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なんにもないところに、あるもの。


朝5時に起きて、オムライスを作っている。

今日のお昼前に宿泊学習から帰ってくる次男、彼のお昼ごはんが必要だということを、昨日寝る前に思い出したのだ。
鶏肉がなかったので、冷凍していた小さな豚肉のかたまりをコロコロにして、ポークケチャップライスにしたよ。


そう、昨日の夕方に、ゲリラ雷雨!

ちょうど仕事を終えた頃に、雹が降ってるのかと思うような大粒の激しい雨と、空を分かつ見事な稲光。
あーあ…と彼らがいるであろう山の上を見て心配していたら、案の定、雷のためキャンプファイヤーは中止となりました、と夜先生からの報告があった。

マイムマイム、屋内でやったかな…
ひとりマイムマイム練習をやっていた次男の姿を思い出す。



次男のぶんだけちゃちゃっと、と思っていたけれど、やっぱり多くなったので長男の朝ごはんにも。

彼は6時に起きて、ダイニングテーブルに教科書やらを広げて地理の勉強をしていた。
オムライスできた、と言うと、そのまま勉強しながらガツガツ食べ始めた。
…え、もう?…まぁいっか、できたてのが美味しいしね。



中学に入って、このままで大丈夫かな、塾とかみんな行きはじめてるし…と思ったりもしたけれど、初めての中間テストでクラストップをとってきて、驚いた。

部活から遅くに帰ってごはんを食べ、あとはテレビを見たりゲームをしたり、ひたすら好きなように過ごしている。
口出しはしない、と決めている。

なんでもない小さなことを褒めよう、私の感情で小言を言うまい、と思っている。(当然、そういつもうまくはいかないけれど。)


よく食べるじゃん、いいね、
朝から勉強してえらいな、
カーテン閉めてくれてありがと、
ちゃんとゴミ捨ててるじゃん、
(どんなレベル…笑)


こんなふうに書くと、ちょっといい母親に見えてくるから不思議。


人と比べてはいけない、と思いつつ、どうやっても身近なまわりの家庭と比べて、格差よ…何もしてやっていない、母親だけど自分優先だな…と思っていつも現状にがっかりする。

子育てにおいても日常においても、我が家に大きなイベントごとは、ほとんどない。
正直、お金もかける余裕ない。


でも。
でも。


こうやって書いていると、小さなことは意外とがんばってるんじゃないか、という気もしてくる。

大きなことのなんにもなさに落胆して、そこから小さなことに目を向けよう、大切に拾おう、と思えるようになったのは、確かだ。



さぁ、今日もがんばろ。
私は、私の1日を。






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