コロナ第5波で感じた「対価としての給料の大切さ」と「コメディカルの薄給さ」

実はいまの病院は、もともとコロナ患者は軽症や中等症も含め入院患者をとっていませんでした。 周辺の富山国保病院や亀田総合病院と提携して、「検査・診断」=安房、「軽症」=富山、「重症」=亀田と南房総地域内で役割分担をしていたためです。落ち着いている時期には、このような分担と役割の集約化は理想的なシステムであったと思います。 ところが7月末頃になると、うちでは入院をとれなかったのに 救急車受入PHSに遠方からのコロナ患者受入依頼がかかってくるようになりました。千葉市や柏、市川、成

救急医が在宅医療を学んで得た気づき

救急での勤務と同時平行して、4月から総合診療科の先生の訪問診療につかせていただき、在宅医療についても勉強をはじめました。 結論からいうと非常によい経験です。 救急では、心肺蘇生・外傷蘇生、敗血症蘇生などにやりがいがあり、 プレホスピタルではひとりで判断を迫られるのが楽しいのと同様に、 在宅は、臨床をやる中でこの先も継続して関わっていきたい現場のひとつだと感じています。 在宅医療をなぜしようと思ったのか、というといくつか理由はありますが、一番わかりやすい理由としては、 「八

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地域医療 研修医と歩む飛騨市民病院

国民健康保険飛騨市民病院 管理者兼病院長 黒木嘉人 飛騨市民病院ってどこ?飛騨市民病院は岐阜県最北端で、周囲は北アルプス山脈の峰々と清流高原川に囲まれた自然豊かな飛騨市神岡町にあります。神岡町は古くは鉱山の町として繁栄しましたが、現在は過疎化人口減少が急速に進んでいます。しかし二つのノーベル賞受賞につながったニュートリノの研究施設スーパーカミオカンデのある町として全国に名が知られるようになりました。 飛騨市の人口は約23,000人ですが、神岡町は人口約7,600人、高齢化

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医師7年目で救急センター部長を経験した感想

前回ちゃんと自分の投稿をしてからけっこう経ってしまいました。 感じたこと、思ったこと、書きたかったことはたくさんありましたが、なかなかまとまった時間をとれずに、書けずにいました。 4月から千葉県館山市にある安房地域医療センターという二次病院に異動し、救急センター長という肩書をもらいました。「長」なんて書けば聞こえは偉そうですが、実際のところは、自分の科所属は僕一人なのです。「長」でもありますが、「ヒラ」でもあります。 初期研修医や亀田救急や安房総合診療科の専攻医からローテ

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想像以上に たわわ でした。

今、掛川では素敵なチームが動き始めています。 どこから話せばいいのだろう。 2019年3月、僕はシンガポールにいて、St.Luke's Hospitalという地域密着の病院を見学していた。日本は高齢化率世界1位!という看板を引っさげての訪問である。 だけども、病院に来た人だけをケアすれば良いと思っていた自分のとって 「市民のニーズに合わせて病棟機能をアップデート」 「高齢化について次世代の人に知ってもらう活動」 「地域の施設への知見の共有や介護予防活動」 「障害を持った方

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プロジェクトマネジメント

今日は、今度の勉強会でファシリをすることになったため、プロジェクトマネジメントについて学んだ。 去年も学んだはずなのに、PMBOKってなんだっけというところから始まる頭の中である。 日本語では第6版が出ている。 2021年3月に英語では第7版が出ているようである。 自身が始めたプロジェクトは2つある。 いずれも感染症の流行という「リスク」を考えられていなかったので、予定の内容を実施できなくなっている。 一つは仲間の協力を得て、おかげさまで心温まるプロジェクトに変化し

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山海里まちの診療所家庭医

初期研修2年間 家庭医療専攻医として、後期研修3年間を終え、 2020年度から山海里町の診療所に赴任しました。 山海里診療所 と呼んでみます。 この町とは医学科3年生からの付き合いです。 地域医療サークルの合宿でお世話になり、初期研修の時にも地域医療研修でお世話になり、かれこれ10年入り浸ってきました。いい所なんです。 この町で地域医療ができることに日々ドキドキ、ワクワクしています。 家庭医 の成長には日々の振り返りが大事と言われています。専攻医としてポートフォリオを

薬薬連携を進めるきっかけとは

薬剤情報提供サマリーを用いた入退院時の薬薬連携に取り組み始めてから4年程が経ち、今では社内の新人でも書けるほどに浸透しました。また、ありがたいことに色んなセミナーや講演でお話しさせていただく機会も多くなりました。 この取り組みは、これまで全然進まなかった薬薬連携を進める最大のきっかけを与えるものだと考えています。 そもそもなぜ、これまで薬薬連携が進まなかったのでしょうか。 僕自身、大学では当たり前のように薬薬連携や地域連携について習いました。 しかし、現場に出てみると、

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2021年度も半ば noteの方針変えます

2021年も11月になりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか? 2021年度の抱負 さて、これまで脈絡なく、感想文のように思うことを書いてきたこのnoteブログ。 この記事に2021年度の抱負をしたためておりました。 1. 臨床 外来や病棟、発熱外来など引き続き実践します。 2. 新型コロナワクチン接種対応 コロナ予防接種が、もうちょっと時間が経つと始まるので、その準備、有事対応を引き続き行っていきます。 3. 専門医試験 有無を言わさず合格!これが多分まずは一番大事

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デジタル田園都市構想を眺める

あんたもデジタル田園都市構想なる政府の方針の話を見たかい? もぉ、シンプルにネーミングセンスがよくわからないって感じで、そもそも何がやりたいんですっけ?って聞きたくなるやつだよな。 まあ、なんかデジタル化するんしょ?いいじゃんって思うやつも普通にいると思うんだよ。 でだよ。 まあ、イメージだけで誰かの意見をダメって言ってたんじゃなんにもならないってオッサンは思うのよ。 そこで、政府が用意してくれているデジタル田園都市化構想についての説明資料ってやつを見つけたんで斜め読

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