながらも、しばらくぼんやりと窓の外に降る雨を見ていた。


午後、梅雨入りのニュースが届く。
なんだか無性に梅干しが食べたくて、スーパーでたくさん入った大きな梅干しを買って帰った。

書いてるだけで、口の中がすっぱくなってくる…!



それでも最近は、また少しずつ、1日のリズムを持ち直しているかも。
夜はなるべく早く寝て、7時間睡眠を確保。
そのぶん朝の30分くらい、ぐっと集中して本が読めるようになった。


実は最近なかなか本が読み進められなくて、あれこれ手をつけてはやめて、を繰り返していた。

でも、日曜日に図書館で借りた本がとてもよくて、3日ほどで読みきってしまった。
返すまでにもう一度読み返したい、とさえ思っている。

ぐんぐんと心と頭に染み込んでいくようで。
それはやはり、読書のよろこびを再発見するようでもあって。


noteの中のすてきな方の文章で出会ったこの本、これはぜひ読まなくちゃ、とすぐに図書館で予約した。
(勝手に紹介させてもらってすみません…)


「やまと言葉で哲学する」竹内整一 著

ありがたい、しあわせ、あう、しんずる、おもしろい、すむ、なつかしい、さようなら、はかない……

あたりまえのように使っている日本語が、どのような成り立ちで、どのような意味を含んでいるのか。
副題にもある「おのずから」と「みずから」のあわい、という観点から語られている。


これを知る前と後とでは、言葉を通して、少し世界の見え方が変わってくるような気さえしたから。



ちなみに、この中でも何度も取り上げられている「徒然草」、冒頭しか知らないのでどうしても一度読んでみたくなり、それがきっかけで今手元にあったりする、そんな巡り合わせも。

「つれづれ」の時間を大切に、今日も書いたり、読んだり。

今日もそんな話に付き合ってくださって、ありがとうございます。
おやすみなさい、よい週末を。






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