いつもただ、次のことだけを。
視界の奥に、霧のかかった朝だった。
緑は濃くて空気はひんやりとして、山の中みたいだな、と思う。
日が昇りきって、なんだか今日はさわやかな水色だなと思ったら、やはり梅雨明け宣言出ましたね!
先日の3連休が過酷すぎて、ひたすら早く寝ること3日(昨日は昼寝つき)、ようやく今日は身体がしゃっきりした。
と思ったら、もう週末だけど。
早朝出勤だったので、今日は終わってさっさと家に帰る。
子どもたちは家にいなかったので、4時半くらいからひとりでのんびりカレーを作る。
久々にポッドキャストを聴きながら。
やっぱりイヤホンで聴くより、誰も気にせずふつうに流す方がいいな、ちょっぴり新鮮な夕方。
そしてひと段落して、えいや、と頭を悩ませていた憂鬱な案件もひとつ片付けた。
週末まで持ち越さなくてよかった、えらいぞ私。
そしてさらに、気になっていた裏庭の草を夢中で抜いた。
帰ってきた次男をお供につけ、ボスも大小10体以上倒したぞ!
ボスとは、凶器となる細く鋭いトゲを全身に生やしたオニアザミのこと。
もう見た目がラスボスのようなので、私たちはずっとこう呼んでいる。
今日も手袋越しに何度も返り討ちにあいながら、なんとかやっつけた。
おーこわ。
ひとつひとつ。
そう、ひとつひとつ目の前のことをこなしてゆくのだ。
ごちゃごちゃを解きほぐすように。
最近、次男が宿題で、「モモ」の音読をしている。
ひとつひとつ…と思うとき、いつも道路掃除夫ベッポじいさんのことを思い出す。
なんだか、久しぶりに空を見上げたような気すらした。
夏の夕暮れ空を見上げる心の余裕もないなんて、よくない、もったいない。
余裕があるから見上げるんじゃなくて、ほんの少しの余裕をもつために見上げるのだよ、きみ。
はい、わかりました。
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