楠本栞 @エゴイストの戯れ言

ものを書くことを生業にしたいな…などと考えてウン十年、でも、実際は平和な日本のどこにで…

楠本栞 @エゴイストの戯れ言

ものを書くことを生業にしたいな…などと考えてウン十年、でも、実際は平和な日本のどこにでもいる普通のOLです。 読んだり書いたりすることだけは、生涯飽きずに続けてきました。読んだ本のことや日常感じていたちょっとした事柄を綴っていこうと思います。

記事一覧

はじめての“おひとりさま”海外旅行

実は“ひとり旅”というものは独身時代に1度神戸に行ったきり経験がないのです。ひとり旅してみたいな、できれば海外行きたいな…と思いながらも何十年も行かない状態が続…

生き辛さと創作の関係

中学時代に読んだ眉村卓の短編に妙に心にひっかかるものがあった。眉村卓はSF作家なのだが、『謎の転校生』とか『まぼろしのペンフレンド』のようなジュブナイル小説をたく…

坊っちゃん文学賞に参加した

今年も坊っちゃん文学賞にエントリーしちゃいました。 捕らぬ狸の皮算用をするなら、 大賞は50万円 佳作は10万円いただけて 入賞者は松山市のお金で松山まで行ける! Wow!…

『僕は人生Bを生きてみる』noterMAU | 底辺サラリーマンの日常

noteでフォローしているMAUさんの電子書籍を読んでみました。読み放題でも読めたんですが、せっかくなので寄付の意味も込めて購入しました。 実はこれまでnoteの有料記事っ…

『在りし日の歌』中原中也

もしも…もしも本当に「あの世」というものが存在し、この世で亡くなった人と会えるとしたら、あなたなら誰に会ってみたいですか? 私は…何故か会ってみたい人が二人、英…

報復する男達(3)『嵐が丘』エミリー・ブロンテ

『華の嵐』と言う昼ドラで俳優の渡辺裕之さんを初めて見た時、 「あっ!この人、ヒースクリフだ!!」 と思わず声を上げてしまいました。やはり私と同じように渡辺裕之さん…

『日日是好日』森下典子

私の卒業した女子大は、通称「花嫁修業大学」と呼ばれていた。そういう所に入りたかったわけではなく、主に偏差値の問題で入れる所に入ったまでです。花嫁修業…と言われる…

わたしの朝のルーティン

若い頃はギリギリまで布団の中にいて、朝食もそこそこ急いで支度して慌てて出勤したものです。ところが年を取るに従い徐々に朝方になってきて、余裕を持って朝を過ごせるよ…

報復する男達(2)『グレート・ギャッツビー』F.スコット・フィッツジェラルド

私はかれこれ40年ほど前、とある女子大の英文科を卒業しているのですが、その当時の卒業論文のテーマがJ.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』とフィッツジェラルドの…

観劇感想『男達の挽歌』

今年やってみたい10のことにも書きましたが、舞台のお芝居を観てみたいなと思っていました。それが案外早くその機会に恵まれました。私が推してるTravis Japanのメンバーの…

報復する男達(1)『金色夜叉』尾崎紅葉

私事ですが、noteの最初の投稿を見たら去年の5月1日でした。いつの間にかもう1年経っていたのですね。そもそもnoteを始めたきっかけは読書案内を書きたかったからなんです…

三島のふりかけを使い倒す

三島のふりかけ、友人がSNSで投稿していたのをきっかけにはまってしまいました。普通にふりかけとして食べてもいいのですが、このふりかけはチョイ足しメニューに結構使え…

歌詞探訪:太田裕美『木綿のハンカチーフ』

この歌を好きな人は多いですね。特に男性には好まれているようです。私は太田裕美の歌ではもう少し前に出た『雨だれ』とか『たんぽぽ』のほうが好きなんですが、世間一般に…

人気も実力のうち

もう今後就職活動などはしないつもりでいるけれど、企業が若い人を取りたがる気持ちはよくわかる。実際若い人と一緒に仕事をしていると、自分が何か月もかけて覚えた仕事を…

『はだかの太陽』アイザック・アシモフ

動機1『はだかの太陽』というタイトル 90年代の後半、Moon ChildというバンドがEscapeという楽曲を出していた。ともさかりえ主演のドラマのタイトルになった曲で、たぶん…

伊香保周遊の旅③榛名神社七福神巡り

榛名神社に行ったのは今回で3回目です。ここはパワースポットに挙げられたいる本当に気持ちのいい神社です。一般的に原宿の明治神宮とか大宮の氷川神社などもパワースポッ…

はじめての“おひとりさま”海外旅行

はじめての“おひとりさま”海外旅行

実は“ひとり旅”というものは独身時代に1度神戸に行ったきり経験がないのです。ひとり旅してみたいな、できれば海外行きたいな…と思いながらも何十年も行かない状態が続きました。たぶん、もともと旅行がそれほど好きではないのでしょうね。それがひょんなきっかけで行くことになってしまいました。

推してるアイドルグループのTravis Japanのワールドツアーが決まり、それじゃあ海外まで追いかけちゃおうか!と

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生き辛さと創作の関係

生き辛さと創作の関係

中学時代に読んだ眉村卓の短編に妙に心にひっかかるものがあった。眉村卓はSF作家なのだが、『謎の転校生』とか『まぼろしのペンフレンド』のようなジュブナイル小説をたくさん書いていて、私の記憶にあるのもそんな係累の短編だった。何というタイトルかも忘れてしまったが、あらすじは以下の通り。

--主人公は確か中学生くらいで、非常に文才があった。それに目をつけた他の惑星の人類か未来の人類が彼を連れて行って何か

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坊っちゃん文学賞に参加した

坊っちゃん文学賞に参加した

今年も坊っちゃん文学賞にエントリーしちゃいました。
捕らぬ狸の皮算用をするなら、
大賞は50万円
佳作は10万円いただけて
入賞者は松山市のお金で松山まで行ける!
Wow!
魅力的!
ついでに道後温泉に行っちゃお!
白濱亜嵐にも会えるかもしれない…

なんて本当に皮算用(笑)
よ〜く考えてみたら
入賞なんて出来るわけないな〜

ただ、小説を一つ書き上げた後って
何故かテンション上がってスッキリ!

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『僕は人生Bを生きてみる』noterMAU | 底辺サラリーマンの日常

『僕は人生Bを生きてみる』noterMAU | 底辺サラリーマンの日常

noteでフォローしているMAUさんの電子書籍を読んでみました。読み放題でも読めたんですが、せっかくなので寄付の意味も込めて購入しました。
実はこれまでnoteの有料記事って読んだ事ないんですね。いくら安いからって一部の記事のためにお金払う気にはならないんです。電子でもまとまった本ならばお金払ってもいいかな…と思えます。例え外れでも。

著者のMAUさんは人事のお仕事をされていて、日頃の投稿からも

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『在りし日の歌』中原中也

『在りし日の歌』中原中也

もしも…もしも本当に「あの世」というものが存在し、この世で亡くなった人と会えるとしたら、あなたなら誰に会ってみたいですか?
私は…何故か会ってみたい人が二人、英国の作家オスカー・ワイルドと詩人の中原中也。両親とか祖父母みたいな身近な人は何故か思い浮かばないのです、罰当たりなことに。

中也の詩に初めて出会ったのは、小学校5年生の時。日記帳の巻末に書かれていた詩や格言の中にあった『月夜の浜辺』でした

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報復する男達(3)『嵐が丘』エミリー・ブロンテ

報復する男達(3)『嵐が丘』エミリー・ブロンテ

『華の嵐』と言う昼ドラで俳優の渡辺裕之さんを初めて見た時、
「あっ!この人、ヒースクリフだ!!」
と思わず声を上げてしまいました。やはり私と同じように渡辺裕之さんとヒースクリフを連想する人がいたのでしょう。それ以前にも『愛の嵐』という昼ドラに既に出演されていて、それがまた『嵐が丘』をモチーフにしたドラマだったそうです。そちらは見てないのですが、機会があれば是非見て見たいです。

嵐が丘ってどういう

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『日日是好日』森下典子

『日日是好日』森下典子

私の卒業した女子大は、通称「花嫁修業大学」と呼ばれていた。そういう所に入りたかったわけではなく、主に偏差値の問題で入れる所に入ったまでです。花嫁修業…と言われるだけあって、家庭科系のサークルは何故かさかんでした。料理、洋裁、和裁、保育はもちろん、生け花は池坊、古流、小原流、草月と流派ごとに4つあって、お茶も裏千家と表千家でそれぞれ存在していました。

私が所属していたのは二部(夜学)だったので、同

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わたしの朝のルーティン

わたしの朝のルーティン

若い頃はギリギリまで布団の中にいて、朝食もそこそこ急いで支度して慌てて出勤したものです。ところが年を取るに従い徐々に朝方になってきて、余裕を持って朝を過ごせるようになってきました。

1. ネコに餌をやる

我が家のにゃんこはネコのくせに早起き。たいてい、目覚まし時計が鳴る前にやってきて
「お腹空いたよぉ。ごはんちょうだい」
とねだりにくる。うるさいので1階に降りて餌の用意をする。

2. ハーブ

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報復する男達(2)『グレート・ギャッツビー』F.スコット・フィッツジェラルド

報復する男達(2)『グレート・ギャッツビー』F.スコット・フィッツジェラルド

私はかれこれ40年ほど前、とある女子大の英文科を卒業しているのですが、その当時の卒業論文のテーマがJ.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』とフィッツジェラルドの『グレート・ギャッツビー』、この2作品で全体の7割から8割を占めていました。私はサリンジャーの他の作品をテーマに選んだくらいサリンジャーにはドはまりしましたが、なぜかその当時はフィッツジェラルドは刺さりませんでした。最近になって読んで

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観劇感想『男達の挽歌』

観劇感想『男達の挽歌』

今年やってみたい10のことにも書きましたが、舞台のお芝居を観てみたいなと思っていました。それが案外早くその機会に恵まれました。私が推してるTravis Japanのメンバーのうち2人がこの『男達の挽歌』、別の2人が『ダブリンの鐘撞きカビ人間』というお芝居に出ることになり、今年は全国ツアーも行かれなかったので、何とか見られないかなと悲痛の思いで申し込みましたが、ファンクラブ枠は全滅でした。しかし運よ

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報復する男達(1)『金色夜叉』尾崎紅葉

報復する男達(1)『金色夜叉』尾崎紅葉

私事ですが、noteの最初の投稿を見たら去年の5月1日でした。いつの間にかもう1年経っていたのですね。そもそもnoteを始めたきっかけは読書案内を書きたかったからなんですが、それらしき投稿は少ないですね。
初心に戻って読書案内はじめてみます。

最初にお断りしておきますが、この私のページはネタバレありです。名作は結末を知っていても楽しめる…というコンセプトで、古いかもしれないけど読み応えのある本を

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三島のふりかけを使い倒す

三島のふりかけを使い倒す

三島のふりかけ、友人がSNSで投稿していたのをきっかけにはまってしまいました。普通にふりかけとして食べてもいいのですが、このふりかけはチョイ足しメニューに結構使えるので、レシピと言うほどでもないのですが、超お手軽レシピを紹介していきたいと思います。
分量は特に記しませんので、ご自分の感覚で作ってみてください。

1. おにぎり

まずは定番のおにぎりです。上の写真は普通に三角に握ったものです。通常

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歌詞探訪:太田裕美『木綿のハンカチーフ』

歌詞探訪:太田裕美『木綿のハンカチーフ』

この歌を好きな人は多いですね。特に男性には好まれているようです。私は太田裕美の歌ではもう少し前に出た『雨だれ』とか『たんぽぽ』のほうが好きなんですが、世間一般には太田裕美と言ったらこの歌、そして松本・筒美
コンビの代表曲にもあげっれていますね。

昔からデュエットでは愛し合う男女のそれぞれの思いを交互に歌う手法はありましたが、一人の歌手が男女双方の思いを歌うのは珍しいことだったんだと思います。太田

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人気も実力のうち

人気も実力のうち

もう今後就職活動などはしないつもりでいるけれど、企業が若い人を取りたがる気持ちはよくわかる。実際若い人と一緒に仕事をしていると、自分が何か月もかけて覚えた仕事を1、2週間で覚えてしまったりして…やるせなくなる時がある。若い人は仕事覚えるのも早いし、職場の雰囲気が明るくなるし、若さは実力の一つだと思う。

人気もやはり能力の一つだと思う。そんな、芸能人じゃあるまいし…と思うかもしれないが、一般社会人

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『はだかの太陽』アイザック・アシモフ

『はだかの太陽』アイザック・アシモフ

動機1『はだかの太陽』というタイトル

90年代の後半、Moon ChildというバンドがEscapeという楽曲を出していた。ともさかりえ主演のドラマのタイトルになった曲で、たぶんこのバンドのヒット曲はこの1曲だけだったのではと思う。Moon Childというバンド名からCharの影響を受けているんじゃないか?と思えたが確証はない。ただ、Charを崇拝する私にはグッとくる1曲だった。その中の歌詞に

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伊香保周遊の旅③榛名神社七福神巡り

伊香保周遊の旅③榛名神社七福神巡り

榛名神社に行ったのは今回で3回目です。ここはパワースポットに挙げられたいる本当に気持ちのいい神社です。一般的に原宿の明治神宮とか大宮の氷川神社などもパワースポットに入るらしいのですが…私の感覚ではちゃうねん!と思います。それを言うと夫が、
「都会の人からしたら明治神宮もパワースポットなんだよ」
と言った。ああ自分はもはや都会の人ではないんだなぁとちょっとため息。
でも、この榛名神社は本当にマイナス

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