MIYUKI KOBAYASHI

ダンス活動家・ソマティクス教育者。 継続的に移住を繰り返し身体表現に関するフィールドワ…

MIYUKI KOBAYASHI

ダンス活動家・ソマティクス教育者。 継続的に移住を繰り返し身体表現に関するフィールドワークをしています。 土地の音を採取してダンサブルなサウンドをつくるのが好きです。

マガジン

  • ケアホームあすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト

    コロナを機にパフォーミングアーティストが埼玉県北部にある地域福祉施設と連携して、同施設のケアホームの縁側からはじまる舞台芸術プロジェクトを始動した。このマガジンは、ソマティクス教育学が専門の筆者が身体表現を軸に福祉と身体と重度心身障がいのある方々との暮らしの中で、施設職員とケアホーム住人とのやり取りについて感じる日々のことを綴るレポート集です。

  • 小川紙でソマティクスサウンド・インスタレーションが出来るまで

    埼玉県小川町に伝わる細川紙を軸にしたストーリーやフィールドワークした内容を更新していきます。 収集した情報や記憶は、将来的に身体的インスタレーション;SomaticSoundInstalationとして作品展示、パフォーマンスして行きます。 ◉おすすめしたい読者さん ・文化芸術を通して町を捉えたり、 ・視覚優位な表現よりも ・聴覚や肌感覚によるアートに関心のある方 ・自給自足的な人の暮らしや表現、 ・文化財保護、ものつくり、和紙文化、 ・埼玉県北部への中長期移住、滞在制作に関心のある作家さん方におすすめです。 月1で更新して行きます。 お楽しみに。

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固定された記事

自己紹介

「身体をどう扱うかは社会問題に直結する」という考えを主軸に、身体表現とソマティクス教育をベースに活動していますダンス以前です。 これまで、マウイ島、京都、岐阜、…

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ケア・パフォーマー宣言2024 その1

久しぶりのnoteです。 インボイス問題やフリーの舞台芸術系契約課題など 山を越え、谷を越え、確定申告を無事済ませると、 2024年の春から何したいんや?何になりたいんや…

MIYUKI KOBAYASHI
3か月前
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関東一沼の多い滑川町で沼にノマったらおきたこと 2022

「沼を認識すると人は表現者になる」「滑川町で楽しく暮らすには、食べることが必要、それは、働くことと子育てすること、そしてどう次世代にパスするかに想いを馳せること…

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内田あぐり在Existence を拝見して

「身体」をキーワードに活動、文化芸術に携わる方々に共有したいと思いnoteします。 埼玉県東松山にある丸木美術館でいくどとなく体感してきた沖縄戦の図 沖縄今帰仁村へ…

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ケアホームあすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト ART ExChange#001 介護亭楽珍 内村英徳さんインタビュー

こんにちは。 あすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト担当の小林です。この記事では、2022年8月7日に実施したあのよ〜エンターテイメント代表、内村英徳(うち…

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沼について見聞きしたもの

沼の近くに住みはじめて2年。 沼の音にハマってますの… 普段は、身体表現者の僕ですが沼の音の情報が豊富すぎて先に曲が生まれる結果に。 そこで、沼について見聞きしたも…

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身体拘束と座位拘束保持装置の目的について…内実はNeallyEqualだが「固定を最小限にすることで動きの自由度が上がる」障害者福祉の初年度研修の内容。ちょいちょいちょい、これはダンスレッスンで話す内容ですね。虐待予防研修はダンスクリエーションの思考に近いって誰か知ってた?

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3

プロローグ_バーチャル作家と沼タイズ

沼タイズ作品公募につき思うところがあったのでnoteする。 ▪️沼タイズ作品募集とは。 https://creativepowergarage.amebaownd.com/posts/32498915 作品募集につき、Vt…

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あすくん家の縁側からはじまる舞台芸術  ①森へ行こう!SDGs散歩×アートな時間2022.02.19

こんにちは。縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト担当、パフォーミングアーティストの小林三悠です。本日は、2022年2月19日に実施した森へ行こう!SDGs散歩とアートな時…

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拮抗と抵抗。反対運動と創造的行為について踊る身体の哲学で考える。拮抗する力は創造性を高めるのか。The answer is No.The creative action accelerates as single direction of motivation emerged.

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アーティスト職人作家集団で福祉施設つくろかなぁ。既存の枠組を保ちながら福祉施設をベースに本気で表現すること自体nonsenseで拮抗状態になってきた… もっとこースルッといきたいっ。福祉と文化芸術の本質的価値の相違は報告書や論文で読みわかってたつもり。がつもりはただのつもりだった

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もう、死のうとおもっていた。沖縄からカラギ葉が届いた。洗って陽当たりのよい場所をさがして乾かした。お茶にしようと細かく刻んだ。葉から甘い香りが立ち上がった。一緒に飲みたい人があらわれた。あの人とのんだらさぞ、美味しかろう。暖かくなったら茶会にさそおうか。春まで生きようとおもった。

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ケアホーム滞在も半年を超えました。サロン空間にいると、風呂あがりに四つ這いで挨拶に来てくださる方が出来まして…今日は、制作予算案書いてたら、仕事机の椅子に座ってからの、鉛筆を探し当てられ、一筆絵を描き殴ってケアホームに戻ると言う状況がありました。次は、色鉛筆でも仕込んどこうっと

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自己紹介

自己紹介

「身体をどう扱うかは社会問題に直結する」という考えを主軸に、身体表現とソマティクス教育をベースに活動していますダンス以前です。

これまで、マウイ島、京都、岐阜、沖縄、埼玉といった場所に移住し、その地域で時には働きながらリサーチし、作品を制作してきました。

その背景には、一時的なレジデンスのみならず、アーティストが地域(特に文化資源が少ないとされる日本の田舎)で中長期的に滞在し、経済的な面も含め

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ケア・パフォーマー宣言2024 その1

ケア・パフォーマー宣言2024 その1

久しぶりのnoteです。
インボイス問題やフリーの舞台芸術系契約課題など
山を越え、谷を越え、確定申告を無事済ませると、
2024年の春から何したいんや?何になりたいんや?
とソワソワ、ワクワク、芽吹きの季節がやってきました。

周囲の仲間たちに向けて、
来年度、出来るできない、やれるやれない、の前に己が何者になりたいか、宣言していこーと心新たにnoteすることにしましたぁ。

小さな表現がチラチ

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関東一沼の多い滑川町で沼にノマったらおきたこと 2022

関東一沼の多い滑川町で沼にノマったらおきたこと 2022

「沼を認識すると人は表現者になる」「滑川町で楽しく暮らすには、食べることが必要、それは、働くことと子育てすること、そしてどう次世代にパスするかに想いを馳せることにつながる。暮らす、食べる、働くをつなげることによって生きることの喜び=創造の質と幅がふかまると思うんです」ため池(沼)を主題とするムーブメントPONDALIZE (ポンダライズ)では、沼と人の暮らしの可能性を認識し、作品制作したり、小さな

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内田あぐり在Existence を拝見して

内田あぐり在Existence を拝見して

「身体」をキーワードに活動、文化芸術に携わる方々に共有したいと思いnoteします。

埼玉県東松山にある丸木美術館でいくどとなく体感してきた沖縄戦の図

沖縄今帰仁村へ4年間かよい身につけてきた

古典琉球箏曲や唄、踊り

沖縄愛楽園での人々の暮らしにふれたり

内地ではみえない日常ベースでおこるみみを疑う

事件の数々…

これまで

今帰仁村に暮らしながら見聞きしてきたことを

身体表現をする

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ケアホームあすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト ART ExChange#001 介護亭楽珍 内村英徳さんインタビュー

ケアホームあすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト ART ExChange#001 介護亭楽珍 内村英徳さんインタビュー

こんにちは。
あすくん家の縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト担当の小林です。この記事では、2022年8月7日に実施したあのよ〜エンターテイメント代表、内村英徳(うちむらひでのり)さんのインタビューをお読みいただけます。レポートを始める前に、はじめてページに訪れていただいた方のためにプロジェクトについてちょっとご紹介させてください。そもそも、縁側からはじまるプロジェクトってなんでしょう。

縁側か

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沼について見聞きしたもの

沼の近くに住みはじめて2年。
沼の音にハマってますの…
普段は、身体表現者の僕ですが沼の音の情報が豊富すぎて先に曲が生まれる結果に。
そこで、沼について見聞きしたものを演奏してみることにしました。
ご笑覧、頂けたら嬉しいです♪
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1週間弱、
沼漬けで沼をフィールドワークした結果。
沼るとか、沼ランとかの問題以前に正真正銘の”沼キチガイ”に昇進しましたw

こうなると1日に沼へ出かける回数は
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身体拘束と座位拘束保持装置の目的について…内実はNeallyEqualだが「固定を最小限にすることで動きの自由度が上がる」障害者福祉の初年度研修の内容。ちょいちょいちょい、これはダンスレッスンで話す内容ですね。虐待予防研修はダンスクリエーションの思考に近いって誰か知ってた?

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プロローグ_バーチャル作家と沼タイズ

プロローグ_バーチャル作家と沼タイズ

沼タイズ作品公募につき思うところがあったのでnoteする。

▪️沼タイズ作品募集とは。

https://creativepowergarage.amebaownd.com/posts/32498915

作品募集につき、Vtuberなどに影響される作家のキュレーションをすることになり気づきが多い。応募してくださった作家さん(性別はあえて書かないでおこう)だけれども、話し合いの結果、バーチャル作

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あすくん家の縁側からはじまる舞台芸術  ①森へ行こう!SDGs散歩×アートな時間2022.02.19

あすくん家の縁側からはじまる舞台芸術  ①森へ行こう!SDGs散歩×アートな時間2022.02.19

こんにちは。縁側からはじまる舞台芸術プロジェクト担当、パフォーミングアーティストの小林三悠です。本日は、2022年2月19日に実施した森へ行こう!SDGs散歩とアートな時間のレポートをします。レポートでは、当日のパフォーマンスの様子や素敵な写真を楽しんでいただけます。

レポートを始める前に、ちょっとだけプロジェクトについてお話しさせてください。そもそも、縁側からはじまるプロジェクトってなんでしょ

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拮抗と抵抗。反対運動と創造的行為について踊る身体の哲学で考える。拮抗する力は創造性を高めるのか。The answer is No.The creative action accelerates as single direction of motivation emerged.

アーティスト職人作家集団で福祉施設つくろかなぁ。既存の枠組を保ちながら福祉施設をベースに本気で表現すること自体nonsenseで拮抗状態になってきた… もっとこースルッといきたいっ。福祉と文化芸術の本質的価値の相違は報告書や論文で読みわかってたつもり。がつもりはただのつもりだった

もう、死のうとおもっていた。沖縄からカラギ葉が届いた。洗って陽当たりのよい場所をさがして乾かした。お茶にしようと細かく刻んだ。葉から甘い香りが立ち上がった。一緒に飲みたい人があらわれた。あの人とのんだらさぞ、美味しかろう。暖かくなったら茶会にさそおうか。春まで生きようとおもった。

ケアホーム滞在も半年を超えました。サロン空間にいると、風呂あがりに四つ這いで挨拶に来てくださる方が出来まして…今日は、制作予算案書いてたら、仕事机の椅子に座ってからの、鉛筆を探し当てられ、一筆絵を描き殴ってケアホームに戻ると言う状況がありました。次は、色鉛筆でも仕込んどこうっと