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プロローグ_バーチャル作家と沼タイズ

沼タイズ作品公募につき思うところがあったのでnoteする。

▪️沼タイズ作品募集とは。

https://creativepowergarage.amebaownd.com/posts/32498915


作品募集につき、Vtuberなどに影響される作家のキュレーションをすることになり気づきが多い。応募してくださった作家さん(性別はあえて書かないでおこう)だけれども、話し合いの結果、バーチャル作家として活動することになった。この背景がとにかく引っかかり満載!

Vtuberなど、2017年以降急激に注目されている分野かと思うけれど、現実の性別、外見にとらわれない、個人的なことやアイデンティティーの問題に拘束されない視点などが魅力なわけですよね〜。稲見昌彦さんの言葉をお借りすると、

Vtuberとは、

「性別や障害、ハンディキャップを乗り超えて、誰もが活躍できる」

デジタルサイボーグとも言える存在だ、という捉え方があるよう。

しかし、さ〜。
話を聞けば聞くほど、すごく健康的な行為、というか存在に思われたのよ。

もー、これは、文化人類学で言うところの憑依の場だし、仮面文化だし、舞踊だし、儀式だし、盆踊りだし、とにかく、現代の芸術文化を体現している領域とすら言える気がしてならない。(すみません文化人類学の方々、素人で専門外の僕がだいぶザクッとくくってしまいまして汗)

ソマティクス教育学や表現文化教育(運動・舞踊領域)を専門としている僕としては、「身体をどう捉えるかは、社会問題である」ことが常だし、そうやって身体や社会を見つめてきた。このような背景のある僕の立場からすると、己のIDや人格を背負う社会性のある体、それがある体だからこそこの体や自己という存在が表現する上で鬱陶しくもあり、だからこそこの社会のあれこれを勝手に背負ったり、背負わされたり、引きずったり、脱皮しようとしたりするわけで、、、。

でね、もっと言えば無理やりぬぐい去ろうとしたり、その肌感覚や人格、肉体をうまく着脱できず、時には、着たり脱いだり、着乱れたりしながらこの肉体を扱うわけよ。この葛藤とか歪みとか、それ自体が創作の源泉であったり、学問や教育のモチベーションであったし、社会的と言われる身体の扱い方とか捉えかたにより創作文化においては、様々な種類の表現文化が生み出されてきた。自分自身も表現する己の身体を扱い、肉体に語らせてきた。この事実は、過去形にもできず、現在進行形です。

でもね、このVtuber influencedの作家さん、この僕が持っている”拮抗”、”迷い”、”cross motivation”、”歪み”的な空間に生きていらっしゃらなかった。スコン!と潔く、快活に別の次元を作り上げ生活し、存在されている。個人と社会のカコ、もミライも背負わない、拘束されぬ時空の中にご自身の表現空間に生きておられる。

でね。すごく関心があるのが、社会性や個性をも背負わない次元で存在する空間に生きるとしたら、時は、人は、一体何を語りだすんだろう?って。この沼タイズの中でそれがどう現れていくのか楽しみでならない。これから、インタビューをしてきます。

この作家さんについては、随時、アップしていこうと思う。

今後の彼、いや、彼女、ぃやっ【it】 の動向を乞うご期待。

文責:CreativePowerGarage101二代目管理人梅四郎

⬇︎梅四郎プロフィール⬇︎

https://creativepowergarage.amebaownd.com/pages/4161021/PROFILE

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